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ラチチュード
 フィルムの持つ露出の寛容度をいう。平たくいうと、フィルムに記録できる光の量の幅である。光量が低い(暗い)ものから光量の高い(明るい)ものまで写し取ることができるほどラチチュードが広い。
 ラチチュードが広いと、露出が多少はずれていてもプリント時に救うことができる。ネガフィルム、特にモノクロフィルムはラチチュードが広いが、ポジフィルムは狭い。ネガは±10、ポジは±5程度だそうです。
暗い┣┳┳┳┳┳┳┳┳┳╋┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┫明るい
       ├────┼────┤      ネガはラチチュードが広い
         ├──┼──┤        ポジはラチチュードが狭い
ポジフィルムネガフィルム

リバーサルフィルム
ポジフイルム

リモコン
 コンパクトカメラの定番となりつつあるのが付属のリモコン。機種によってリモコンの機能は違う。離れたところからの撮影機能はたいていのリモコンが備えている。これがセルフタイマーの代わりとなる。セルフポートレートなどではリモコン付きコンパクトカメラの方が一眼レフより便利だったりする。
 ズームコンパクトカメラでは、リモコンからズームもコントロールできるものもある。
 問題はどうやってなくさずに持っていられるかということで、ストラップに着けておくなど各社とも工夫を凝らしている。
 ほとんどの場合、赤外線でコントロールし、作動範囲はカメラの前方(赤外線の受光窓はカメラの前面にあるため)5m程度。

レフ板
 レフレックス(反射)板のこと。一眼レフのレフと同じ意味(一眼レフではレンズから入った光をミラーで90度上に反射させ、ピントグラス上に像を結ばせている)。ギンギラの銀レフ、白いボードの白レフがある。イヤな陰を消したり、暗い部分を白レフで「起こして」やったりする。ただの白い紙をおくだけでもぜんぜん違う。スケッチブックを簡易レフ板として利用している人もいる。
 逆に反射をカットして陰を作る(「落とす」などという)のに使われるのは黒いケント紙で、「黒ケン」「ケント」などと呼ぶ。

レンジファインダー
 カメラの種類の一つ。撮影用のレンズと別に作画用のビューファインダー光学系を持ち、距離合わせ(レンジ)用ファインダーも備えているものをいう。Lマウントライカが代表格。Lマウントライカは2つのファインダーを持っていて、レンジファインダーでピントを合わせ、ビューファインダーで作画する。
 距離合わせファインダーはその後ビューファインダーと合体して一つになった。Mマウントライカが代表格。距離合わせと作画を同時に行うために、二重像合致式を採用しているものが多い。つーか、それ以外の方式ってあるのか分からない。レンジファインダーとビューファインダーを一つのファインダーに統合したのはCONTAXが最初。
 ちなみにオリンパスXAも立派なレンジファインダーカメラ。

レンズシャッター
 カメラ用レンズはたいてい1枚レンズではなく、複数のレンズが組み合わされて作られている。レンズ群とレンズ群の間にシャッターをおいているものをレンズシャッターという。
 レンズとシャッターが同一ユニットとして扱われることが普通で(昔のカメラでは前玉群、レンズ、後玉群に分割できるものもあった)、レンズ交換のためにはシャッターごとレンズを交換することになる。このためレンズ交換式カメラには向かないが、小型にできること、フランジバックを気にする必要がないことが利点となっていて、現代のコンパクトカメラはたいていレンズシャッター式である。


レンズ付きフィルム
 名前の通り「レンズのついたフィルム」であって、カメラではない、そうです。裏話としては、よーするに販路の問題で、カメラをカメラ店以外で売るのはイカンと、だからこれはカメラじゃなくてあくまでフィルムだと、そーゆーことでレンズ付きフィルムはいろんなところで売られるようになったと。そーゆー話がありますが真偽はわかりません。
 1986年7月1日にフジフイルムから発売されたのが最初。当時は110カートリッジのカメラだった。10万台という予想に反して、初年度で100万台を突破してヒット商品となった。
 登場当初は「使い捨てカメラ」として親しまれたが、メーカー側はリサイクル製品であるとしてこの言葉を必死に打ち消そうとしているのでした(実際、現像に出すのと同時に回収されるわけだからリサイクル率はかなり高そうだ。ま、リサイクルをはじめたのは発売後しばらくしてからですけど。ちなみにフジが最初のリサイクルセンターを作ったのは90年5月、神奈川県足柄工場近くに設置された。この辺の話は「写ルンですの循環生産システム」をみると良い)。
 多くはF10前後のプラスチックレンズと、1/100〜1/125のシャッタースピードを備え、ISO400、800などの高感度フィルムが装填されている。登場当初は110フィルムだったが、やがて35mm(最初の35mm版は1987年7月1日発売の写ルンですHi)が主流となり、現在は35mmとAPSが半々といったところ。
 1990年代に「だってめんどくさくないじゃん」とばかりに女子高生の定番アイテムとなった。

レンズバリア
 オリンパスがXAで初めてコンパクトカメラに導入されたのがレンズバリア。要するにレンズを覆っておくものなんですけどね。レンズバリアの導入が現在のコンパクトカメラの主流「ケースレスカメラ」を実現させた。それまではレンズはむき出しとなっていたため、カメラにはケースが付き物だった。
 レンズバリアの導入で、カメラをケースなしで持ち歩くことが出きるようになり、携帯性が向上した。
 他にレンズ保護の方法として、レンズの直前に保護用のフィルターをつけているものもある。

ローキー
 全体に暗く、明度の低い画面をいう。ハイライト部分まで暗くなっているのは単なる露出不足の写真であって、ローキーではない。→ハイキー

露出
 フィルムに当たる光の量をいう。光の量をはかって、フィルム感度に見合った適正量にコントロールすることを露出を決めるという。この調節はシャッタースピードと絞り(→絞り)でコントロールする。
 写真を撮るには、必要な分量の光をフィルムに当てる必要がある。仮に、適正な光の量をコップ1杯分の水に例えると、絞りとシャッター時間の関係は水道の水に例えられる。
水と露出1

 蛇口を開けると時間あたりの水量が増えて短い時間でコップ一杯の水が溜まる。

→絞りを開けると一度に入ってくる光の量が増えて、シャッタースピードは短くて済む。

水と露出2

 蛇口を細くすると時間あたりの水量が減ってコップ1杯分の水を溜めるのに時間がかかる。

→絞りを絞ると、一度に入ってくる光の量が減るので、コップ1杯分の水=適正な光な量になるまでには時間がかかる。つまりシャッタースピードを遅くしなくてはならない。


 コップに水を溜める場合、同じコップ1杯の量の水を溜めるにはいろんな蛇口のあけかたと時間がある。蛇口を絞って長い時間をかけても、蛇口を開けて短時間で溜めてもよい。要は適正な量の光(=露出=コップ1杯分の水)をフィルムに与えれば写真は写るのだ。すなわち、同じ露出を得るための絞りとシャッタースピードの関係は複数存在することになる。
 同じ露出を得るための絞りとシャッターの組み合わせが複数あるということはどーゆーことなのか。絞りを開けてシャッターを速くすれば動きを止めてみせられるし、絞ってシャッタースピードを遅くすれば被写界深度が深くなる、という写真表現が可能なのである。かくて写真の世界は広がるのであった。じゃじゃん。
 なお、人によって適正露出には好みがあって、明るい写真が好きな人は大きめのコップを持ってますし、暗めの露出が好きな人のコップは小さいので持ち物を見れば大体写真の好みがわかります。ってなんの話だ?(あ、ただの冗談ですから気にしないでね。わかんなかったら上の説明をもう一回読んでチョ)

露出倍数
 TTL測光方式の一眼レフでは関係ないが、ボディ側で測光するコンパクトカメラなどでは、フィルターをつけた場合に測光値と実際にレンズに入る光の量に違いが生じる。このため、露出が変更されるようなフィルターをつけた場合は、測光した値を変更してやる必要がある。この変更値を露出倍数と呼ぶ。
 露出倍数のかかるフィルターには、リングに露出倍数が×2、×4などと書かれている。×2とあれば、ISO設定値を数字の少ない方に1段(ISO100なら50に)、または露出補正を+1する。×4ならISOを2段少なく、または露出補正を+2する。

露出補正
 AE(自動露出)はカメラが判断した適正な露出で絞りとシャッターをセットする。ところが、逆光や、主要被写体が中央にない場合など、AEが自分の望んだ露出にならないケースはままある。
 そんな時にAEの判断より意図的に明るくしたり暗くしたり、露出を調節/修正することを露出補正という。たとえば逆光で人物を撮る場合、背景の明るさに引っ張られて人物の顔が暗く写ったりする。こんな時、自動露出が決めた露出値よりも明るく補正して撮影する。こうすると人物の顔がちょうどよい明るさで撮影できる。これを露出補正という。
 プラス補正とマイナス補正があるが、これは「明るめに写したいから光を足してやる→プラス補正」、逆に「暗めに写したいから光を引いてやる→マイナス補正」と覚えるといいでしょう。
段階露出ISO


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