性能表 京セラKYOCERA/コンタックスCONTAX CONTAX G1
コンタックスG1
発売年月日:1994/9発売
定価:ボディ143,000円。ホロゴン16mm/F8 28万。ビオゴン28mm/F2.8 5.7万。プラナー45mm/F2 3.7万。ゾナー90mm/F2.8 4.7万。
(中古価格ボディ3.6〜6万円 98/4現在)
画像を見る(88K)、裏(32K)、システム図(32K)。※カタログからの転載です。
2005/8/5のチェックで生産中止に移行。
| キーワード:401g〜500g 135フィルム レンズ交換式 AF(オートフォーカス) 高級コンパクト レンジファインダー 生産中止 |
| 形式 | 35mmフォーカルプレーンシャッター式AFレンジファインダーカメラ |
| レンズ | レンズマウントはCONTAX Gマウント。マウントアダプターの仕様でカールツァイスレンズを使うことが可能(制限付き) |
| 撮影距離 | 0.5m〜∞ 90mmは1m〜∞ 測距方式はパッシブ式 |
| シャッター | 上下走行式フォーカルプレーン AVモードでは1/2000〜16秒 マニュアルモードでは1/2000〜1秒・バルブ フラッシュ同調シャッタースピードは1/100以下 電子レリーズ 1コマ、連続(最高秒2コマ)、セルフタイマー、多重露光 |
| 露出および補正 | マニュアル設定/絞り優先AE TTL中央重点ダイレクト測光(レンズにより外部測光) 測光範囲1〜19EV 露出補正±2(ステップ0.3) ABCブラケット時は±0.5または±1の補正 |
| フイルム感度 | ISO25〜5000 マニュアル設定時は6〜6200 |
| ストロボ | X接点、ダイレクト接点、シンクロターミナル付き TTLオートストロボ、マニュアルストロボ コンタックスTLAストロボ使用で終幕シンクロ可能 |
| ファインダー | 実像式ズームファインダーで、レンズによって視野が切り替わる。視野率90% 倍率0.57 |
| 電池 | CR2×2個 |
| 大きさ | 133(幅)×77(高さ)×42(奥行き)mm(ボディ) |
| 重量 | 460g(ボディ) |
| その他特徴など | ・オートローディング・自動巻き上げ・巻き戻し ・巻き上げはS(シングル)、C(コンティニアス。最高2コマ/秒の連続巻き上げ)の2モード ・多重露出 ・カスタムファンクション ・+0.3から-2Dで視度補正可能 ・電子セルフタイマーは10秒 |
上記の他に、別売りのデータバック(定価2万)もあるが、コマ間写し込みは実現されておらず、魅力がない。他に各種フィルター、フード、カメラバッグ、ストラップなどのアクセサリーもある。
発表当時から話題をかっさらった新世代レンジファインター。これまでのレンジファインダーとは異なり、完全に電子化され、LEICAでストップしていたこの分野の近代化に大きく貢献した。あのLEICAにあのCONTAXが再度なぐり込みをかけた、という点でもエポックメーキングな機種である。
発売直後には90mmゾナーを使ったときに後ピンになるということが報告されたが、現在では修正が施され、問題はない。G2発売以降、G2と共に発売になった21mmと35に対応するため、ROMの載せ替えサービスもあった(現在でもこのサービスをやっているかどうか不明)。
電子化の恩恵はAF一眼レフ世代に大きなアドバンテージとして認識されたが、マニュアル一眼レフ世代には逆に欠点として映った。ただし、マニュアル世代にもG1はかなり大きな魅力を持ったマシンのようだ。初期の電子化ならいざ知らず、これだけのバトルプルーフを経てそれなりのノウハウが集積された時代の電子化である。魅力がないわけがない。
撮影画面が直にみられる一眼レフの利点によって、プロカメラマンのマシンとしては一眼レフの座が揺らぐことはないだろう。だが、アマチュアカメラマン、ストリートフォトグラファーなどスナップショット派にとってはレンジファインダーは大きな魅力だ。ミラーショックがなく(手ブレしにくい)、撮影中もずっと肉眼感覚で画面を見続けられる(一眼レフではミラーが上がるので撮影した瞬間の画面がみられない)という利点があるからだ。いずれもシャッターを押した瞬間に利点がある。
しかし、G1ではこのシャッターの瞬間に電子化の賛否が集まった。絞り優先AEやABCブラケットなど、電子化の恩恵は大きく、これらの点では賛成派が多数を占める。シャッターの問題は、シビアな撮影には我慢のできないほどのタイムラグをG1が持っていたことから起こった論議だ。シャッターを押した後にレンズが駆動して実際にピントを合わせるため、ここにコンマいくつかのタイムラグが生じるのだ。機械式ならこのタイムラグはない。
これを最大の課題として改良され、スピードアップを図ったのがG2である。これで一応の解決ということになるのだが、G1より短くなったとはいえ、タイムラグはまだある。
また、レンジファインダーといえば二重像合致方式が常識だ。ピントが本当にあっているのか確認できるこの機能は捨てがたい魅力がある。AF化に伴って、G1では二重像合致方式が省かれており、これもマイナスイメージだ。もともと目測式では正確にピントを合わせられないことから二重像合致方式が出てきたのだ。せっかくのレンジファインダーなのに、AFが効かない場面では目測でしかピントが合わせられないのであれば、時代に逆行したことになる。二重像合致方式をそのまま残し、AFでは二重像がすっと自動的に重なるようになれば非常にいいと思う。マニュアル時にはもちろん二重像で合わせればよいのだ。二重像が合ったときにはすでにピントがあっているのだから、前述のタイムラグの問題も解決できる。G3ではぜひこの機能を実現してほしい。
資料メモ:「カメラ年鑑96/P190(日本カメラ増刊)」「カメラ年鑑97/P206(日本カメラ増刊)」「カメラ年鑑98/P209(日本カメラ増刊)」「カメラ年鑑2001/P224(日本カメラ増刊)」ほか