ミュージカル
「風を結んで2011」
シアタークリエ
20011.6/4(土)〜19(日)
中日劇場
2011.6/26(日)
シアターBRAVA!
2011.6/28(火)〜30(木)
明治という激動の時代・・・
若者たちは何を夢見て、
消えていったのか・・・
甲斐さんからのMessage
日本の旋律が紡ぐ物語
日本の物語をミュージカルにすることは、私のライフワークです。
オーストリア人が『エリザベート』を誇りに思うように、
アメリカ人がコール・ポーターの作品を上演して
「ニューヨークって素敵でしょう?」というように、
美しい日本の言葉とメロディーで、
日本人が日本のミュージカルをつくらないでどうするのだ、と思うのです。
日本には世界に誇れる文化や物語があるのだと、
ミュージカルのつくり手である私たちもお客様も共に
胸を張れるような作品をつくりたい・・・
そんな想いの中で『風を結んで』の音楽を紡いでいきました。
幕開けは、会津藩士がちのコーラスから始まります。
詩吟がベースになっていて、日本独特の明治時代の寮歌風につくりました。
劇中の曲は、日本の七〇年代ポップスの雰囲気が基調になっていて、
作品全体を和物的な音と和風ポップスで構成しています。
幕末から明治初期という激動の時代の青春群像を、
きわめて日本的なメロディーで表現してみるとすごく肌合いがいいんですね。
複雑な西洋の旋律を理解しなければと緊張しながら見なくていいんです。
この物語の男たちはいわゆる落ちこぼれですが、
人生の目標をそれぞれ見出していく姿に、
曲をつくりながら「がんばれよ」と心の中で彼らを応援していました。
そして男たちの間には二人の女性がいる。
一人は才気にあふれる進歩的な女性、
もう一人は伝統的な女性観の中で生きている。
その二人の対立の音楽もとても面白く聴いていただけるのではないかと思っています。
お芝居自体には笑いの要素もたくさんありますので、
笑いながらそして泣きながら観ていただけたら幸いです。
そして、この作品がこれからの日本のありようを考えるきっかけになったら、
こんなにうれしいことはありません。
- 公演パンフレット引用 -
-あらすじ-
慶応四年(一八六八年)八月。
会津藩白虎隊の士中二番隊・四十二名は、
夜明けと同時に起こった官軍の一斉射撃にさらされて壊滅。
飯盛り山に逃れたその半数の隊士たちは、
市中の火災を若松城落城と誤認して、
次々と自決して果てた・・・。
時は流れて、
明治九年(一八七六年)。
版籍奉還、廃藩置県、
そして廃刀令の発布と、
目まぐるしく時代が移り変わろうとしていた、
そんなある日のこと。
道場一剣豪・橘右近に真剣で勝負を挑まれた片山平吾と、
仲間の田島群兵衛、加納弥助は、
ひょんなことから洋行帰りの大林由紀子と捨吉に助けられる。
大林由紀子は、本物の武士による
「パフォーマンス」
一座を結成したいのだと言い出して三人の度肝を抜く。
一方、右近の妹・静江が、
橘家の苦境を救うために岡場所に
身を売ろうとしているのを知った平吾たち三人は、
静江を救うために金の工面をしようと奔走するのだが・・・。
STAFF
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CAST
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演出・振付 | 謝 珠栄 | 片山平吾 | 中川晃教 | |
脚本 | 大谷美智浩 | 田島郡兵衛 | 藤岡正明 | |
音楽 | 甲斐正人 | 加納弥助 | 小西遼生 | |
美術 | 大田 創 | 静江 | 菊池美香 | |
照明 | 小川 修 | 佐々木誠一郎 | 照井裕隆 | |
歌唱指導 | 矢部玲司 | 新畑伝四郎 | 小原和彦 | |
音響 | 山中洋一 | 栗山大輔 | 俵 和也 | |
殺陣 | 渥美 博 | 斎藤小弥太 | 加藤貴彦 | |
衣装 | 西原梨恵 | 捨吉 | 山崎銀之丞 | |
ヘアメイク | 趙 英 | 橘 右近 | 大澄賢也 | |
舞台監督 | 佐藤博 | 轟 由紀子 | 大和悠河 | |
演出助手 | 斉藤歩 | |||
振付助手 | 平野瓦 | |||
稽古ピアノ | 國井雅美 | |||
太田裕子 | ||||
制作 | 服部優希 | |||
岡本義次 | ||||
製作 | 東宝 |
みのすけ感想語録 あっきーが凄いです! 歌唱力からパワーから物凄く圧倒されます。 作品的にも前回よりさらにパワーアップです。 また再演しないかなぁ(^-^)/ |
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