The Musical
「AIDA」
アイーダ





STORY




時は、古王国時代のエジプト。

ファラオが支配する強大な国エジプトは、
宿敵エチオピアと再度の戦いを起こそうとしていた。



新たな戦いを前に、
戦士ラダメスは自分こそが将軍に選ばれるのではという期待に胸を躍らせ、
勝利の暁には、
恋するアイーダに愛を告げようと決心する。

アイーダは、実はアイーダに愛を告げようと決心する。

アイーダは、実はエチオピアの王女。

だが、先の戦いでエジプトに囚われた彼女もまた、
祖国の敵と知りつつ、強く逞しいラダメスに心惹かれていた。



しかしラダメスは、この国で最も強大な力を持つ1人である、
エジプト王女アムネリスの想い人でもあった。

ラダメスのアイーダへ向ける視線から、アムネリスは二人の仲を疑い始める。



ついに新将軍が選ばれる時が来た。

神官が告げたその名は・・・・「ラダメス」!

新将軍率いるエジプト軍は勝利を収め、
アイーダの父であるエチオピア王アモナスロらを囚人として連れ帰る。

勝利の褒美としてラダメスが望んだものは・・・・
何と「エチオピア人の解放」だった。



「憎しみではなく慈悲を」というラダメスの弁に困惑し、
彼に反対するエジプトの人々。

だがファラオはラダメスの言葉を容れ、
ついに囚人を解放することを決断する。

アイーダは平和を訴えるラダメスをまぶしく見つめながらも、
叶わぬ恋の行方を思い、
絶望に暮れるのだった。



捕虜を解放し、
エジプトは一見平和を取り戻したかに見えた。

だが、アイーダの兄ウバルド、アモナスロ王ら、
エチオピア人たちの心にくすぶる復讐の火種は、
決して消えない。

アモナスロはファラオ暗殺を企み、
王の身辺が手薄になる時をラダメスから聞き出すよう、
アイーダに命じる。

祖国か、愛か。

激しく揺れ動くアイーダの心・・・。



その心を解かしたのは、
ラダメスの情熱的な愛の告白だった。

突然のことに戸惑うアイーダ。

だがやがて、すべてをかけて愛を貫くラダメスの想いを受け止める・・・。



束の間の幸せに浸る二人を、
思いもよらぬ運命が待ち受けていた・・・。