「ピアフ」
PIAF




 
STORY




エディット・ピアフ・・・
本名エディット・ガシオンは
フランスの貧民街で生まれ、
路上で歌いながら命をつないでいた。

ある日、
ナイトクラブのオーナーがエディットに声を掛ける。



「そのでかい声、どこで手に入れた」



「騒がしい通りで歌っても、
歌をきいてもらうためよ!」



“ピアフ”・・・“小さな雀”
の愛称がついたエディットの愛の歌は
たちまち評判となる。



華やかで順風満帆は人生にも見えたピアフだが、
私生活は孤独で切実に愛を求めていた。



ピアフが見出し、愛を注ぎ、国民的歌手へと育てあげた
イヴ・モンタン、シャルル・アズナブール。
ボクシング・チャンプのマルセル・セルダン、
生涯最後の恋人となる若きテオ・・・。



最愛の恋人を失った時も、病が身体と心を蝕んだ時も、
エディット・ピアフは愛を求めて、
マイクに向かい続けるのだった。