Musical
「レベッカ」
REBECCA




 
STORY




「わたし」は、ヴァン・ホッパー夫人の付き添いで
モンテカルロのホテルを訪れる。

内気で上流階級の振る舞いに不慣れな「わたし」は、
夫人から不作法さや無愛想さをどやされてばかりいた。




ある日、イギリスのコーンウォールに大邸宅マンダレイを構える
上流紳士のマキシム・ド・ウィンターがホテルにやってくる。

優雅で上品なマキシムに「わたし」は目を奪われる。

ホテルの宿泊客たちは、去年ヨットの事故で亡くなった
マキシムの妻、才色兼備のレベッカの噂でもちきり。




翌朝、風邪で寝込んだヴァン・ホッパー夫人を
部屋に残して一人朝食のテーブルに着いた「わたし」は、
隣のテーブルにいたマキシムから「一緒に朝食を」と声をかけられる。




その後の数日間、夫人が寝込んでいる間「わたし」はマキシムと共に
時間を過ごし、二人はどんどん惹かれ合っていく。

ところが突然、夫人がニューヨークへ戻ると言い出し、
悲嘆にくれる「わたし」。

別れを告げるとマキシムは突然「わたし」にプロポーズ。



あまりの幸せに夢見心地の「わたし」に対してヴァン・ホッパー夫人は
先妻レベッカはイギリスで評判のレディであり、
「わたし」にマンダレイの女主人が務まるはずがないと告げる。

「わたし」は愛の力でマキシムを幸せにすると決意する。




ハネムーンを終えた二人がマンダレイへ到着すると、
家政婦頭のダンヴァース夫人はじめ、
大勢の召使いに出迎えられ、
その雰囲気に「わたし」は圧倒されてしまう。




マキシムの親友でありマンダレイの管理をしているフランク、
そしてマキシムの姉・ベアトリスたちから温かく迎えられるものの、
屋敷のすべてを取り仕切るダンヴァース夫人との関係、
女主人としての振る舞いに戸惑い始める「わたし」。

レベッカのものを生前と変わらずに管理するダンヴァース夫人、
マキシムに隠れて屋敷に出入りするレベッカの従兄弟ファヴェル・・・

屋敷のいたるところ、人々の心の中にまで
レベッカの存在は今も濃く残っている。




期待に満ちあふれた結婚生活に忍び寄るレベッカの影。

そして、レベッカの死に関する疑惑が持ち上がり・・・。