PRISM MORN > 未完成小道 > 日記12冊目


さらにそうした名付けの背後には、世界に対する働きかけの感覚の変化があ るように思う。
毎日が飢えとの戦いであるような世界と、真夜中に近所のファミリーレストランで何種類ものケーキが食べられるような世界とでは、当然ながら人間の世界に対 する期待値が違ってくる。
後者のような世界では、子供に対する願いもインフレ化するだろう。
「正夫」「幸子」から「怜央」「美佑」へという変化の背後には、戦後という時間のなかで日本人の期待値が膨張してきた歴史を読みとることができる。
親たちは、幸福で優しい子、というだけでは満足できなくなったのだ。
(穂村弘『もうおうちへかえりましょう』)


[87] 立ち止まれば、嬉し いことばかり Date:2004-12-15 (Wed)
またまた日記をさぼってしまいました。ここ数日は、仕事の空き時間にクリスマスカードを書いたり、本を読んだりしていました。

『ブラフマンの埋葬』(小川洋子)の結末には、タイトルから予想されるとおりのできごと が待っています。読者が驚くとすれば、一貫した静謐さに対して、でしょうか。烈しい感情の揺れというものが主人公の心には起こらないのです。娘に対する思 慕もはっきりと言明されてはいません。この静けさを美しいと感じる人もいれば、怖ろしいと感じる人もいるでしょう。私は後者でした。

続いて趣味の本と、その嬉しいおまけについて。『ミニチュア庭園鉄道』『ミニチュア庭園鉄道2』の 購入者を仮想株主と見立てた株主総会(森博嗣社長による講演会)に出席してきました。場内の層は厚く、鉄の人もちゃんといらっしゃいましたね(笑)。もち ろん私の隣に座っていた人(……)もそのうちの一人です。まぁ我が家のゲージはNとZなのですけれど。
そうそう、「社長の余技が冴える」『ナ・バ・テア』も読破しました。若くして○○という展開 に、大人気シリーズのあの人との共通点を感じました。続編『ダウン・ツ・ヘヴン』も書き終 わっているそうで、さらに新シリーズの原稿を一部、スクリーンで公開してくださった!(講演会が終わっても“出待ち”さながら、社長を囲んでいた株主たち は見ることができたのです。Mちゃんが登場しているシーン。笑) もったいぶるという言葉とは無縁の先生……サービス精神にあふれてます。すごいです。

今年は暖冬だそうですが、ときおり寒い日がやってきますね。私はひきかけた風邪を撃退したところです。
仕事の合間に、「あの人のために小説を書こう」という思いがぼんやり浮かびました。帰宅後、その相手から手紙が届いていました。赤い縁ですね、きっと。何 しろこんな日常ですから、このまま自分は文章を書くという行為から離脱するのではないか…とも感じていたのですが、来年にはゆっくり再始動します。どうい う形になるかはわかりませんが、あまり自分を追い込まないように心がけたいですね。生きているだけ、生活しているだけでも、奇跡の瞬間の連続だと思います ので。

それではまた。サイトは年内に少し更新できればいいなと思っています。

[86] 恋のよう Date:2004-12-05 (Sun)
いいな…と思うと、気持ちを止められないのです。遠くから見ているだけでは我慢できず、近づきたくなります。
これまでにも誰かに惹かれる度に、新しい世界を知ろうと努力してきました。晴れてお近づきになれた後、長いおつき合いとなった人もいれば、もう会わないだ ろう人もいます。それでも、憧れていた人達の仲間に入れてもらえた日って忘れられないものです……。
そして今も夢を見ています。もっと知りたくて、見ていたくて、私を知ってほしくて、話をしてみたくて、うまい方法(笑)を考えているところです。そのため にはまず自分に投資をしなくてはならず、しかも世間様には「時間の無駄」と言われるようなことだったり……(笑)。
惚れたらすぐ、ぐじぐじせずに飛び込んでいける人もいるとは思うのだけれど、私は違うのね。「傾向と対策」から入るの。情けない、恥ずかしい性格だよね。 いくつになっても基本傾向は変わらないみたいです。
……とにかく楽しい毎日です。楽しければいいじゃん、と言える日が続いています。遊んでいるうちに師走なのだけれど!
(失礼している方々には、必ずや数日中にご連絡いたします〜! 本当にゴメンナサイ。)

最近の読書。ようやく読めた『迷宮百年の睡魔』(森博嗣)の哲学にしびれました。『弱法師』(中山可穂)は二編しか読めなかったのだけれど、じりじりしました(笑)。『卒塔婆小町』の 編集者像がすさまじかったなぁ。
お仕事の昼休みに街へ出て、本屋さん巡りをしました。本多孝好さんの新刊二冊が気になります。

[85] 元気です Date:2004-11-26 (Fri)
バージョンアップして帰還する予定でしたが、今やもとの場所には戻れない私です。帰還スクロールなんて使わないわよ。本当の人生 はキノコと共に(謎)。

1.読書記録

 目標に向かって一日一日、課題をこなしてきた一年。けれど予定どおりに運ばず、筆力も伸びず、夢よりも大切な今の生活ががたがたになっていた。もっと ゆったりと、おおらかな目で人生を眺めたいと思い、休むことにした。
 そんなお休みの期間、最初に手にした本が『幸福不感症』(曽野綾子)だったのはこれもまた 神様の思し召しと思われる。『週刊ポスト』連載のエッセイから特に国際関係に関わる内容を集めた一冊とのことだが、まさに膝を打つ正論が詰まっている。そ して、今私がいるこの場所が絶対ではないという事実を思い出させてくれる。
 次に、気になっていた作家の本を読む。『シルエット』(島本理生)。表題作はとても高校生 が書いたとは思えない完成度の高さ。文章もいいし、飽きさせない。
 『段ボールボートで海岸』(千頭ひなた)は『蛇 にピアス』と同時のすばる新人文学賞受賞作。長いわりにはすんなり読めた。久しぶりにジェンダーに取り組んだ作品を読んだ気がする。一人一 人答えの違うことなのだから、今後も出てきていい主題。
 作家が「書き続ける将来」を選択することになる岐路を振り返る話を二つ読む。まずは『あなたを、ほんと に、好きだった。』(内藤みか)。こんな素直な小説はこの著者には一度しか書けないだろうなぁと思った。自分の弱さを言葉にしているところ がいい。何年か経ってからしか書けないものは当然ある。PIZZICATO FIVEのおしゃれな音楽が耳の奥によみがえる作品。
 そして『九月の四分の一』(大崎善生)。長編よりも断然いい! 今回は丁寧さが鼻につかな かった。言葉の選び方が美しい。装丁も好き……イギリスのどこかの風景写真なのだろうか。1300円以上の価値ありと思う。『ケンジントンに捧げる花束』 にはあざとさを感じつつも心動かされる。年を取り、経験を積んでから小説を書くという道もあるのだ、という見事な一例。
 『ニート』(玄田有史、曲沼美恵)は話題になっていたので手に取ったのだが、不満は残る。 深刻さが伝わらない。数値データと堅実な改善策よりも、衝撃的な映像を好む悪趣味な視聴者である自分を実感。
 雑誌で何編か読んでいた『よろづ春夏冬中』(長野まゆみ)がまとまった。贅沢。『ウリバタ ケ』から『獅子座生まれ』につながる話が好き(年齢の問題かな、笑)。書き下ろしの『猫にご飯』もおもしろい。
 『いま、会いにゆきます』(市川拓司)はちゃんと“からくり”ありで好印象。小さな絵もか わいい。
 『英国鉄道文学傑作選』(小池滋・編)の中ではチャールズ・ディケンズの『信号手』にぞく ぞくした。『おやすみ、かわいいデイジー』(ジョン・ウェイン)も好きだなぁ。
 そして親友がくれた『ツキの天使がやってくる秘密のレッスン』(恒吉彩矢子)はわかりやす いセルフヒーリング本。気負わず実践できるまでに回復した自分が嬉しい。

2.舞台と映画

 普段はあまり映画を見ない私なのだが、十月、『下弦の月』と『is A.』の二本を見る。前者については、小学生ペアがよかったくらいしかコメントできない。後者は小説で言うところの「叙述トリック」にしてやられました ね。思い返してみればちゃんと伏線はあったわけだし。少年犯罪と親の責任というホットな題材で、たいへん興味深く見た。
 『ハリーポッターとアズカバンの囚人』と『キル・ビル VOL.2』は英語音声で……要するによくわかっていません(苦笑)。
 舞台は『赤鬼』(野田地図)と『マダム・メルヴィル』、STUDIO LIFE『ドリアン・グレイの肖像』を鑑賞。ミュージカル『The Phantom of the Opera』(ハー・マジェスティーズ劇場)をディスカウントチケットにて。劇団四季バージョンを初めて観たのは中学生のときだったかなぁ。以来、これ以 上に音楽のすぐれたミュージカルにはまだ出会えません。アンドリュー・ロイドウェバーによる映画版ももうすぐですね!

[84] 這いつくばって Date:2004-10-15 (Fri)
結局、深呼吸なんてまだできていない。
こんなにしんどい気持ちを味わったことはこれまでにないと思った日々に顔を埋め、ようやっと息継ぎのように今、書いておかないと叫び方を忘れそうだからこ の日記に向かっている次第。(←文章を直すために頭が動かないので、このまま。後で嫌になって消すかもしれないな。)
叫ぶモードになった自分をおもしろく見ている。今日は。

四半世紀、しょうもない奴だとあきれながら自分とつき合ってきたけれど根っこの部分では自分が好きだったのね。でも、どうしようもなく嫌いになってしまっ て、こいつは信用ならない奴だ…って感じで。帰りたい場所もなくて、消滅してくれ…と強く願って、もう駄目だと思った。そもそも発端となる変化は三ヶ月以 上前にあったし、その上に不運が重なり、強く怒りを感じることも起こって、湯水のように(?)お金を使えれば少しはましだったかもしれないのだけれど(そ うではなかったから)いろいろときゅうきゅうになってしまったのだ。私も相方も渦に投げ込まれたような状況で、「誰か助けて」と泣きつきたいのに、誰もい なかった。
考えても結論は出ない。わかっているのは、きっと私は「負けてもいいや」と思えるようにならなきゃ、またしんどくなるのだろうということだ。鈍感になりた いなんて、もし人様が書いていたら、何て傲慢な…と思うのだろうな。とにかくセンサーがずれているので、整体のようにゆがみを直したい。
でもそれとは別に、変わりたいと思い始めた自分を少し「いいぞ」と認めている。すべてを投げたのではなく、理想…とまでいかなくても、ちょっといい方向の ようなものは見えているのだ。

何を叫びたいと思っていたのか忘れてしまった。そもそもタイトルに「這いつくばって」と書いてあるけれど、そんな実感はありません。倒れてもいないし、 這ってもいない。ただ眼精疲労と睡眠不足由来と思われる鼻炎を毎日発症しながら、「私ってかわいいんだけど、しょっちゅう鼻水垂れてるよ」という顔で仕事 をして。露骨な視線を浴びていると、女になりそうで不思議。

そう、ときには勢いが大事だと思ったんだ。
台風の夜に友人と会う約束をしていて、精神状態が悪くてキャンセルしようと思ったけれど、思いきって会うを実行したら、意外にもそれが回復のきっかけに なったと今はわかる。ちょうどその後、仕事も休みで、驚くほど状態がよくなった。
まだきっと波の上下はありそうで、明日がどうなるかとかわからないし、メール書こうと思って心に浮かべる人はいるけれど、許してほしいです。

[83] 省 エネモードに入ります Date:2004-09-23 (Thu)
数日前に『探偵伯爵と僕』(森博嗣)を読了。
子供がらみの犯罪について、おおぜいの作家がそれぞれ作品を発表しているが、森先生はこう来たか、と驚きながら読んだ。挿絵が素敵! ミステリゆえ、内容 について多くは語れないのだが、ちゃーんと「森ミステリィならでは」のしかけもあり、楽しめた。

【お知らせ】
先々月来、『深呼吸の必要』を感じていましたが、このたび『ロングバケーション』を取得することにしました♪

ネットに関しては、しばらく省エネモードに入ります。
地下コンテンツもありますので、当サイトのファイルは移動や削除をせずに残しておきますが、日記更新も滞る(というか休む)ので、毎日見ていただかなくて も大丈夫です(笑)。
掲示板書き込みやいただいたメールへは都合のつく限り、お返事したいと思っています。
“朝来みゆか”を消滅させるつもりはありませんが、不正アクセスを発見した場合はサイト閉鎖もありえますのでご了承願います。

官庁街から海外を経て、きっとバージョンアップして帰還します(こう書くと立派でしょ。全く見栄っ張りでよくないねぇ)。
復帰のあかつきには、どうぞまたおつき合いよろしくお願いいたします。
末筆ながら皆様のご活躍をお祈りしております。お休みの必要な方は早めに取りましょう(笑)。

[82] 辛口 Date:2004-09-20 (Mon)
昨日は真夏日だったのね。どうりで暑かったはずだ。
今朝は眠さを振り切り十時に起きて、シャワーを浴びて洋服を着たのに(かなり大変な道のりなのだ、私にとっては)、どうやら願いは叶わない様子……。焦れ ながら待ち、夕刻になり肩を落とす。今更ぼやいても仕方ないけれど、期待した分、落胆は大きい。欲望の寸止めは苦しいっすよ?

相方が「欠伸軽便鉄道の株主総会」の申し込みに出かける。抽選結果は十一月までわからない。相方からのメール、「レジが森先生だったら当選にしてくれたと思うんだけどなぁ。天賞堂の袋を持っていたので」――そろっ て出席したいものである(そろそろ観念してファンクラブに入会すべきか)。
私は一人でお昼ご飯。蕎麦をゆでる。葱一本みじん切りと納豆二パックを混ぜてトッピング。辛くて泣きそう。どう考えても葱の分量が多い(笑)。水にさらせ ばよかったのかしら。
なんと相方も神田のお蕎麦屋に寄ってきたとのこと。いやぁ、夫婦って本当にいいものですね(苦笑)。
新しいプリンタも買ってきてくれた。導入は次の休日かな。これで現プリンタがいつ動かなくなっても大丈夫。

来月のTOEIC、受験申し込み〆切が迫っているけれどどうしよう。「女は海外に逃げてはいけない」と齋藤薫先生の大きな瞳ににらまれている気分。
母いわく「易きに流れるのは人間の摂理ざますやん。退化とは違いますねん」と。

いかんなぁ、誰の応援も信じられなくなってきた。改稿が進まないものだから(下手なことはわかるが、ではどうすればよくなるのか見当がつかない……指摘箇 所が多くて滅入っているのかしらん)、自分が自分を嫌いになりそうだ。どうも集中できないので、とにかく指摘箇所だけを見直す。でもまだ四分の一くらい。

[81] 半端 Date:2004-09-19 (Sun)
暑いっすねぇ。窓を開けて風を通そうとするもすぐに耐えられなくなり、冷房に手を伸ばしてしまいます。28℃設定だと涼しすぎ て、29℃だと暑いです。窓辺のワゴンに植物の鉢を並べているのですが、ちょうどエアコンの真下に当たるためか、ミラクルフルーツはいくつ花が咲いても実 になりません。

プリンタの価格比較サイトを見て、あーだこーだ言ってたら、「数百円を気にする暇があったら他にすることがあるんじゃ」と叱られました。第五話の書き直し 作業に入りました。ちっとも進まないよー……。
齋藤薫先生の著書によると、私は「熱中体質」と「恋愛体質」のどっちつかずなのでは…という気がしてきます。

『迷宮百年の睡魔』(森博嗣)は幾度も手に取りながら、まだ読めていません。こんな精神 状態で森ミステリィを味わうわけにはいかない、とブレーキがかかるのかもしれません。
心の中も、身の回りも、何もかもが半端なまま今日が終わります。

明日、桃色の服を着たあの子が見たい。願いよ、叶え!(めちゃくちゃな文法 だ。)

[80] grow worse Date:2004-09-18 (Sat)
一つの絶交をこっそり撤回する。

三連休の初日。相方と諸般の用事をこなす。道中、私の駄目な部分を指摘される。しかも、以前より悪くなった面について。
すぐに決断できない……「わからない」の一言で済ませるか、パニック状態に陥る……
言ったことも聞いたことも忘れてしまう……
相手の状況がどうあれ話しかけ、勝手なペースで話し続ける……説明不足のまま話題を替える……

社会性の欠如――物事の対処能力が落ち、周囲への気遣いがおろそかになっていると。ひいては、読み手への配慮が足りず、作品が下手になっていると。
(最近、まずい作品を書き、恥ずかしくも他人に読ませてしまったのだが、その悪がまさか生活態度に起因するとは気づかなかった。)

努力し続ければたいていの技能は向上するのだと信じていた。どうやら小説はそんな簡単なものではないようだ。着想、構成、取材、執筆、推敲……孤独な作業 に没頭しつつも、最終的には読者へのサービス精神を形にするのが真髄かもしれない。
人間はいい方向にも悪い方向にも変われるのだという事実を忘れていた。たとえば年を取れば性格が丸くなるなんて、誰にも、どんな条件下でも当てはまる法則 ではないし、心は柔らかくも硬くもなる。

相方は言う。
「だから働け。人間観察目的としてだけではなく、己の社会性を磨くために外に出ろ」
このままの私では駄目だということ。未来はないということ。実はまだ素直にうなずけない。駄作を駄作と認めるよりも、言動の問題点を自覚する方が難しい。
心療内科への相談を相方が考えるほど、私の状態って駄目なの?
私の周りには昔から人格者ばかりがそろっていて、最も身近にいる人が困っているほどだから、きっと…言われるまま、そのとおりなのだろうなぁ。(今日は相方が朝食を作ってくれて、洗い物までしてくれた! 予定を立てるのも、車の運転もすべて相方任せだった。私 は叫んでるか笑い転げてるか寝てるか、のどれかだったもんなぁ。)
確かに私はバランス感覚が歪んでいて、忘れっぽくて、いくつもの用件を並行して片づけるのが苦手だ。外で働くというのは、まさに多重処理でものごとを進め るということ。そんな難しい日々を送れるのだろうか、怖い。怯えは甘えゆえ。ちょっとやそっとじゃ動じない、恐れない強さを持つには、やはりもっといろい ろな経験が必要なのだろう。怠惰や甘えが文章力の劣化につながるならば、早く自分を変えなければいけないんだなぁ。
頭を使わなきゃ。あのときは残業を含むフルタイム勤務とラッシュ通勤がつらかった。家事もできる女だと思われたくて、食費も節約したかったから、毎日お弁 当を作ってたっけ。おかげで職場では眠かった。社員のプライベートな事情に関わりすぎて腹が立った。お給料を流行の服や小物につぎ込んだ(未だに使ってい るから元は取れたかも、笑)。今度はどうすればいいか。賢く、賢く。

染谷の『恋する騎士』を何度も聴く。幻想に安らぐ。そういえば苦境に立つと好きな人ができる駄 目な人間だったよ私は……(笑)。もちろん“逃げ”の恋はほとんど成就しなかったのだけれど、こんな私でも恋愛体質を公言してもいいんでしょうか。

[79] 駆けつけ三杯 Date:2004-09-17 (Fri)
大好きなのです、『ソウル・ミュージック ラバーズ・オンリー』(山 田詠美)。飽きずに何度でも楽しめます。私が好きな“かっこよさ”なの。

公立校の公開講座最終講義後は「反省と希望の会」と銘打たれた飲み会に参加。話題は文学の遺産と未来、家庭の愚痴やのろけまで多岐に渡りました。現役の学 生さんとお話しできる機会がもっと欲しかったなぁ(というのが、大人組の一致した意見)。
秋冬新色の口紅を塗ったせいか、茶系のニットの色味が暗かったせいか、「今日、顔色悪いね」と作家先生に言われました……。チークが足りなかったかしら? (笑)

既にぽわわんといい気持ちになった後、場所を変えながらお酒を飲み、お友達とたくさん喋りました。お互いのサイトにてある程度、日々の動きを把握している 仲ではありますが、直接会って甘えられるとなお幸せなのです。頼れる人が一緒だと、私の方向音痴ぶりはいつもにも増して進行します。ごめんよぅ。

[78] カウントダウン Date:2004-09-16 (Thu)
本日はお仕事の後、カルチャースクールへ。『点と線』(松本清張) について話し合いました。連載ゆえに一つ一つの章が短く、二転三転する“アリバイ崩し”を一息に読めます。発表当時と今では時刻表、交通網は変わっていま すが、ある種の歴史小説として見れば全く遜色はありません。タイトルがマジかっこいい。倣って書くなら『面と球』なんてどうかしら。まるでスポーツ小説ね (笑)。
夜はお食事会。梅酒サワーで酔っ払った!(笑)
「現代小説で二、三年がんばって駄目だったら、推理を書け」と言われました。
歌壇はあわただしくなりそうですが、私が楽しみなのは岡井先生主催の再来月の朗読会です。ほむほむの新作発表が聞けるんだーい。

「なりきりチャット」なるものはどこかで横目に見たことがあったのですが、同じくメールシステムでも「なりきり」が成り立つのね。当然よね。
パロディ作品として、複数キャラの台詞や行動を考えることには抵抗を感じないのですが、誰か知らない人とお互い何かのキャラになりきってメール交換するっ て……すごーいかもー。完全に閉じてるんだよ。しかも文章が手元に残るんだよ。まさに“私の知らない世界”だー。怖い物見たさにかられています(笑)。
でも私は誰かとの合作よりも、神様視点でお話を綴る方がいいな。だから何…というわけではないのですが!!

[77] 消えない想い、届かない想い Date:2004-09-15 (Wed)
昨日、今日と法事で忙しくしていました。
我が身につまされるわけですよ。長男長女である以上、順番通りの運命ならばやらなきゃいけないことがある、と。いずれその日を迎えて、ぎこちなく顔を合わ せる人ばかりという状況は嫌ですし……。「許せない」と意地を張っているのもそろそろガキくさいなぁと思えてきました。血縁の人との和解を考える季節なの かもしれません。浅くはない恨みがあるからすぐには態度を翻せないけれど、みんな死んじゃうんだものね……。も ちろん私が年長者より先に逝く可能性もあるわけで、そうなると私のレッテルは“非情な女”のままだ。
情よりも正義を優先し、利を取り、冷血な態度を表しがちだった私を変えつつあるのは、あの子です。
何十年か経った後、私は今の気持ちを思い出して感慨に浸るのかもしれません。恋とは呼べない、理不尽な愛しさはいつまで続くのかなぁ。未来はわからないけ れど、願わくは憎まずにいられますように。できるだけ長く心穏やかにあの子を見つめていたいのです。
街中のあちらこちらで、片肌脱いだあの人の宣伝ボードに出くわす度、虚ろな胸を確かめてしまう秋です。

異動に備え、相方のスーツをオーダーしてきました。担当してくださったおじさまが素敵で、仕上がる前から満足(笑)。たまには私だけでなく相方も被服費を 使わなきゃね!(違う?)

[76] 一泊セレブ Date:2004-09-13 (Mon)
三泊四日の海外旅行が中止になったので、贅沢な国内一泊旅行をしてきました。一度振り込んだ旅行代金が戻ってきたのをそのままつ ぎ込んだ形。満足感から逆算すれば本当に安い! お誕生日の前祝いだもんねー♪(「誰の?」とセルフ突っ込 みも空しいほど前倒しですよ。つい、翌日誕生日を迎える人の名を挙げてしまいがちですが。)
久しぶりに運動らしい運動をしました。タラソテラピーと水泳で体を動かした後は、夕食のビュッフェで張り切りました……。一体何人分食べたのか。こんな繰 り返しだから痩せないのね。
宿泊地はブルーベリーの丘(要英訳)。以前に職場の先輩、後輩と泊まったときは私の記憶違いでなければコテージでしたが、今回は新しい建物なのかな、ホテ ル棟です。暑くもなく寒くもなく、穏やかな風が吹き抜ける海辺で、レストラン棟からホテル棟への夜のお散歩も心地よかったです。
部屋は南欧風。枕が柔らかいのが難点ですが、間違いなく、予定していた海外のホテルよりもクラス感アップです。リッチでラグジュアリーでセレブです (笑)。
スマスマまで時間があったので、『ブリジット・ジョーンズの日記』のビデオをフロントで借りて見ました。残念ながら日本語吹き替え版。この映画の英語はお もしろいと聞いていたので、いずれ字幕版も見てみたいです。

タラソテラピーの合間に読書。
『チェルシー』(桜井亜美)には、Coccoやリリィ・シュシュの歌が転載されており、 そういう世界が好きな人はきっとこの小説へも心酔できるのだろうと思いました。エッチシーンは意外によかったです。でも著者の“癒しファンタジー”の パターンは「有名校あるいは賢そうな軟弱少年/青年と、出会ったばかりでエッチ」なのかしらね。意地悪な見方ですみません。読み終えたときはそれなりに満 足していたのですが、次に読んだ本の衝撃が大きすぎて……。
『エッグスタンド』(月村奎)、加筆修正された文庫版ですが、ちょっと何これ。どうして そんなことがわかるのよ…と汗が出てくるほど、十代の私が書かれてるんです(危ない人っぽい発言ね)。育ってきた家族、経てきた恋がまざまざと暴かれてい て、心に痛い。決して「私イコール100%透」ではなく、ある部分では宏一に共感し、文乃に共感し。修司も松田もいい奴。十代、二十代の世界ってまさにこ んな感じだよね。親たちの気持ちも……彼らの目を通してみれば、うん、少しわかるよ。
月村さん…丁寧なだけのBL作家じゃないですね。年上攻は好きじゃないと公言していた私が、一冊ごとに引きずり込まれてます。刊行順に読み進めているわけ でもないのに不思議。小道具の用い方など、うまい作品を問うなら他にもっとありそうなのに、どうしてでしょう。保存本決定です。

[75] Paint me Black Date:2004-09-12 (Sun)
来年のカレンダーの予約が始まりましたね。百花繚乱のグラビアタレントさんのポーズに目移りしてしまう方も多いことでしょう。胸 より脚、腕が好きな私は基本的にキョニュウ系には興味なし。いわゆるスレンダー系、もしくは露出度の低いお嬢様系が好きでございます。とはいっても、滝沢 沙織さんほど着込まれてもびっくりしちゃいますが(笑)。『プライド』のイメージなのかな。森下千里さんの内容見本は飯島直子さんのCMのあれと同じしか けね、と思いつつもやはり目を奪われました。
それにしても髪の色を黒く戻している人、男女とも多いですねー。和物映画(超楽しみだっ)を撮影中のあの子だけじゃないんですねー。私もリタッチが面倒に なってきました。美容師さんにメッシュを薦められたこともあるのですが、あまり派手にすると仕事を選ぶし?(笑) っていうかキャラじゃないでしょ。

秋めいてきた日曜日、相方は一人日帰り旅行に出かけました。そして私は黒い話にとりかかりました(笑)。イメージカラーが黒なのよ。特に〆切が迫っている わけではなく、枚数制限(min/max)もありません。シリーズ物の推敲に入るまで何もせずにいるのが嫌だから、とりあえずコンセプトだけ立てました。 掌編四つでひとまとまり。ぼちぼち書いていくつもりです。
読書は桜井亜美さんの新作(?)、自殺願望ネタ。一つ一つの章が短いので、すいすい読めます。

今月末の投稿時までプリンタが持つかどうか問題です。カラーのインクヘッドはもう寿命のようで、クリーニングを何度もくり返したら新しいインクカートリッ ジがほとんど空になってしまいました。テキスト出力にはブラックインクの機能が生きていればいいので、どうにかだましたいところです。来月、各メーカから 新機種が出るタイミングで旧機種を安く買いたいわ。口コミ情報などを参考に、希望はほぼ固まりました。

[74] 遊ぶぜ! Date:2004-09-11 (Sat)
『熊の場所』(舞城王太郎)にうなる。三島賞候補となったタイトル 作は回想という手続きを用いながら、小学五年生の感情がリアルに描かれている。子供の残虐性からの連想で乙一氏を思い出したのだが、こちらの方がより“男 の子”っぽい。友達との距離の計り方も、父の教えの根づき方も自然でいい。
『バット男』はコミカルな短編かと思いきや、弱者がさらなる弱者をいためつける人間社会のシステムを冷静に見抜いた秀作だった。来月、舞台化されるよう で、持田真樹ちゃん(いくつになっても「ちゃん」づけで呼びたいかわいらしさ! あの“芸能人無理矢理デー ト番組”でシチュエーションに入り込むあまり涙を流した役者魂!)が演じる亜紗子を見てみたい気もする。
以上二編は読みやすい文章だったが、書き下ろしの『ピコーン!』は舞城節炸裂で私はパス。なお、本文イラストも舞城氏によるもので、ううむ、味がある。

休日を迎えた途端、むさぼるように読書とは大げさだが、とにかく本が欲しくなる。読もう読もうと思っていた一冊『バーバーの肖像』(早乙女朋子)をようやく手に取る。作者は子役出身で…と聞いていたが、このデ ビュー作には特にそういう背景は書かれていない。家族と、家族のような周辺の人達の交流を描いた回顧録であり、少女の成長小説である。全体的に綺麗にまと まっている。世界の見え方が変わるできごともちゃんと起こる。ただ、臆病と設定されている主人公なだけに、ちょっと地味な印象はあるかなぁ。

なーんてのんびりしていたら、シリーズ第五話と第六話を受け取ってくれた相方から呼び出された。
「文章が下手になってる。暗闇で人物が動いているところにスポットが当たっているような感じ。動きから書き始める狙いはわかるけれど、先へ読み進めてもど ういう場面か説明が出てこない。状況がわからない」
私を気遣いながらの指摘。やばい。最初の一節、ほんの数枚を読むにも苦労したようだ。同じ原稿を親友にも渡してしまったよ。(もしここを見てたら、ごめん、率直に「読みづらい」って言ってくれていいからね!) 執筆中は先へ先 へと進むのに必死で、自分の弱点がなかなか見えないから、小さな違和感まではっきり教えてくれる相方は本当に貴重。一番怖い読者がそばにいる幸せ!! 好 き好き!(告白なり。) 他にお願いしている批評も木曜、金曜にはいただけるはずなので、すべて手元に集まってからどっしり腰を据えて推敲に入りましょう かね……。それまでは遊ぶぜ!(笑)
掲載中断になっているアレもどうにかせにゃならんと思うが、新作を書きたいのだー。

[73] 熊 ブームです? Date:2004-09-10 (Fri)
『熊の敷石』(堀江敏幸)は最初戸惑った。流麗な文章なのだけれ ど、読む側にもそれなりの教養が求められているような気がして。芥川賞受賞作の『熊の敷石』と同時収録の『砂売りが通る』はどちらもうまいこと持ってくる よなー、と感心するタイトル。一見地味でお堅く見えるけれど、どこか風刺が効いている。
続いても“熊”つながりで(笑)『熊の場所』(舞城王太郎)。ソフトカバーではないのに、表 紙の手触りがふにゃふにゃしていておもしろい。色遣いは派手だけれど、こういう装丁好きだわ。中身を読み始めてすぐ、「この素材か、来たな」と背筋を伸ば した。

あ、でもワンダフルの冬物のくまプリントを買う予定はありませんので(笑)。今月はフェアだっけ。しばらくはショップに行く時間もないなぁ。

[72] しばらく Date:2004-09-09 (Thu)
お仕事をしていました。パソコンを操作しつつも、80%は接客業です。向かう先が毎日異なるので新鮮です。出稼ぎ&家事で精一杯 なため、読書もお休み。日記に書けることは特にないんですよ……「こんな人がいて驚いた」という内容は陰口のようでみっともないし、企業秘密をばらすわけ にはいかないし(笑)。一言で言えば「楽しいですよ」。
そして来週は海外に行くつもりでしたが、親戚の訃報を受けて予定変更です。ばたばたした日が続きます。

サイトはこのまま小規模運営を続けていきたいと思いますが、正規の入口からではないアクセスに悩んでおります。最初は何かの間違いかと思ったのですが、ほ ぼ毎日続くため、対策を講じないと…と不審な気持ちになっています。
htmlファイル以外の箇所でブックマークに入れていらっしゃる方、どうか自覚していただけますよう……。
このサイトを毎日ご覧いただけることはたいへん嬉しく感謝しています。ぺこり。

[71] バ ランス Date:2004-09-06 (Mon)
今日は仕事が入らず……。家でゆっくりするか迷ったのだけれど、頭でっかちにならないよう体を動かそうと決めた。家事を片づけて 出かける。
知人宅を訪ね、馬刺を初めとするごちそうをいただく。近頃、食欲旺盛なのだ。秋だわね。

『レインレイン・ボウ』(加納朋子)はバランスのいい短編集だった。虹の七色が綺麗にに じみ出ている。
高校時代の部活の仲間、一人一人にスポットライトが当たってゆくのだが、キャラが書き分けられているのはもちろん、話の重さや連なりもいびつにならず、美 しい。ただ最後の『青い空と小鳥』だけは、「陶子の職場ってどんな人がいたっけ……」と前作『月曜日の水玉 模様』を思い出す必要があった。読んだのがずいぶん前なので、あきらめたけれど(笑)。
働く女にも専業主婦にも仕事のない女にもあたたかなまなざしを注げるのが加納さんのいいところだと思う。私個人としては仕事をがんばっちゃう女に憧れるの で(照)、『スカーレット・ルージュ』の編集者・陽子や、『緑の森の夜鳴き鳥』のナース・緑に近いキャラを作る傾向がある。今回も「こういうの読みたい し、書きたいなぁ」と思ってしまった。
しかも私は先日、短編連作のストーリーがパターン化している、という致命的な指摘を受け……あぁ、理想ばかり描きすぎなんだなぁと反省。親友に読んでもら うときに別プロットも添えておこう。

[70] 努力が生む奇蹟 Date:2004-09-05 (Sun)
今日のお仕事は催事での販売。私もつい今期物のカシュクールニットを買ってしまいました。お値段は1.5時間分の労賃くらい。顔 見知りの人は日給をはるかに超えた買い物をしていました。何て危険な仕事でしょう。

(地震におびえて寝てしまったので、ここからは翌日に追記。)
『鉄道員』(浅田次郎)はうまいなと思う。手を替え品を替え日本人の涙腺を刺激してく る。もう会えない誰かへの恩愛や懐かしむ気持ちを抱いたことがある人ならば、この短編のどれかにきっと心動かされると思う。相方はそれほどでもなかったよ うだが(汗)、
「あえて選ぶならどれ?」「『オリオン座からの招待状』かなぁ」「私も……」と、またもドライな似た者夫婦ぶりを露呈した私たちだった……。(もちろん表 題作の職人意識もいいし、『角筈にて』の師弟愛もいいと思う。サラリーマン哀歌。) 「あとがきにかえて 奇蹟の一巻」と題された文章には著者の努力の過 程が素直に記されており、興味深い。

以下、他に書く場所もないのでつまらない文章を載せておく。
『新選組』の後、Nスペ『子供が見えない』を見た。愕然とした視聴者は多かったのではないか。たとえば“あの人は他人の思考を見通すことができる”とか、 “自分の本当の親はどこか別にいる”とか、“あいつが病気になったのは自分が呪ったせいだ”とか、突飛で夢見がちな思いつきを信じ込んでしまうのは、昔か ら子供の特質の一つでもある。しかし、霊的な意味や信仰からではなく「死んだ命が生き返ることがある」という現代の子供の夢想は、別の根っ こから生まれてきたように思えてならない。放送中、とある教室では「命は生き返ると思うか」という命題に三十三人中二十八人が「思う」と手を挙げていた。 (もちろんこれは周囲が手を挙げたから何となく自分も手を挙げたという浮動票も入っていると思う。挙手制ではなく、紙に答えを書かせるとか、先に「生き返 るとは思わない」者を問えば結果は違っただろう。) 「命が無二のものである」という法則を明示して教育しなければならない時代になったの だ。その際の教材選びもまた難しい。なぜなら子供達は「動物は生き返らないけれど、もっと生きたいと願いながら死んだ人間は生き返る」と語っているからで ある。若年の自殺、他殺の頻発はそこに理由の一端があるのかもしれない。ヒトはあまりに特別になりすぎたのか! 生物飼育の体験や食肉製造過程の見学では 片づかない、ねじ曲げられた“命の法則”が子供を支配しつつある。
かくいう私も、本当に死にたくはない、あきらめたくない、生きたい、と心を強く持つようになったのは十代の終わりだったように記憶している。生の喜びの実 感が観念と結びつき、将来への希望が確立されるには、ある程度の年齢(もしくは死に瀕する強烈な体験)が必要に思う。けれど恐怖の裏面ではない生の喜びを 子供に感じさせるのは難しい。
余談。「自分をわかってほしい」と親に願う子供はそんなにも多いのだろうか。100%理解されていると感じながら育つのもなかなか苦しいものだと思うが。 しょうもねぇ親だな、だけどあっちは一生懸命やってるんだろうし、くらいに思って見切りをつけた方が自立はしやすいだろう。“アダルトチルドレン”ブーム から早数年、振り子がまた逆に向かっている気がしないでもない。社会構造、環境は変わってゆくし、常に「完璧な教育」「迷わない育児」はないから…ね。

[69] 他者の目と逃げ道 Date:2004-09-04 (Sat)
元同僚の一人が産後職場復帰したお祝いの会に参加しました。主賓が住むマンションのパーティールームを借り切り、昼間から乾杯。 主賓を含め、お子様連れ夫婦が二組いて、通常の飲み会とは異なるにぎわしさでした。一歳半と一歳、二人とも言葉は発さないものの、親の携帯電話を奪い合う 行動がおもしろかったです。どちらのお子様も気だてがよく、泣きわめいたり吐いたりせず、顔立ちも綺麗で、育てやすそうだなぁと思いました(あくまでも他 人の目で見た感想です)。客観的に考えれば世界中で最も秀でた子供ではない、それでも、この子が一番、と思えて、口にできるのが親なのだろ うと思います。本音は、どんな親でも、この子がもっとこうだったらいいのに…と感じることはあるでしょうけれど。
私はやや体調不良だったため、これから続く仕事三昧(社会人として珍しくもない程度なのだけれど、ブランクがあるし)の日々を考え、貸し切り時間が終わっ たときに失礼してきました。夜は友人が出演するお芝居を観たかったのですが、鼻炎に負け、あきらめました。演出家を掲げずに、役者のみで作り上げたステー ジ、とても興味があったのですが……。

人と会う日にふりひらを着るかどうか迷うことがあります。「これを着れば痩せて見てはもらえない。流行に乗っていると認めてももらえない。それでも 私は着るのか」と自問するのです。もちろん会う相手にもよるし、相方が同席かどうかも判断に影響してきます。本当に、装うことは難しいで す。着ていった結果、「いいいよねぇ、こういうのを着られるのって」などと言われればそれはまた嬉しく受け止めます。「うちに遊びにきて、着てみる?」な んて返したりして。
今日は4℃の編み上げTシャツ+シフォンスカートにnolly'sのストレッチジャケットを合わせていたのです。元同僚女性たちに「痩せたね」と言われま した。そんな優しい言葉に喜ぶ私が確かに存在します。ゾウリモチーフのペンダントも「あ、それテレビで見た」と指差され、女子は目ざといなぁと汗をかきま す。
着痩せ効果を狙うのはそもそも「理想の自分より太っているから」です。本当は自分の体なんだから自分が満足できるのが一番の目的とはいえ、いかんせん地道 なダイエットも過激なトレーニングも大枚をはたく手術もできない…となると、私は手っ取り早く“着るもの”でどうにか目くらまししようと思ってしまうんで すよ。たとえ「私は痩せている」と思えなくても、「痩せて見え」ればとりあえず安心する……そんなことないですか?
そして話はますますいやらしくなっていきますが、もし理想の体型に変身できたとして、どんな服でも迷いなく着られるようになるかと考えると答えはYESで はないのです。今度は「痩せた自分を見せつけたい」という気持ちが湧いてくると思うからです。太って見えることが悪という風潮が日本から消 え失せる日は遠いでしょうね。

[68] 新 記録122 Date:2004-09-03 (Fri)
稲城市で仕事の後、川崎の学校に顔を出し(滞在時間三十分…)、天王洲で友人のダンス公演を観る。都内近郊にお住まいの方ならば おわかりいただけるかもしれないが、横長の三角形を描くように移動した一日。電車内の友は『鉄道員』(浅 田次郎)、コンタクトレンズが流れ出そうになる(笑)。分刻みで動いていたため、昼食は缶のココア、夕食は“毎日果実”で済ませたのだけれど、お金を下ろ す時間を作れなかった。公演チケット代を支払った時点で紙幣が消えたことを認識し、帰宅してお財布の中身を見ると122円。種も仕掛けもへそくりもなし。 友人に900円の貸しがあったんだけれど、「返してね」って言えなかったからさ……(笑、それをあてにしているのが大人として間違いかも)。ダンスを観に きていた学友たちとは次にいつ会えるかわからないと思い、借りるわけにいかなかった。
もともと現金を持ち歩かない性格とはいえ、これは新記録です。どうだ、と誰かに誇りたい気持ち。つけ加えておくと、パスネットとスイカもそれぞれ残額 1000円でした。

スフィアメックスへ続くデッキの壁にはガラスで覆われた掲示板があり、本日の公演のチラシと並んで『マダム・メルヴィル』のチラシ四枚が飾られていた!  わお。びっくりさせるなぁ。完売なのになおも宣伝するか。他にも公演はあるだろうに、なぁぜ? アートスフィアでやればいいのにーとも思った(ちなみに今 夜はピーターさんのコンサートが行われていたもよう)。
スフィアメックスでは以前にもダンスパフォーマンスを見たことがあるのだけれど、こんなにこぢんまりしてたっけ、と印象が新たに。まぁ、アパートの一室と いう舞台を作るにはいいのかもね。興奮させてもらえそうですよ。

[67] 季節労働の鐘の音が Date:2004-09-02 (Thu)
鳴ってマース。ややや、サイレンか? 誰か止めて火の車。二桁の赤字が 二ヶ月続くとさすがに胃が痛い。地味な生活なのになぜ…と家計簿をにらむ。もとより外食の機会は少なく、携帯電話も基本料金でまかなえている。家賃や駐車 場代が高いのは場所柄仕方ないとして、問題は美容・理容費に本代、旅行代、交際費だ。どれだけ考えても切り詰められないので(!)収入を増やすしかないと いう結論に至る。フットマッサージは自分でやろう……。
思い立ったが吉日、ちょっくら稼いでくんべ、と午前中は面接に行く。いい具合に単発業務の募集があったのだ。八名まとめて説明を受ける。タンクトップ二枚 重ねにルーズなパンツ、尖ったミュールの人に驚く……(注意されていた)。私はカネコのジャケットとパンツ。大好きなカスタード色で気分よく。ジャケットのインはINDIVIのカットソー。久しぶりのストッキング+パン プスで、帰宅後は「休足したい」のCMを実感した。
半年ほど遊び暮らしていたが(はたから見ればそうでしょ)、明日から派遣会社掛け持ちで平日、土日問わず働き始める。我ながら極端である(笑)。新しい職 場や仕事内容はいつも楽しみな私だが、反面、飽きっぽいのも事実(爆)。
何より怖いのは、お堅いオフィス勤務になると流行の服や雑貨が欲しくなる悪癖。私の定番は「シャープなフォルムに品よくフリルやレー スがあしらわれたデザイン(そういうものが長く好きでいられると確信した)」と心得て、お財布を引き締めておこう……。いいこと? 絶対に“切 りっぱなし”とか“色落ち”とか“ビッグトレーナー”は買わないからねっ。どんなにあの子が“ゆるカジ”の王者と呼ばれようとも。あ、キャリアファッショ ンは“ダメージ”や“ゆるめ”とは無縁か。ヒョウ柄オレンジの他に何がこの秋冬の流行な のか知らないや。クロップドパンツは欲しいなぁと毎年思いつつ……結局、使える美脚パンツに軍配を上げてしまう。流行って不思議だなぁ。各トップブランド のデザイナーさん方がこっそり打ち合わせて決めるんですか。まさか。流行色はどこかの委員会が発表するんでしたっけ。

でもね、本の町と呼ばれる駅で地下鉄を乗り換えるとき、すれ違う人達の会話が耳に入ってきて、くやしい…って思ったよ。
まぁとにかく、今の私にはあの子とBFがついてる。笑って年を越せるよう、がんばる。

夜は飲み会。「今夜で終わり」という解放感もあり、はっちゃけた(笑)。おにーさま、おねーさま、一年間楽しかったよ! SF歴史おじさま、「リズム感が ある」「大きくなって帰っておいで」との嬉しい励ましをありがとう。尊敬する編集者さま、「千波とみのり(ビアンもの)を書いてゆくのがいいんじゃないで すか」との直球アドバイスをありがとう。(いろいろ書きたくて腰を据えられない私でごめんなさい。) ずば抜けた天才の出現に尻込みしたと思われたくない ですが、しばしのお別れです〜。
……! 新作のタイトルについてご意見をうかがうのを忘れてたー。どどどうしよう(涙)。

[66] タイトル未定 Date:2004-09-01 (Wed)
PM4:45 まだ書き終えていないんだけれど、規定の三十枚超えちゃった。さすがに最後の山場は大きかった。まぁ前の方をつめ ればどうにかなるでしょう。
PM5:48 エンドマーク。三十一枚。ハサミを手に取る(本当はバックスペースとデリートキー)。そしてタイトルは候補の二つを並べて提出することにし ました(笑)。
PM6:59 メール送付。よし、買い物に行くぞ! 冷蔵庫も冷凍庫も空に近い。

Wordの“ぶら下がり”対象って句読点だけなのね。かぎかっこはぶら下がってくれないんだ。okwebなどでも調べたけれど、どうやら周知の事実らし い。
「あいうえおかきくけこさしすせそたちつて」
こう記述したいのに一行に収まらず(二十一文字とみなされるんだね)、
「あいうえおかきくけこさしすせそたちつ
て」

二行に分かれてしまうわけ。

困る。二十字×二十行設定なのに、二十字目がと共に改行されるため、行数が余計に増えてしまうのだ。
でもあきらめない。苦肉の策を思いつく。

その会話の段落だけを範囲指定して、
フォント文字幅と間隔にて文字間隔を狭くし、
[ページ設定]で指定した一行の文字数を使用するチェックを外す


これで“二十字目+かぎっかっこ”が一行に収まってくれる〜! 私、天才〜!
Wordの使用をやめたいのはやまやまなのだが、最近の一太郎はどうなのかしら。ATOKは買ったんだけどねー。
なお執筆時はmintというエディタを使っています。フリーソフトで軽くて縦書きができるのでお気に入り。

[65] 強く強く強く Date:2004-08-31 (Tue)
勘違いしてた。月末日だ……。もう九月かと思ってたよぅ。一日猶予が与えられたからといって、油断は禁物ですね。「明日」の完成 を目指してがんばるだけ。
あーどうしてこんなにタイトルって難しいんだろ。大げさすぎても地味でも駄目。とりあえずChemistryを聴く。こうナチュラルにかっこよくいきたい のよ!! 私が執筆中のおやじとChemistryさんは全く無関係ですがね。
AM9:00 新しいタイトルに改め、十六枚目からスタート。
26:00  日中、あまり進まなかったのよねぇ。二十二枚で最後のシーンに入る。


目先の物欲と、いくつかのつながりが、私を縛る。蜘蛛は己の吐き出した糸に絡め取られることはないのに、人間って不器用だわ。
“自分にふさわしいもの”を見極める力は未熟であっても、対価を支払って“自分が欲しいもの”を手に入れる覚悟は決めたい。
次のハードルを越えられたら孤独を恐れずに、遠くへ。ためらいも、しがらみも踏みつぶして、風に魂をさらして歩きたいな。
後からお金で買えるものよりも、今の私が逃したくないと思うのはタイミングだから。強くなりたい!!!!

そうそう、染谷ファンって読書家が多いのね。おすすめ本をメールで教え合ったりする。先日ライヴで顔を合わせた友人との挨拶は、「久しぶりー。オーラバ読 んだ?」だった(笑)。買ったんだけど飾ってたよ……今日、やっと読んだわ、『オメガの空葬』(若 木未生)。いつもにも増して、会話の力で引っ張っている気がする。まぁ水沢くんの早口も、冴子姫の姫っぷりも、十九郎ときーさんの会話も、それぞれこの作 品の魅力だと思いますが。っていうか、主要キャラ総立ちだから(ちょっと違う)。

『ウォーターボーイズ2』、今夜は斉藤慶太くんの演技が光ってたなぁ。「腹割ってください。俺達はもう信用してるんですから」だっけ、いいシーンだった。 次回は女子二人のバトルに注目かしら。栞たんの浴衣姿、マジでかわいいよー。ぽわわー。
(でも私が最高に好きな女子顔は、榎本加奈子さん、市川由衣ちゃん、サエコちゃんのようなぱっちりタイプなのだ。)(一方で、原史奈さんや 紺野まひるさんのようなすっきり美人にも惹かれる。)(なお、過去にトータルで一番燃えたのはグッピー由美子ちゃんです。)
つい“ボーイズ”ではなくて“ガールズ”の話に流れてしまった……。

こんなことではいかん、今から一分間、夢を見てきます。いい 夏だったよね。私も証人になれるわ。
――ただいまー。

あの子の恋人のコードネームが決まりました。「ボーイフレンド」。どうよ? 80年代風にBFなんて記述してもいいね。あの子とボーイフレンド、ボーイフ レンドとあの子、あの子のBF、BFの隣にあの子……どこから見ても完璧じゃないっすか!? はうぅ、お似合いだばー。最終候補に「足長ボーイフレン ド」っていうのもあったんですけれど、それこそ長すぎるから。
よーし、馬鹿になってきたー。強くなりたいとは書いたが、馬鹿になりたいとは思っていなかったはずなのにー。

[64] 永い留守番 Date:2004-08-30 (Mon)
お昼寝していたら電話が鳴った。
「ご案内なんですが、お父さんかお母さんはいらっしゃいますか?」
私の口をついて出た返答は「今、出てます」
余計なやり取りをせずにすんだけれど、私の寝ぼけ声って迷わず夏休みの子供だと認定されるほど幼いのか……? 納得いかないぞー。
ふて寝をしたら(笑)、巨大な口紅の模型をディスプレイしている階段(夢の中では新宿にある)から落ちて目が覚めた。両腕で手すりをたどりながら登ってい たのに、筋力不足で自身の体重を支えきれなかったよ。

遠くばかりを見てしまい、今手がけている課題があまり進まず。明日は集中して完成させよう。

[63] ハ ワイに行ってきたよ…気分 Date:2004-08-29 (Sun)
フラダンスの公演を観ました。耳に優しいハーモニーを聞きながら、雨を見て虹を見て踊り子さんたちに酔って、まさに魅惑のチキ ルーム!!(笑)
どんなに流行してもダンスはもうやってみたいとは思えないのですが(どうせ憶えられないし)、衣装がかわいいのー。ふんわりしたスカート、手首足首につけ た飾り。鮮やかな色。髪に刺した花。なるほど常夏の地ならばカネコ服も悪目立ちしないのでは…と思いましたよ。濃い舞台化粧のため、遠目にはダンサーさん たちの年齢は全くわからないのですが(終演後に近くで見てびっくり)、体型は歴然ね。お尻や腰が垂れてても太くても大丈夫、でも胴が細くなくてはっ、とガ リ専(汗)の私は思うのでした。いや私の好みはどうでもよろし。
ナレーターの方はさすがラジオ番組を持っているDJ、盛り上げ上手。片言の日本語は奥様に習ったそうで、最初に教えられた言葉が「かしこまりました」、次 に「申し訳ございません」、三番目が「サワコさんの言うとおり」とのこと(笑)。ほとんどのナレーションは英語で、歌はハワイ語。客席のファンとのやり取 りも英語。つかの間「ハワイに行ってきたよ」気分を味わいました。私にはアロハスピリットは欠けているということがわかりました……。ごめんよ彼氏。
しっかし今夜の『新選組!』は笑えたなぁ。たたみかける展開の後、「それなりにありがとう」でまとめる とは。なかなか書けない台詞だわ。

読み終えました、『ラッシュライフ』(伊坂幸太郎)、いいねいいねー。おもしろかったです よ。最初に難事件が起きて、現れた探偵役が解決するというタイプの話とは対極に位置するミステリ。何しろどこでどんな事件が起きているの か、何がどう絡むのかわからない。おおぜいの登場人物がそれぞれの人生の三日間を生きるわけです。芝居じみていて、風刺が効いていて……サーカス風小説、 とでも名づけましょうか。各キャラの行動は時系列的に並んでいるけれど、連鎖する事象が順番に読めるわけで はない(ネタバレ?)ところがミソかしら。犬が最高。

シリーズ最後の物語、暗いシーンは脱して十二枚。明日は一転しておめでたい場面を書くことになる。しかしタイトルがなぁ……一ヶ月前に決めたときには 「ok!」と思っていたのだけれど、今見ると「駄目じゃん……」。残る三日で、輝けるタイトルよ降ってきてくれー。

[62] 見積もり崩れ中 Date:2004-08-28 (Sat)
『Love Vacation』発売記念、染谷俊インストアライヴ&サイン会に参加。晩夏の雨宿りができました。『雨にぬれても』を聴けて嬉しかったです。アルバム 中、唯一私が弾いたことがある曲なのです。映画は観ていないけれど……。ラヴェルの『ソナチネ 第二楽章』は微妙な和音が綺麗。染谷オリジナル曲はまさに 染谷節。

本日、ホームシアター開業日です。演目は『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』。
クライマックス後もすぐには解放してくれない展開で、終わったときにはしばし呆然。使命って何、終わりって何…と真剣に考えてしまいました。
制作側や俳優陣はもちろん、この作品のファンの人をも尊敬しちゃいます。私は無理……大きすぎて、とても咀嚼できないわ。

『ラッシュライフ』(伊坂幸太郎)は約半分読みました。感想を書くのが楽しみです。
明日も頼まれ仕事で出かけなきゃならないのに、執筆は進んでいません。来週焦りそう……あーまたいつものパターンだー。

[61] そこにいた人 Date:2004-08-27 (Fri)
『黄昏の百合の骨』(恩田陸)読了。毒々しい印象が残る。やる なぁ、理瀬ちゃん……。善と悪に関する記述がよかった。

出かける用事は午前中に済ませ、お昼寝。
アラームが鳴って目覚めても、しばらく状況が把握できなかった。
「今何時? 私一人? どうしてこんな格好してるの?」
洋服を着たまま寝たのだ。パジャマに着替えたら際限なく何時間でも眠ってしまいそうだったからね。
手からすり抜けていった夢のしっぽの感触は柔らかくて、私はとても幸せになれた。そこにいたのが誰なのか憶えていない。普段は意識の表層には上がってこな くて、こんな午後にだけ私の気持ちをほんのり温める存在。きっと遠い人だ。
……強くなりたいなと思う。私の武器は……何?

漫画を読んだ。『可愛いひと』(紺野けい子)一〜二巻、『悩殺ジャンキー』(福山リョウコ)第一巻。ジャンルは違えど、どちらも私には造形できないキャラが活 躍する。漫画でしか出せないパワー、勢いも感じられておもしろい。
いかんいかん、かわいい男のコで息抜きしすぎたぞ。ナイスミドル目指してがんばるっ。
一男一女を持つ父親の気持ちが少しつかめてきたかな。六分の一(笑)、つまり五枚書けたところで今夜は中断。

[60] 生かすも殺すも Date:2004-08-26 (Thu)
いい季節ですねぇ。長袖の秋…は黒木瞳さんの詩集のタイトルだったでしょうか。
言葉が出てこない……そういえば今日もろくに人と話をしていません。一人きり、謎の多幸感に包まれているワタクシ。恋のせい? え、やっだー、そんなこと 言っちゃー。

ここにいる間に、せっかくだからできることをやっておこうと思います。いわゆる地の利を生かすという意味でもあり、限りある命を燃やすという意味でもあ り。
嘘の物語の中では、切り捨ててきたものを拾いに戻ることもできるのです。現実にはうまく一本道を歩けない私だから、繕い繕い、たとえ求むる結果が出なくて も続けているのだと思うのです(十年も)。
「過去を(ねじ曲げてでも)肯定したい」という思いが、原動力の大きな部分を占めていることは確かです。ちょっと弱気? 今を見据える覚悟も、輝く未来を 描く希望も、あるにはあるのですけれど。

今回の目標は、「苦み走った男の口調を自然に綴る」ことです。プロットにそって書き始めました。滑り出しは暗いシーンなので、ずんずん進むわけにもいか ず。
……あ、まだ夏でしたっけ。

[59] すべて気の病? Date:2004-08-25 (Wed)
午前二時前に地震があり、恐怖よりも眠気に襲われました(笑)。まるで部屋がゆりかごのよう。えーい、寝てしまえ。
七時前に相方を送り出し(きっと昨日早帰りした分の仕事があるのでしょう)、私は原稿直し。残りあと四分の一。真夜中の地震は東京湾が震源ですって。

昼食を済ませ、改訂版ファイルを送って、お昼寝……と思っていたけれど、あかん! 旅行の申し込みをせにゃー。結局、午後の間いろいろ用事を片づけていた ら眠りそびれたわ。
ちょっと叫ばせてもらおう。あの子が好きで好きでたまらな いんですけどー! どうしたらいいのー。そこら中に詩を書いて貼っておこうか(笑)。
でもときどき目が覚めて、愚かな自分が嫌になる瞬間があるのよ(瞬間だけで継続はしない、笑)。「自分に似ているところが好き」って、そもそもナルシシズ ムやんか。もし対面して話したとしても好感を持ってはもらえないんじゃないだろうか……いやん。相手を自分に引き寄せて見るか、自分を相手に近付ける か……うー、大問題だわ。ぐるぐる。よし、せっかくだから志は高く持とう。目標は 具体的に掲げ、野望は肌身離さずこっそりと。
先週まで騒いでいた口内炎も、「三日間で五十枚」をこなした途端に消滅し、今では綺麗さっぱり健康体です。どんなキスでも受けて立つぜ!(笑)

あぁ、お金を使うのはもう飽きた。お金を稼ぎたいわ。綺麗になりたいわ。賢くなりたいわ。そして高飛びよー!(ここまで欲望をさらしたら、どこからか何か 降ってこないだろうか。)
……結局、無能ゆえ、だらだらだらだらと消費するだけの毎日なのですが。マッキーのニューアルバムはどうなんだろう聴きたいなぁとか、KIのフェアのジャ ケットは私に似合うかしらとか、ついでだからオンライン書店であれこれ注文してみよう、なんてね。これ以上、ものを増やせない部屋の狭さなのに。
せめて小説を書くか。これしかないもんなぁ。テキストデータはかさばらないし腐らないし。

ゲスト原稿(改訂版)にokが出ました。完パケ? 半パケ? っていうか、脚本だ……。どんな風に料理してもらえるのか楽しみ。
またも自分へのご褒美として夜は『恋人達の接吻(要英訳)』のDVDを見ておりました。最近の映画DVDってすごいのね。特典映像が本編よりずっと多い。 先月、パーティーで知り合ったプロデューサーに聞いたとおりだわ。
この価格は安い、とまで思わせてしまう特典のボリュームに、私の三半規管は力尽きてしまいました。うぅ、試写会とか初日挨拶の様子は目に嬉しいんだけれ ど、カメラが安定していなくて気持ち悪い……。
監督の人物評(トークのみ)にはうなずいた。いいこと言うっ。そうなの。うっとりなのー。真面目に物作りをする人に昔から弱い私です。

メール返信、掲示板レス等、いろいろ気になっていることはあるのですが、ひとまず眠ります。お許しを。
明日からは正気に戻って、新作の執筆に励みたいと思います。一週間で三十枚。シリーズを締めくくる最終話です。大人の男を書くのだ♪
『黄昏の百合の骨』(恩田陸)を読み始めました。理瀬ちゃん再び。

[58] 二作目を観ました Date:2004-08-24 (Tue)
ヒャッホゥ! ゲスト原稿がひとまず仕上がったので、図書館へ。まだ日も沈んでいないし…と油断して歩いていたら、相方からメー ルが届く。
「『二つの塔』見られるかな?」
……平日に映画を観るなんて、我々らしくありませんね旦那! 何てアクティブ。狭いホームシアターだけどな(笑)。いそいそ早帰りしてくる あたり、私よりもよほど楽しみにしているんじゃないすか。
ホワイトシチューを食べながら鑑賞。一作目にも増してスケール感に圧倒される。話は重いけれど、むごたらしさを強調する映像ではない。キャラの成長も見ら れておもしろい。
特に好きなのは、レゴラスとギムリが倒した敵の数を競うシーン。器用に馬に乗るレゴラスにびっくり。でも全般的にアラゴルン様の首を傾げた様子や流し目 (?)にやられっぱなし。これでまた世間に一歩……(笑)。でも今、皆さんはオリンピック観戦に夢中なので すか? 特番が高視聴率をはじき出してますものね。つくづく自分は世間とずれた生活を送っていることよ……新聞、ニュースにはひととおり目を通しますけれ ど。
『王の帰還』はまだ借りてきていないので次の週末に。

『ウォーターボーイズ2』はエピソードの重ね方がうまいなぁ。栞たんはどんどんかわいくなってるし〜。

さて、日付が変わったところで原稿の直しをします。大きなNGは出さずに済んだようなので一安心。脳内女子校に旅立つわ。

[57] これからは、見積もりが甘いと言わせない Date:2004-08-23 (Mon)
以前テレビで放映された『ロード・オブ・ザ・リング』(知人にDVD録画してもらっておいたもの)をようやく見ました……ら、何 と最後が切れてるの! 画面には無情な「DVD不足」という文字が! 盤面を確認すると、「4.7GB 120MINUTE」と書いてある……。
休暇を取っていた相方と二人、「お預け」状態に耐えられず、レンタルビデオ店を開拓してきました。
夕食を摂りながらDVD鑑賞♪ 聞いていた以上に美しい。かっこいいねぇ、アラゴルン様。ボリュームたっぷりでおそらく映画館で見たら体力が保たなかった と思います。レンタルショップでケースは貸してもらえなかったので章立てがわからないのですが、びっくりする特典映像が入っていた……下らない〜でも笑え る。楽しい制作現場がうかがえます。ふぅ、わずかながらも一歩、世間に近づきました。
そんな私ですが今後、あの子たちに関する映画では抜かりなく…と思い、まずは再来月公開分の一本の前売 券を買いました。単館上映なのよね。でももう一本は、台本やらメイキングブックやらカードやらストラップやら、関連商品が多すぎるっ。単価は大したことな くてもまとめるとすごい値段になるよ……。Tシャツはいらんし、カードもフルコンプで五千円以上かかるから却下、ストラップもカレンダーも排除……とみ みっちく電卓を叩いているのですが、台本は欲しいなぁ。商売上手な協賛企業(?)が恨めしい。
さらに年内にあの人の二本と彼氏のもあるんだよなぁ。一番楽しみなのは来年公開のあの子の映画……どろどろの映像で、吐き気との闘いになりそうな気がする けれど(失礼)。


ゲスト原稿の進捗は45%くらい。何ごとに関しても「見積もりが甘い」と言われる私ですので(最近ようやく自覚も出てきた)、今回からは意識して早め早め に進めるつもり。あとは複数事案の優先順位を見極めることが大事ね。スケジュール管理は相方頼みです。「読書よりも書く方が先」と叱られています。

『LAST』(石田衣良)読了。いくつかの話に、他の本との共通の匂いを感じました。一 つの作品のための取材をしているうちに、あるいは執筆しているうちに、別の話への糸口が見つかるのだろうなぁと思います。特に石田氏ほど旺盛に仕事をして いればなおさらでしょう。
『ラストコール』も衝撃的でしたが、『ラストシュート』が出色のできだと感じました。作者自身の優れたカメラアイによる情景描写に圧倒されます。ただこの ままでは単行本として後味が悪いために、書き下ろしの『ラストバトル』を加えたのだろうと思いました。

[56] 夢追う人よ集え Date:2004-08-22 (Sun)
ブラスバンド経験者である相方の希望により、『blast』を観ました。以前にビデオで鑑賞済みだったのですが、やはり音楽&ダ ンスのパフォーマンスに加え、光と色のバランスが非常にいいなぁと実感します。最初に『ボレロ』という目玉曲があるわけですが、金管楽器の奏者たちが客席 に歩いてきてくれるシーンの曲もやわらかい印象で好きでした。

そしてさらにエンタメの日曜日は続きます。染谷ライブ、久々のワンマン(with SPEARHEAD)『Aim High!!』に行ってきました! オープニング、焦らされたなぁ(笑)。染谷の衣装が珍しく長袖、てろてろの多色幾何学風プリントシャツでした。前ボタ ンをいくつも開けて、胸をのぞかせてましたけれどね。暗く重い『STEP BY STEP』で別の世界に連れていかれたため、拍手のタイミングを逃してしまいました。近未来SFを書きたくなる曲です。『青い鳥』も忘れてるわけじゃない です……(汗)。
愛や才能、幸せ、評価…と「欲しいもの」を次から次へと並べる新曲を聴いて頭を垂れました。最近の他の曲と違い、破壊のイメージが少ないため、かなり共感 できます。夢を追う人は力づけられるよね。CD化が楽しみ。

創作状況はネタ洗い出しというところ。タイトルづけもがんばるぞ。

[55] 恋が似合う二人 Date:2004-08-21 (Sat)
相方は第5回国際鉄道模型コンベンションへ。私は……千秋楽です。KIの上下きなりで“なりきりお姫様”を楽しんできました。と いうわけで簡単な観劇レポを。

ロザリンドの手の甲の静脈(二本)まで透けて見える良席でした。おかげで台詞は細部までよく聞き取れました。正直に申せばサ行、タ行の発音が昨日より悪い 部分もあったと思いますので、後方の席で初見の方はつらかったかもしれません。小道具関連の演技はノーミス。羊の前足に縄が引っかかったので心配しました が、大事には至らず。
今日の公演を一言でまとめるとラヴ最高潮ですね。
木陰に隠れてオーランドーの言葉を立ち聞きしてついはしゃぐロザリンド、オーランドーに声をかけられる度にとろける笑顔、お茶目な仕草から懸命に男くさい 演技に切り替えるロザリンド、シーリアを司祭役に見立てて結婚の誓いのリハーサルをする初々しいオーランドーとロザリンド(特に冷めたシーリアとの対比が 最高)、「僕はロザリンドが恋しくて」と涙するオーランドー……書ききれないけれど、ラヴシーンで真骨頂を発揮する、本当に素敵な二人です。愛情の奔流は 長い接吻、そしてカーテンコールにまで続きます。はけていく途中で蹴躓いたか何か言ったOの肩をRが後ろから叩いたことも、突然の抱っこも、Oが腰を痛め たふりをして見せたことも、観客にお辞儀する合間に騎士のキスを再びしてくれたのも、すべて現実よね。夢じゃなかったはず。あ、シーリアがオーランドーと 腕を組んでみせるのがおもしろかった。負けないロザリンド(笑)。

そしてですね、昨日から真面目に考えているのです、いつからオーランドーはギャミニードの正体に気づいていたのかと。今、私の手元にある原作(福田恒存 訳)では第四幕第三場に出てくる長兄オリヴァーは、気絶の「芝居をした」ギャニミードをロザリンドとは呼んでいない。「美しい姉君」というからかい文句も なし。すると続く第五幕第二場でのオーランドーが言う「もっと驚くような話」は意味深長に思えて仕方ないのです。つまりオリヴァーが弟オーランドーに対 し、自分がシーリアに惚れたことはもちろん、ギャニミードの正体に関する情報も伝えたのではないか…と戯曲には現れないやり取りを想像してしまうわけで す。
そもそもギャニミードとしてのロザリンドがオーランドーと初めて言葉を交わす第三幕第二場、オーランドーは「君、かわいいね」という原作にない台詞をはさ む。いいんです、そうなんです、男だろうが女だろうがオーランドーの目にはその子はかわいく見えてるんです!!(観客含む誰の目にもな。笑) 初対面でも 構いやしません、かわいいものはかわいいのだ。
何もかも気づいていた、けれどギャニミードを名乗るロザリンドの必死の芝居を暴こうとは思わなかった、というオーランドー像がこの演出では前面に出されて いたのではないかと思うわけです。欲を言えば、エピローグの中での「女を嫌いな男はいないようですね」とい う限定は抜いてほしかったなぁ。まだら模様の服を着ていた道化タッチストーンまでもが女と結婚するのだから仕方ないか(道化って女でも男でもない存在です よね)。まぁ余談です。
タイトルの「AS YOU LIKE IT」は「あなたがそれをお望みなら(結婚させてあげましょう)」か、「(このお芝居が)お気に召しますように」の一部か、原作のどこに出てくる言い回し か不明だったのですが、「特にタイトルはなし、好きなように呼んでください」という意味だという説明も目にして……(ちなみに私の小説はい つも「タイトルが駄目」と言われる)。そのうちシェイクスピア研究書物をあたってみることにしますけれど、英文科卒のどなたかご存じの方、教えてくださ い。『十二夜』に並んで『お気に召すまま』という作品がとても好きになりました。他の翻訳も読み比べたらおもしろいでしょうね。
数えただけでカーテンコールは七回でした……(友人はもっとあったと言います)。舞台には花火、客席には銀色の紙吹雪が降ってきました。目はうるんだけれ ど、私涙はこぼさなかったよ!
興味ない人にはゴメンナサイの観劇日記も終了、さよならアーデンの森。明日からはどうあ がいても新しいレポートは書けないのだ。でも詳細版は別の機会に(笑、また言ってるよ)。
明日からは読書&創作話題中心に戻ると思います(戻らなきゃやばいよねぇ)。早速、『LAST』(石 田衣良)を読み始めました。

[54] 終わらせないで Date:2004-08-20 (Fri)
蜷川舞台『お気に召すまま』を当日券で鑑賞してきました。朝八時半、並び始めたときには「友達にも見せたかったわー」「これから 電話して誘える友達いないかなぁ」などと呑気なことを考えていましたが、午後一時の発券時には自分がぎりぎりの「パイプ椅子S席」滑り込みという状況でし た。ラッキーだったと言わざるを得ません。そして、事前に連絡がついていた先輩ファンの方々とお話しできたおかげで、四時間以上の行列待機も苦にはなりま せんでした。
幕が開いてみればさすがに“前楽の前”公演、役者さんたちの演技にも遊びが見られ、客席の乗りもよく、笑いが絶えない三時間でした。テーマ音楽も憶えたぞ (笑)。客席通路を存分に使った演出を堪能しました。この舞台の特色の一つとして高低差がありますよね。長身のオーランドーが無言で木の上に登るところな んて、どきどきしちゃいます。
婚礼シーンのオーランドー&ロザリンドはお互い以外を瞳に映さず、さも愛おしいというまなざしを絡ませ ながら密着。キス一度で済まないのではないか…と興奮させられました(笑)。どの衣装もかっこいいオーランドーについてあれこれ語りたいし(あの髪型いい な!)、詳しいレポはまた違う形でまとめたいです。
舞台のできは、このキャストにおける最高に近いものだったと思います。ロザリンドの声の調子も滑舌も前回観劇時より改善され、台詞は全キャ ストとも安定していました。
そしてハッピーエンディング。四回に及ぶカーテンコール、場内は九割以上スタンディング。私も素直に立ちました。悶え声まで上げてしまったわ(笑)。私は 昼の部のみの観劇でしたが、夜にはもう一度上演されると思うと、役者さんたちには頭が下がります。
チケット争奪状況も含め、回を増すごとにヒートアップしているこの舞台も、明日がいよいよ千秋楽です。公演前半をもっと見ておきたかったという後悔はあり ますが、盛り上がるのは何よりも望ましいですね。本音を言えば、「終わらないで、終わらせないで、もっと続けて!」という気持ちです(笑)。

『偶然の祝福』(小川洋子)はうまいのだけれどどこか弱い印象。短編連作ではあるもの の、長編ほど一貫した流れが見えるわけではなし。彼岸の手触りを感じさせるファンタジーはクラフトエヴィング商會の方が雄であろう。『本の雑誌』連載には ふさわしい内容と思ったが、作家である主人公の苦しみがあれやこれやと提示されるので少し疲れる。実際に作家の制作現場が明るさに満ちたものではないこと は容易に想像できる。

[53] 走れ私 ――これが現実―― Date:2004-08-19 (Thu)
午後三時、四十枚突破。最後のシーンに入る。
うわー、マンションに警察が来た! 近所の未解決殺人事件の捜査で一軒一軒当たっているとのこと(何し ろ未解決なのでここには詳細を書けないけれど)。ドラマより細かく、人間味にあふれた会話であった……。新しくなった警察手帳を触らせてもらい、不謹慎な がら興奮した。おおっと、十分間ロスしたぜい。
次回来てくれたときには私の日記をご覧に入れちゃうぜ!(アリバイとして成立するのか……。) 暑い中、背広をしっかり着込んだ二人組さま、ご苦労様で す。

間に合うのかな、遅刻かな、遅刻でもいいや仕上がれば……っていうか、今日の課題読書は一ページも開いてません!
色っぺーなー、とあの子の写真を見てたぎる! “とりあえず一服”の行動としていかがなもの か。馬鹿ですか。そうですね。反省。
あかん、午後五時や。四十五枚で、結末はまだ見えん。遅刻の覚悟で、最後に滑り込むことにするか。

……ぷはー。やりましたよ、どうにか五十一枚……。プリントアウト後、一時間遅刻してカルチャーセンターのクラスに持ち込む。今日提出すれば、来月初に感 想をもらえるのだ。
まっすぐ帰宅し、『人間の証明』を見ながら夕食を作って食べた。いよいよおもしろくなってきたねぇ。松下奈緒ちゃん綺麗。決して好きなタイプではないけれ ど、目が離せない。次のクールこそは木曜十時のドラマとおさらばできるといいのだが……いつまでも早帰りなんてつまらないわー。

「今なら(どこにでも)行けそうな気分」と相方に言ったら、「君は躁鬱症だからねぇ」と取り合ってもらえなかった。「二、三行書けないだけで駄目になるで しょ」と笑われる。そのとおり、自分でも否定できないけれど、この勢いをできるだけ保ちたい。次の〆切は25日。

早速、読書。自分の駄文をいじくっていた後には非常に美しく感じられる『五番町夕霧楼』(水 上勉)。一気に読む。全編、京言葉なのに読みやすく、そそられる。夕子って名前だけでも私好みなのに(笑)、「二万円は安い躯」だからね。むふふ。昭和二 十六年設定の二万円は今の百万円くらいだと思われる。実際にどんな身体なのかという描写は六章までお預けなの。焦らされたー(笑)。他のキャラもいいんで すよ。共に働く女の子達(妓)も楼主も上客もなまくら坊主も、誰一人憎めない。何しろ体を売る悲しさというものがない。下手な先入観が崩れる、素敵な物語 だと思う。
短編集『偶然の祝福』(小川洋子)もここ四日ほど少しずつ読み進めているので、明日には終わ るはず。

[52] 謝罪と決意 Date:2004-08-18 (Wed)
さぼってたー! 午前四時に眠った私と入れ替わりに相方が五時半に起き、「アイ ロンのかかったシャツがない」と言い出しました。悪妻でごめんなさい……。
忘れてたー! 昨日、粗大ゴミを出す申し込みをしていたのでした! キャンセルもせず、すっぽかして しまったわ。嘘つきな住民でごめんなさい……。携帯電話に残った着信番号の謎が解けました(寝てたので取らなかったの)。ペナルティはない…よね? しか しこの照明器具はあと半月、離陸を待つUFOのようにレンジ台の上に鎮座し続けるのか(笑)。

今日も目標二十枚。とりあえずシャワーを浴び、ワンダフルのパープル無地の綿ローンブラウス、スカートを着ました。涼しげな色だわ。図書館と銀行と郵便局 とお弁当屋さんに行こう。アイロンもかけなきゃ! ひとまず、起きたばかりの昼前の決意はこんなところです(笑)。まずは昨日使った食器を洗うところから スタート。
結局、片道二十分以上も歩けそうにないので、図書館はあきらめました。夕食のお寿司と明日の朝食のサラダ、ヨーグルトを買ってきました。さぁやるぞー。

午後六時、二十五枚。おかしいなぁ、ストーリー上はまだ三分の一しか進んでいません。まさか全体で七十枚……それは困るっ。プロット後半組み直しじゃー。
午後十時、三十枚。主要キャラ喧嘩中。声に出して台詞を作る。説明になりそうだったところを描写で切り抜ける。
日付が変わる頃、眠気に襲われる。
十九日午前二時、三十五枚。アイロンかけなきゃ……!

思い出します。実家で過ごした学生時代、自分のお弁当作り以外の家事はほとんどしませんでした。親に 「ピンク豚」と呼ばれ、耳をふさいでいました。父母共に、娘に対して外見の改善を求める家でした。親としては罵るつもりはなく、嘆いていたんでしょうね (彼らは美男美女カップルと言われていたし)。実際、当時の私は今より十キロ余計に体重があり、ピンク色のジャージを好んで着ていたのです。
本心から、家を出てよかったと思います。もう帰る場所はないから、将来、相方に「パープル豚」と蔑まれないよう、執筆も美容も家事もちゃんとこなそう。

[51] がんばりどき Date:2004-08-17 (Tue)
いよいよ舌の裏側の口内炎は直径八ミリに達しました。日頃は決して食欲が衰えない私ですが、さすがに酸味のあるものは避けていま す。アセロラドリンクや梅干しはもちろん、コーヒーも難しいです。おそるおそる昼食のレトルトカレー(辛さは中程度)を食べたら、一口ごとにミネラル ウォーターが必要でした。
休暇を取得した相方にゴミ出しを頼み、台所仕事以外はしないことに決めました。数日間買い物に行っていないので、冷凍庫が空っぽです(まぁうちではよくあ る状況ですが)。

・五十枚弱の短編(〜8/19)
 続きもの(短編連作)の第五話。以降のスケジュールよりもこれが一番きつい気がします。
 午後三時現在、十枚。日付が変わる時点で十五枚くらい……。十八日になって午前三時、二十枚。
・コラム約十枚(〜8/25)
 依頼主RAMIちゃんに案を出し、返事待ち。
・三十枚の短編(〜9/3)
 タイトルとあらすじが決まる。短編連作の最後の物語。第六話。
 登場人物は会話の中に名前だけ出てくる人も含めて、二十四名になっていました……。どうなの、と自分に何度も問うたのだけれど、やはり六つのお話の構造 上仕方がないというか、これ以上は減らせないんですよねぇ。

今ががんばりどきなんだわ。
「精も根も尽き果てました」とアーデンの森に駆け込むために、私はこの修行に力を注ぎます。独立独歩? ううん、待っていてくれる人がいるんだもの。がん ばる。
涼子ちゃんの声が聴きたくなったので、パードル時代のソロアルバム発掘。……溶けそう〜。へきちゃんのひたむきな声とは違う魅力です。今書いている作品の キャラがこんな風に潤んだ声だといいなぁ。あれれ、私、夢を見ているんですか? 胃が痛くて、何が何だかよくわからなくなってきました。
そして七年ぶりに運試しの絵を描きました(泣)。時間ないっつーのに。いい予感はありません。凶を引き そうです。

[50] ギアが入っていないようで Date:2004-08-16 (Mon)
虫歯だらけだと指摘されて以来、歯が痛いのですが……。これも「病は気から」ということなのでしょうか。それとも疲労で歯が浮い てるのかしらん。
口内炎も増殖してます。舌の裏側に直径五ミリの白い陥没……上の歯茎に小さな点、左奥の親知らずの後ろにも点……。粘膜ぼろぼろ状態で、プロポリスがしみ ます(涙)。
頂き物とお買い物の本にはひととおり目を通しました(CDはまだ見ていません〜)。あらためて時間を取って、感想をお伝えできるよう読み深めたいと思いま す。

直近の予定。木曜日までに五十枚弱の短編(あと三日)、二十五日までにエッセイ風の短編十枚くらい(執 筆に充てられるのは六日)、そして九月は五枚の掌編の他、まとまった中編の推敲に一ヶ月かけられると思っていたら、 忘れてました! 九月三日に三十枚の短編の〆切があったのでした(一週間で書かねば)。
私のマシンはvaioの縦置きでディスプレイ独立型なので、本体の横に資料や雑誌をもたれさせているんですね。あの子のDVDも置いてみたら視線が吸い込 まれて仕方ありません。パッケージ写真からも魔力が発せられている。胸が苦しいよぉ。
夕刻です。無駄にエンジンふかしていないで、そろそろ前に進みたいです。ギアが入ってないんじゃん!(笑)
……と思ったら、相方から“帰るコール”が。午後六時前。よし、早めに夕食を済ませて、今夜は長く楽しむぜ(創作という愛の道を……行けるところま で……)。

下の名で呼んでいる登場人物の姓が思い出せなかったため、シリーズの人物一覧を作りました。なーんだ、姓は決めてなかったのかぁ、という人がちらほら。支 配人は姓だけで名がなかったし。連作短編だからとはいえ、端役も含めて二十二名。多いなぁ。ついついテレビドラマや映画のエンドロールのように配置してみ た(笑)。主役、主役、重要脇役、脇役、脇役……端役、端役……重鎮(大物俳優、笑)。あ、犬を忘れてた!

[49] 夏は終わったぜ! Date:2004-08-15 (Sun)
雨乞いが効きましたね。でもベランダの様子はまだ確認していません。ひょっとして排水溝に詰まっているかもしれません(一昨日、 昨日の日記からつながる話題です)。

イベントに出かけてきました。忙しくも心躍る一日となりました。予期せぬ方とおおぜいお会いできて(十年ぶりの再会も!)、感激の連続でした。お開き後の 打ち上げにお呼ばれし、楽しくお喋りしていたら疲れもどこかへ飛んでしまいました。

とは言っても家に帰ると、読書への集中力が足りないことに気づきました。『乙女なげやり』(三 浦しをん)の残る一章を少々投げやりに読みました。前に読んだエッセイよりも濃度が薄いかなぁと思いつつ。でも相変わらずおもしろい表現が惜しみなく放出 されています。そして弟さんとジロウくんの話で目が覚めた私なのでした(笑)。弟さんをそんな風に疑える姉こそ「すごい」です……やはり性別の異なる兄弟 姉妹って距離があるのね。それとも、身内から見てもめっちゃかっこいい弟さんなのかしら。いや、三浦さんの“かっこよさ感知アンテナ”は私とは二百七十度 くらい違う方向を向いている気がしますが(逆から辿れば九十度)。
『白い巨塔』に関してはうなずくところ多し。『ロード・オブ・ザ・リング』も早く見なきゃと思いました。あぁこの弱い視神経&三半規管を鍛えたい〜(私、 酔うのが怖くて映画は滅多に見ないのです)。

それにしても昨日とはうって変わり、重ね着が快適なほどの涼しさでしたね(足下の悪さも朝方だけで済んだし)。もう秋が来たんだわ、とaikoさんのアル バム『秋 そばにいるよ』を久々に聴いてみます。せつなくなりたがり、なのさ♪
続きものの第五話が未だプロットのみの状態なので、明日から三日間半、根性を振り絞りたいと思いまーす。

[48] 初汗、夏氷 Date:2004-08-14 (Sat)
相方がベランダにて蝉の死骸を確認したそうです(昨日の日記からつながる話題です)。
かくなる上は雨乞いをしましょう。

ありえないです。イベントの朝に目覚ましを消して十時近くまで寝てるなんて、余裕こきすぎ。年かしら。昼過ぎに行ったらお目当てのサークルさんの新刊は完 売でした。あうー。
十代の頃は早起きして(バス代を節約するために)三十分歩くことも平気だったのに、気づくと進行している体力低下……。
今日一日だけで、普段の生活の一週間分くらいをまとめて歩き、この夏初めて大量に汗をかきました。

夕方から友人達が遊びにきてくれました。デパ地下で洋風お総菜とチーズを買い、知人作の白ワインを空けました。漫談を楽しみ、漫画談議を繰り広げました (笑)。
フェリシモでもらったかき氷器を活躍させたところ(ハンドルを回したのは相方)、友人たちに「家でかき氷を食べるなんて何年ぶりだろう!?」と驚かれまし た。かき氷器って家電としてポピュラーではないの? パン焼き機くらい? 私の育った家では二十年以上前から、夏になると電気式のかき氷器が登場していた のです。ざっ、ざっ、ざっと氷をかく器械の入口に新たな氷を落とし、排出口の下でてんこ盛りになった器を取り替える、それが普段は台所に立たない父親の唯 一の仕事でしたね。
……そして食後はふりひらパーティー♪ いつもは私一人がああでもない、こうでもない、と服をとっかえひっかえしているのですが、全身鏡の前に立った友人 にカネコ服を着てもらい、次から次へとアイテムを差し出してみました。背後に回ってストールを結んだりね。楽しかった! 少しだけショップスタッフさんに なった“つもり気分”を味わいました。
「つもり」という語句が「実際はそうではないが、そうなっているような気持ち」という意味を持つので、 これは“馬から落馬”するような表現です。

うわ、足がむくんでます。明日は早いので、珍しく日付が変わる前に眠りたいと思います。

[47] 明日のため Date:2004-08-13 (Fri)
朝からがんばってお掃除。明日来客があるからね……普段さぼっている分、雑巾がけまで本格的にやらないと。……ううう。
未開封の引越荷物に手をつける(が、あきらめて元に戻す、笑)。洗濯機も三度回す。相方の母君が作って持ってきてくれたうぐいすあんパンを食べながらパソ コンに向かい、一息。電話が鳴ったわ〜(きっと母親から〜)とうきうき取ったら、マンションセールスでがっかり。しかもこっちが丁寧に断ってるのに、食い 下がり方が嫌な感じー(仕事だから必死なんだろうけれど、お前さんの客にはなりたくないよと思う)。
本日、相方は飲み会につき、私は知人宅へ行ってきます。お嬢様の壮行会だそうです。

次の『天国の本屋』舞台キャスト、ユイ役が國府田マリ子さんだって。年取らない人っているのねぇ。昔、『アイドルオンステージ』で見ていただけなので詳し くはないですけれど。そう、あの番組で上原さくらちゃんの美しいおみ足に惚れ、歌のうまさに感心し、CDを買ったのでした。ふりひら好きとは知らなんだ。 自分がそういう服を着ることになるとも思わなんだ(笑)。

知人宅で頼まれ仕事。十年以上、パソコンというものを触っていて、これほど不可解な現象に遭遇したのは初めてです。会計ソフトを動かし、七十ページに及ぶ 現金元帳を印刷中、三十八ページにあたる部分がまるっきり別のワードファイルの文面になっていたのです。裏で立ち上げてもいないファイルが出力されるなん て……。次の三十九ページからは何事もなかったかのように元帳の数字が打ち出されました。不思議だ。スプールされていた印刷データでもないし、原因不明の 怪現象です。

デンタルエステはかなり満足。個室で口を大きく開けた状態に固定されたまま、眠ってしまいました。歯科衛生士さん、いい人ー。でも歯科医師さんには、初期 虫歯だらけ、半端に生えた親知らずは抜いた方がいい、などと指摘されて泣きそう。
夜、帰宅後に洗濯物を取り込もうとしてベランダに出たら、蝉を踏んだ気配……。じじじじじじ。

[46] 天性 Date:2004-08-12 (Thu)
『お気に召すまま』(シェイクスピア)は福田恒存訳で読み、蜷川幸 雄演出の舞台を観てきました。
まずは役者さんについて。
冒頭の登場シーンから、はっと目を奪われました。美しさは才能です(アイドルも職業です、と続けたいところ ですがこの場合はやめておきましょう。笑)。
「全世界が一つの舞台、そこでは男女を問わぬ、人間はすべて役者に過ぎない」はスパイス的存在ジェイキスの台詞ですが、あの子は確実に “天性の役者”の一人だと思います。
新しい役を得るごとに顔が変わる。撮影の合間もその役になりきっている――という役者魂に惚れたところもあるのですが、あくまでも私が今まで見ていたのは 雑誌などの露出だけ。生で見て確信しました。何よりも華がある! 性を超越してここまで美しいなんて、ヅカ以来の感動ですよ(照)。残る課題は声だけとい う気がします。初主演ということで、今後成長を見せてもらえると期待しましょう。
ちなみにヅカでは、ユリさん、タモさんが好きでした。舞台の中央に立つ人に必要なものは、技術を補って 余りある華だと私は思います。……そしてむしろ技術面で頼りない点があればこそ、応援したくもなってしまったり(笑)。
身のこなしはオーランドー、ロザリンド共に軽く、生き生きとしていましたね。対照的にシーリアが冷めたお姫様なので笑えました。体力も覇気もなくて、気怠 げでお高くて、まれにお茶目なところを見せる……現代の女子高生にも見受けられるタイプかも。ロザリンドとシーリアのべたべた仲良しっぷりも見ていて楽し いです。ほとんど百合姉妹です(笑)。
台詞のこと。
松岡和子さんの翻訳でおもしろいと思ったのは、第五幕のロザリンド、フィービー、シルヴィアス、オーランドーの掛け合い場面ですね。それぞれが自分の恋し い相手を高らかに告げるのですが、「私の好きなのはオーランドー」とは言えないロザリンド(ギャニミード)が「私は女以外の人が恋しくて」と 苦し紛れに(しかし堂々と?)くり返すのです。福田訳では「この私はどんな女も慕う気にはなれない」なので、明らかに松岡訳の方が積極的に ラヴ(笑)。
演出。
本物の火や羊の登場に驚きました。消防法などを考えるに、かなりの冒険ではないでしょうか。森の木々のセットも飽きが来ない奥深さがあり、婚姻の神ハイメ ンを表すのであろう福助がおもしろいなぁと思いました。音楽に関してはあくまでもBGM、幕と幕の転換時のみで、時間が経っても耳に残るメロディはありま せんでした。ミュージカルじゃないから当然か。
監督からどのような指示があったのかわかりませんが、キスシーンの後、ロザリンドがオーランドーの口元についた口紅をぬぐっていました。……つまり本当に 「してる」のですね。普通は顔の角度を変えて、客席からは「しているように見える」で済ませてしまう舞台が多いと思うので、これはかなり新鮮でした。
蛇足。
私はワンダフルの黒のシェイプブラウスにストール風の飾りのついたスカートを着て、中に白いフードブラウスとペチコートを仕込んでいたのですが、舞台上の 女性役の方々の衣装と通じるものがありました(笑)。足を隠すことでお姫様っぽくなりますからね〜。日傘も私の手持ちと似てたわ。やはり私はお姫様気取りと言われても仕方ないのか……。
よし、次回は全身きなりスタイルで観劇しよう。最初の第一幕でのロザリンドとシーリアの衣装を意識しつつ。わ、わかりにくいコスプレだー。

帰りに寄ったエステで熟睡してしまいました。マシーンキッシングとやらのメニューが入ったコースで肌を吸われ(笑)、ようやく目が覚めました。 

[45] 大工事は終了……新たな地へ Date:2004-08-11 (Wed)
AM2:16 第一話の改稿が済んだ。約五十枚。初稿の七十枚より短くなったが満足。「悪い部分は全て摘出しました」という気 分。相方と親友の意見が欲しいところ。
さーて、寝るぞ。起きたら第二話から第四話までに少し手を入れ、第五話のプロットを詳細化する算段。読書予定は『お気に召すまま』(シェイクスピア)。観劇前に読んでおこう。
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夕方、友人と会う。夏祭りカタログをシェアする。うまくすれば三人で使えるかな。待ち合わせですぐに見つけてもらえるよう、ふりひらを着る。お化粧ののり は悪くないと思うのだけれど、口内炎出現。昼夜逆転生活のせいだな、きっと。
読書は半ば。戯曲だから台詞のみでキャラを見分けなければならない。おおぜい出てくるし、同名もいるし、誰が誰なのか理解できている自信がない。

投稿結果。大人向けジャンルではまだ予選すら通過しない。今までならば黙っていたと思う。でも今日は相方に打ち明けた。「ジュニアノベルっぽい方がうまい と思うよ」と言ってくれた上で、それでも「15〜30才くらいの応募層と、下は20〜ほとんど上限のない応募層では全体のレベルが違うんじゃないか」と冷 静な分析。そして、「年単位で待ってる」という励まし。
ある程度、枚数のある応募の結果が出たのはまだ三回目。これから、これから! 自分を浮上させるために『わたしが知ってる』(川村結花)をリピートで聴 く。“私が私をやめない”って、どういうことだろう。ここで筆を折ったら、異なるアイデンティティを構築していかなければならないのだろう。折るつもりは ないけれどね。
タイミングを計ったかのように、大いなる優しい手が動いて、嬉しいメールが届く。困ったなぁ。人に会うのが怖いなんて。

第五話のプロット、およその流れが決まる。五十枚の予定。〆切は一週間後。
第二話から第四話は触らず。来週まで手をつけないことにする。

[44] 改稿中 Date:2004-08-10 (Tue)
AM2:47現在、大幅に改めるべき第一話は25%完了。余計なエピソードを削り、キャラを消し、残った“重要な部分”にディ テールを加えてゆく。
あぁ、でも愛が募るね。絶対にこの作品をいいものに仕上げようと思えてくる。そろそろ眠ります。

朝、シャワーを浴びた後、読書。『うつくしい子ども』(石田衣良)を読み終える。既に起こっ た事件を小説家としてどう作り替えるか、消費のスピードの速い(書籍も犯罪も含む全て)世間の濁流にどんな石を投じるか、現代を舞台として書く者にとって は避けられない課題だと思う。力作だ。殺人犯の兄(名づけるならば「うつくしくない子」)と、新聞記者、両者の視点が交互に入れ替わって話は進む。学内シ ステムに驚かされる。中学生達の描き分けが秀逸。

郵便局と図書館に用事があり、全身きなりの卵ちゃんファッションで出かける(幸せなカスタードクリームの色)。KIのシンプルなブロードスカートに、WW の昨夏の綿ローン蔦小薔薇スカートを重ねる。無地のミニエプロンもつけてみた。

[43] ReadyなLadyのかき氷 Date:2004-08-09 (Mon)
まさか私って、「本人は真剣なのに周りから見ると滑稽」というケース? あるいは、「あの人のやっていることはよくわからない」 と見て見ぬふりされてる? いやん。どちらにしても魅力に乏しいってことね。かっこわるー。
あぁもう、あさましく追いかけるのはよそう……と前向きな引きこもりまっしぐら(笑、何のこっちゃ)。
これからは「来る者拒まず、去る者追わず」で生きよう。ReadyなLadyは大声で誰かの背中に向かって叫んだり、追いすがったりしないのよ。
振り返ってみると、今でもそばにいてくれる人、関わりを続けてくれる人は、『時間工場』(※)の参加者がほとんどなんだよね。十年経っても切れない絆って すごい。
 ※ 私が編集発行していたオリジナル共同作品集。内容は主に詩とイラストとファンタジー小説。毎号、 全国から約三十人の原稿をいただいていた。
夏の祭典では二日目にちょろっとお買い物して、三日目に販売前のお手伝いをするのみです。でも秋にはRAMIちゃんから悪巧みのお誘いをいただいているの で、張り切りますよー。

腑に落ちない話。
一読後、まぁ手元に置いておかなくてもいいなと思った本を何冊かAmazonにて手放すことにしたら、住所登録が不完全な人が購入申し込みをしてきた。 Amazonの場合は即時決済なのだが、私としては発送できない。何度メールを送っても連絡なし。「一週間の期限を設けて、それまでに連絡がなければキャ ンセルとして返金します」と通告したところ、期限後に初めてメールが来た。住所を報せる一行だけのメール……私は既に返金処理を済ませた後。これって冷や かし? それとも、「キャンセルします」と言いたくないために一週間“のらりくらり”していたわけ? (でも私が返金処理に動かなければ、申込者はお金だ け引き落とされて本は手に入らないことになるんだよ。)
何よりの悪因は、住所登録が不完全であっても購入申し込みを通すAmazonのシステムにあるのではないだろうか。
再出品した今日、別の買い手がすぐについた。再度梱包して送る。

シリーズ物の第四話までに対し、親友からも感想が届いた。貴重な時間を割いて、励ましの言葉を綴ってくれたことに感謝。相方と同じところで引っかかったよ うなので、気張って直そう。第一話改稿は10%程度。

この夏は手動のかき氷器を愛用している。腕が痛くなるまで削りますよ〜♪ 毒々しいシロップを買いたくはないので、ゆるいジャムを載せたり果物ジュースを かけていますが、何かお薦めのトッピングはないかしらね。缶詰は一度開けると長持ちしないからあずきも駄目ね。蜂蜜は大失敗でしたわ!!

『うつくしい子ども』(石田衣良)を読み始める。給料.jpの「夏のボーナ ス調査結果」を見る。モロヘイヤ焼きそばを作る。夕方、三時間も眠る。そんな一日。
ロマンチストな男爵に見とれていたら、海の家の話でさらに盛り上げてくれた。どうしてもあの人から目を そらせなくなる。

[42] 甘い言葉はいらない Date:2004-08-08 (Sun)
最初に断っておこう。被害妄想ではないと思うのですよ。
近頃、馬鹿にされることが多い。嫌みな嘲笑とまではいかなくても、“(私を)見ていると笑いがこらえきれない”という態度を取られる。アパレルショップの 店員だったり、エステティシャンだったり、本来、客である私に仕えてくれるはずの人が私を笑うのである。ピエロとしての狙いはないので、少し傷つく。沈黙 に耐えられずに発する私の言葉がおそらくとんでもない方向を指しているのだろう。
家の中でも私の言動は滑稽らしく、とうとう相方から「プチフール」と渾名をつけられてしまった。「小さな馬鹿」という意味だそうだ。お菓子みたいだねーと 喜んでいたら、実際に焼き菓子の通称じゃんか! かわいいからいいけれど(笑)。しかしなぁ……petitは仏語、foolは英語って……。
「執筆以外の何かは三日と続かないね」とも言われた。だからダイエットできないのか。三日坊主のプチフール。

『彼が彼女の女だった頃』(赤坂真理)読了。どうやら正式デビュー前の作品も収められた 短編集。そして初期の文章は見事に修飾過剰で、私の肌には合わない。2000年以降の作品についてはうまいなと感じ入ることも何度か。『原形質の甘い水』 はいかにもお話のためにあつらえたキャラという気もするが、実験的文章がおもしろい。特に03が02を初めて抱きしめるシーンはいい。

シリーズ物の第四話まで、相方にダメ出しをしてもらう。「甘く読んだ方がいいか辛く読んでほしいか、あらかじめ選べ」と言われ、「作品がよくなることを願 う」と私は答えた。
この週末、相方は『博士の愛した数式』(小川洋子)、『乙女なげやり』(三浦しをん)に加えて私の書いた約二百枚を精読してくれたことになる。ここまで来る のに私の心の準備が四年必要だったのだが、さすがに相方は私の見込んだ人だけあったわ(の、のろけ〜……)。無報酬でこんなに細かく読み、鋭く書き込んでくれる 人は他にいまい。膝をつき合わせ、指摘事項の詳細を聞いた後、こちらから第五話と第六話の視点人物を説明して意見をもらう。書き出す前に一度、第四話まで の直しを入れることにする。
書く者同士だと率直な意見を交換するのは難しい、と作家先生がおっしゃっていたのもわかる。やはり他人の作品のいいところは妬ましく思えたり、盗みたくな るだろうしね。見くびっている相手にずばりと切り込まれたら、腹が立つかもしれない。書く者と読む者、揺らがない信頼関係があってこその作業だと思う。

『情熱大陸』、蜷川さんの笑顔に泣けてきた。明日も修行、ね。私もがんばる。

[41] 甘い言葉をどうぞ Date:2004-08-07 (Sat)
三ヶ月に一度の脱毛日。脇部分はもうほとんど残っていないので非常に楽でした。でもエステティシャンさんに愛想を言うのがきつ かった(笑)。
帰りに寄ったスーパーで“黒糖入りふかし”を購入。疲労にはスイーツですね。

メールを受信しようとしたら、何通か来ているうちの一通目で引っかかってしまい、タイムアウトになる。さまざまなジャンルの「質問と回答」を載せているサ イトにて解決方法を調べ、nPOPというソフトが有効と知る。該当のメールをサーバから削除することで無事に解決。

『サブカルチャー文学論』(大塚英志)をつまみ読み。四センチを超える厚さだとは思わな かった。大御所も直木賞作家も毒舌の芥川賞選考委員も漫画家も出版社も殺人者も皆、まな板に載せられている。素人目にも批判しやすい作家っているよね…な んて思ったり。
夜、相方を誘って映画(DVD)鑑賞。首ちょん切られ〜、血しぶき上がり〜の連続だったためか、寝つけなくなった私は夜明けに一人ワインを飲んだ。

[40] 数 字で語る私 Date:2004-08-06 (Fri)
Amazing! 『博士の愛した数式』(小川洋子)は美しい言葉 で綴られた静謐で理知的な物語。文体もさることながら、素材の選択もすばらしい。数学と野球。翻訳されても世界に通用する小説だと思うが、もしアメリカを 舞台としたメジャーリーグ絡みの話であったならば、もっとノスタルジーを前面に押し出した雰囲気になりそうだ。
(数えるほどしか会ったことはないが、私の伯父はアメリカで教える物理学の教授である……。彼が著した“記号の並んだ本”を見て親族一同首をひねったもの だ。)
物語に戻ろう。一九九二年の三月から半年間、家政婦である「私」は博士宅へ通う。「私」の息子も交えた交流が緻密に語られる。その後の何年にも及ぶ施設へ の訪問についてはほんの数ページが割かれているだけ。数学のレース編み模様が全体にちりばめられ、冗長とは無縁の完璧な「世界の写し絵」となっている。人 間の尊厳が顕れている。はらはらさせる場面もあり、一字一句見逃したくない私は、集中力が陰ったらすぐに休憩をはさんだ。
これが一挙公開されるなんて『新潮』ってすごいな。三百八十枚ですって。『阿修羅ガール』(舞 城王太郎)も同じ号に掲載されているのか。950円は安いかも。
『小説新潮』管轄になるが、気にとめておきたいニュースは「新潮エンターテインメント新人賞新設」かな。

私を数字で紹介する。実は今日、意を決して体脂肪計付き体重計に乗ったので、その数値も紛らせておきましょう。残念ながら順不同、ジャンル混在。美しくな くてごめんなさい。
4 2563 27 113 159 23 29 49 2001 158 10 64 2 12 47 6974

[39] 体重計に乗った方がいいかしらね Date:2004-08-05 (Thu)
銀行と郵便局の用事を済ませ、親友とランチ。都心の上空なのに漁港の近くにも似た活気のある魚料理屋。その後、美容院に行き、 カット、パーマ、カラー。三時間半も主のように居座ってしまいました。夜はカルチャーセンター。六月末に「今までにないもの」を目指して書いた作品、到底 受け容れてはもらえないだろうと思っていたら、意外にも「おもしろかった」と数名の方に言ってもらえて驚きました。キャラが(容姿も含め)とがっているか らかなぁ。
嬉しい勢いで得意げに喋りすぎたことを後悔。鬱を脱して躁状態かもしれません。……そろそろ安定したいお年頃(爆)。

今日は綿ローンスカート二枚重ねでボリューム大。デパートのトイレで鏡に映った自分を見て愕然としました。……太ってるよ! 綿ニットベルトの位置を調 整……でもまだみっともない。with loveのTシャツを着て、上半身はタイトにまとめたつもりが裏目に出たと言うべきか。これは体型的にもふりひら自粛だな、と思うのに担当さんから電話が 入り……。

漫画『ラヴァーズ・キス』(吉田秋生)を読みました。映画の朋章よりもすさんだ感じー。絵柄 としては依里子ちゃんがかわいいです。水泳帽が似合います。視点を変えて同じ時間軸をくり返す手法は小説でもやってみたいです。
『博士の愛した数式』(小川洋子)、読み始めるなり泣きそうになってしまいました。小川 さんの作品は初期のものしか読んでいないので、こんなにうまくなっていたのか、とおそろしく思いました。

まぁそんなところで、いつもにも増してとっちらかった日記です。一つ〆切を越えればこんなにも世界は明るかったのね!と感動しています。先月と今月は、三 〜四十枚の作品を月に二本仕上げるペースなのですが、その度に沈んだり浮かれたりしてたらアホだわね。私が神で、私が法律、私がしっかりしなきゃ、キャラ が自由に走ったり踊ったり戦ったりできないよね。冷静沈着に、広く深く澄んだ心で、目をこらして筆記。
おっと、忘れちゃなんねぇ眼鏡推奨週間。本日は美容院でチョー素敵な眼鏡様を拝みました。担当しても らっている店長さんです。街で見かけたら振り返るレベルの美男子(推定34才、二人の子持ち、令夫人も美容師兼エステティシャン)。久しぶりにお会いした ら、色つき眼鏡をかけておられるではないですか。いやーん。
「片目だけ乱視で、それが肩こりの原因かなぁと思って」
なるほど、度つきなのですね。どこで作ったのか尋ねると、おしゃれショッピングスポットの名が。「メガネの○○」とか「メガネ○○○○」じゃないんですね (笑)。かけてないときよりも確実にモテるだろう。やばいくらいかっこいいぜ。
なお昨日は店内にお子様がなだれ込んでくる度、「……だから店ではパパって呼ぶなっつうの」とぼやいていらっしゃいました。わはは。保育園も夏休みなのか な。

……明日も幸せな日でありますように。スタイルよくなれますように(苦笑)。

[38] 眼鏡推奨週間、いきまーす Date:2004-08-04 (Wed)
続き物の第四話が完成。あと一つでこのシリーズは終結の予定です。今回はかわいい感じを目指してみました。恋愛未満の人たちばか りで、すごく楽しかったです。四十二枚……ちょっとだらだら書きすぎたかな、とも思うのですが。

さて、眼鏡推奨週間とは何か。
パソコンに向かって一息ついている私はこんな感じなのです。かわいくないでしょ(笑)。温泉に入っているわけでもないのに頭に謎の手 ぬぐい。実際は髪をゴムでまとめる際に保冷剤を入れたりしています!! つまり執筆期間イコール眼鏡推奨週間となるわけです が……実は私の眼鏡はどうでもいいんだ。(画像はここで作成。)
レッツゴー本題へ。
私は多くを求めないたち、裏を返せば節操なしにいろいろな人が好きなので(笑)、「メガネっ子萌え〜」「サラリーマンはメガネ必須よね」などと騒いだこと はありません。(いやもしかすると、あるかも。まぁそれもいいよね、という程度で。) 萌えシチュエーション…という言葉はあまりなじまないな、えーっ と、推奨環境は下克上のみ。何と身軽な基本装備。
でもね、『情熱大陸』の予告映像を見てしまったら……ひそかに推奨したくなりました。眼鏡って奪うためにあるんですよね?

さて明日は珍しく予定が分刻みで入っています。ここ最近、気持ちの荒れがお肌にも出てしまっているので、せめて生活を立て直していかないと。とりあえず明 日は美容院。来週、フェイシャルエステとデンタルエステに行くつもりです。

[37] 孤独な賭け Date:2004-08-03 (Tue)
足かけ三日で読み終わりました、『十八の夏』(光原百合)。文章が 上質でした。軽妙な一人称もうまい。「花」をテーマにした連作短編集だということにはなかなか気づきませんでしたが(笑)。どの話にも光る一文があるんで すよ。前後の文脈がないとつらいかな……。
「夢の周りにいる者は、たとえ本人がそれを望んでなくても、知らず知らずに手を貸してくれてるものなんだ。」(光原百合『兄貴の純情』)
「だけどまだあんなに若いとき、世界中に味方はその人しかいないような境遇に置かれて抱く恋が、健やかに伸びて行けるかどうか心配なのよ。」(同『イノセ ント・デイズ』)

作者はもともと詩集、絵本を執筆されていた方だそうです。お名前も美しい。

自分のことも、もちろん他人のことも望むようにはなりません。あまりに悲しいことは誰にも言えません。
視界を両手で遮ってしまいたくなります。目を凝らしても道が見えないのなら、別の方法を選びたくもなります。もうどうでもいいよとめちゃくちゃに歩くと か、この場所にうずくまるとか、「どろん」を決めるとか。よほどすっきりするような気がします。
でも私は迷いを抱きつつ、「道がある」と信じる方向へおずおず進むんだなぁ。これまでと同じやり方で。投げやりになりそうな瞬間を封じ込め、押し殺しなが ら。振り返れば無様な足跡しか残っていないのに。

『ウォーターボーイズ2』、石原さとみタン演じるしおりんが泳吉くんのパパに意見するシーンで涙が出た。以降、顔つきが明らかに違う。これで泳吉くんとの 関係も変わるかな。やはりさとみタンはつんけんしているよりも、ぽわわんと笑っている方がいいね。

霧の中に小石を投げます。二ヶ月経った後、自分が踏むかどうか、賭け。足の裏にその存在を感じられた ら、強く地面を蹴ってみようと思います。

[36] 愛し過ぎるから Date:2004-08-02 (Mon)
久しぶりにふりひら以外の服を買う。秋冬物の黒い上下(ベロアカットソーとニットパンツ)と、ヴァニラ色のダブルジップカーディ ガン。
私が流行に乗れず脱落する理由って、「自分が好きなものを長く着たい」という気持ちが強いからなんだろうなぁ。そのときに流行っているものを次々と入手 し、古くなったものを手放してゆくことができない。気に入った服、自分に似合う服を、ブームが去ったというだけで捨てるなんてできない、ということ。(か と言って、永遠のコンサバ!みたいなものにも飽きてしまうのよね。)
今、手元にあるふりひらも吟味して買ったお気に入りばかりだから大切にしたい。

ミラクルフルーツにつぼみがついている。うまく咲き、実りますように。

今日も短編一つしか読めなかった。漫画はたくさん読んだんだがなぁ(笑)。『十八の夏』収録、『ささやかな奇跡』。不安と嫉妬となけなしの希望が混ざり合って疲れた私の胸に、 すっと入ってきた文章があった。
「じれったいようなペースだったが、そんなペースでしか伝えられないものがあるように思う。たとえば、君の笑顔が好きだ、ということ。けれどそ の目元の影を無理やり追い払わなくていいんだよ、ということ。影も含めて君が大好きなんだ、というようなことだ。」(光原百合『ささやかな奇跡』)
癒しも知恵も技術も本屋さんにはあふれているけれど、小さなミステリの中にこんな平易な言葉遣いで愛が描かれていると、ほっとする。お話自体に関していえ ば、トリックの肝の部分は解き明かされる前に見通せてしまった。妻と死別した男とその息子と、影を宿した女性の物語。愛した者の死をどう消化するか(昇華 ではない)という記述もよかった。

[35] 安心の予約 Date:2004-08-01 (Sun)
経過を想像して、終わりまでが見えると恋を始める気になれない、とあの子は言う。
続けてゆくにあたって、意志だけじゃ足りないこともある。繕いきれず、はっきりとため息の多さを指摘。うま く心を元気にしてあげたいのに、できない。そしてきっと相方の不調の原因のうちいくつかは私にあるんだ。もどかしい。
でも、この先ずっとしんどい時間が続くはずはない! 乗り切るために努力。じきに振り返って笑える日が来ると信じる。そのときは自分の意志以外のものすべ てに感謝をささげよう。

昨日とは別の花火大会が部屋の窓から見えた。夕食時、部屋の灯りを消して鑑賞開始。ほっとした。ベランダに出たら肌寒いほど。

秋休みの旅行計画。行き先の国(都市)を決めました。

『十八の夏』(光原百合)は読み応えのある短編集。まだ表題作しか読めていない。明日中 には終わるかな。
オーラバ、相方が買ってきてくれたのだけれど、本文中に高河さんのイラストがないです! 珍しいコバルト文庫だわ。

[34] out of focus Date:2004-07-31 (Sat)
ミニスカートを持っていない私。膝下丈のデニムスカートをウェスト部で折り、女子高生が制服をいじるみたいに短くしてみた (笑)。ふりひらよりもいいでしょう、と尋ねたら「(ふりひらも)見慣れたから」と返されてしまう。
ダヤンの原画展と鉄道模型ショウを見た後、穴場のカフェを見つけて休憩。疲労回復。天賞堂へ寄る。
帰宅し、夕食の焼きうどんを食べ終わってから相方が言うことには、やはり花火大会を見たかったそうで。外でその話題が出たときに私が言下に「行かない」と 断ったんだって(憶えてないけれど、もともと花火にはあまり興味のない私だから、相方の言うとおりなんだろう……悪いことをした)。来年に繰り延べ。
楽しんでもらえると思っていた一日が、またも気まずい雰囲気のまま終わる。それでも弱々しく「楽しかっ たよ」と微笑まれ、いさかいにはならない。何度も聞かされるため息も、私は気づかないふりをする。けれど小さなずれがどんどん広がってゆくのを想像すると 怖い。もっと近づかなくては、と思う。

[33] 頭の後ろあたりにどよよん、と Date:2004-07-30 (Fri)
きゃー、オーラバ新刊出 たのね、明日買いに行こう。……表紙、誰?
来月には、以前お世話になった方の初コミックスも発売されるの。楽しみだわ。

そろそろ夕食作るかーと思っていたら相方から電話、「ごめん、異動者の歓迎飲み会」。朝はトーストとヨーグルト、お昼は納豆ご飯…とほとんど炭水化物ばか り採っていたので、夕食はバランスよく用意するつもりだったのだけれど。一人分を作るのは面倒で、急遽知人宅へお邪魔〜。
NHKの『悲劇の航海−阿波丸はなぜ撃沈されたのか』という番組を見て、あれこれ話す。知りたいのはその裏なんだよ、センチメンタルに流さずにもう一歩 突っ込んでよ、と文句を垂れながら(笑)。翌日の浅田次郎さん原作ドラマへの布石みたいなものだったのね。しかしこの撃沈事件、皆さんご存じでしたか?  五十年以上経ったことに関してはもう騒がない日本人って、本当に奥ゆかしいというか、忘れっぽいというか……。私たちに恨(ハン)ってなじまないものね。 教育のたまものですかね。それにしてもアメリカの記録保持&情報開示ってかなりのものですね。そして直接選挙だからか、「親愛なる大統領」という書き出し から始まる手紙が官邸に殺到するのもすごい。
政治的な話題はここには突っ込んで書きたくはないので、このあたりで打ち切り! 直接話す方がまし(でも政治学科出身の相方とはほとんどの 場合、意見が異なるので実は突き詰めるのを避けている。言い負かされるのは嫌だし。……情けない)。どうなんでしょう、世のカップル/夫婦って、政治的主 張も同じくする場合が多いんですかね。けれど私の中に確固たる主張があるわけではなく……漠然と……。

『いつか青空の下で』(月村奎)には身につまされたと言うべきか。前編『そして恋が始まる』よりも感情移入しやすかったです。未樹にもまなかにも浅海にも共感。想いの形は様 々で、社会的な立場もそれぞれで、でも不安のない恋なんてないはず。そしてみんな、旅の途中なんだよね。浅海はできすぎのキャラでちょっと苦手ですが (笑)、若かりし彼が負った傷にまで想像を巡らせれば許せる。で、加賀谷にはやはり好感を覚える(笑)。

最近の私、テンション高かったですか?(って一番わかっているのは自分だ。) 反動か、睡眠時間帯のずれゆえか、頭の後ろあたりにどよよん、と来てます。 ――その名は鬱? これ以上近づいてくれるな、と念じる。来るなー、去れ!
カジュアル全盛のファッショントレンドが苦手なんですよ。ふりひらを着ているくせにレイヤードってどうするの、と戸惑う音痴(笑)。カラー アナリストさんにも言われましたが、私に似合う服はにごりのない果実の色、そして「上品でかわいい正統派 フェミニンの形」。かちかちのスーツではなく、リボンがついたタイトなシルエットの膝丈ワンピとかね。神戸系とか名古屋系と呼ばれるものよ りも、もう少しトラッドな感じかな。肌の露出は少なく!(笑) 自分でもわかってるんですけれどねぇ。なお、母親は私がマスキュリンな格好をしているのを 好みます。ほめちぎられます(汗)。
相方への操立て(笑)で秋冬はふりひら休暇(ふりひら休むんですよ!)を取 ろうと思っていた矢先、羊革のラメ入りスニーカーなどいただいてしまったものだから、カジュアルおしゃれに挑戦してみようかと思っています。流行の格好な んぞ引きこもりの私には関係ないと思えば関係ないんですが、そんなこと言ったらふりひらだって同じだ。どうせなら返り咲いてみたい(爆)。だから、どこ にー? 夜遊びできないのにクラブスタイルは馬鹿。かつての“夜お茶仲間”は全員年下で、音信不通になってしまったし(きっと私だけ)。結局、何を着ても 自己満足にしかならないんだろうね。うーーー、やっぱり調子悪い……。空しい。

[32] みゆかりん、って呼んでもいいよ(爆) Date:2004-07-29 (Thu)
オンラインマガジン『Web現代』の『萌え萌えジャパン』、いよいよアイドル登場で盛り上がってきました〜。

おそろしく評判のいい『イニシエーション・ラブ』(乾くるみ)を手に取る。過剰な期待を抱き (どんでん返しを待ちつつ)、ひたすら丁寧に時系列に描かれた80年代の恋愛を「だるい…」と思いつつも読み進めたのだけれど……すみません、どなたか説 明してください。私、何が起こったのかわかりませんでした(涙)。ここからネタバレ注意。入れ替わったんですか? A面とB面の間?(目次の構成を見て、想像はしていたのだけれど。) それともマユちゃんと 石丸さん、どちらかには本名を伝えていたの? 主人公が酒乱だから…うやむやになってる? いったいどういうからくりやら。すごくくやしい 〜。
はたと気づき、最後のページを再び読む。A面のラストももう一度。
にゃるほど!時制に囚われていた私が馬鹿でした。確か にね、マユちゃんの日焼けでおかしいと思ったんよ……。そうか、そうだったか……。

マンションのエレベータで乗り合わせたご婦人に、「かわいいTシャツね」と言われた。WW二色うさぎの Tシャツ。ご婦人が連れていたシーズーもむっくりしていてどことなく似てますよ(笑)。秋のフェアの“草原にうさぎ柄”、どうなんだろう……。総柄は ちょっと派手かなぁ。

[31] 勝手にサン・ジョルディ Date:2004-07-28 (Wed)
『秒速10センチの越冬』(岡崎祥久)、読み始めたときに想像した 話とは全然違った〜!(笑) だんだん息苦しくなるプロレタリア文学。でも暗いだけではなく、笑いを呼ぶ表現が随所に用意されていた。直しようがない、よ ね(すごくほめてる)。これ以外考えられない完璧なタイトルだし。講談社といえば『メフィスト』という図式が私の中にあったのだけれど、純文学もおもしろ いわ。『群像』新人賞、ちゃんとチェックしよう……。

漫画や雑誌や写真集(爆)など、日記には書かない読書も数はこなしていて、その中で記録に残しておこうと思うものをいくつか。
・宮本佳野さんの漫画の空気は好きだなぁ。でもカラーとモノクロで絵が全然違うのね……『普通の男』(榎田尤利)を買ったときにも思った。カラーは油絵テイストで重ねる感じ。モノクロは描線 が少ない。なお、『普通の男』(榎田尤利)は去年十二月の日記に短い感想を載せているのだけ れど、絶妙な小説&挿絵の取り合わせだと今更思う。コーちゃん&イズミのカップルが立つ場所を考えると、ファンタジーとしてのBLよりもリアルに近い危う さを描く宮本さんの起用はぴったりだなぁ、と。
・蓮川愛さんは久能千明さんの著作の挿絵でお見かけした方だと後になって気づいた。学園物のオリジナルストーリーがすごく懐かしい少女漫画的なラブで、登 場人物たちの年齢の倍近く生きている私の胸もきゅんきゅんしたよ!
・映画は見られないくせに(映画館で酔うのが怖いので)映画雑誌。勢いで買ってしまった。むー……。
・東直子さんの掌編『夕暮れのひなたの国』(雑誌『短歌ヴァーサス No.004』)はノスタルジック。からくりが解けた後に振り返る記憶の中の景色。枚数にふさわしい形式かも。


たまに外に出て、ごくまれに人と会い、半年に一度くらいは初見の人と知り合う。すると、「どの本がお勧めですか?」と聞かれることがある。作家を問われる 場合もある。周回遅れ取り戻し読書ランナーの私なのに。
自分の中での忘れられない一冊を引っ張り出すのは惜しい。古いということもあるけれど、何より恥ずかしい。ばりばり売れている本を挙げるのも(求められた 答えと)違うかも、と思う。そこで寡作で“知る人ぞ知る”作家の名前を口にする。実際は素人の私が目に留めるほどだから、“あー知ってる”という結果に なったりもする。
愛を込めて贈る一冊は何がいいだろう。
選べない。本の贈り物って難しい。既に相手も買っているかもしれないし、好みに合わなかったらと思うと怖いし(親友が昔くれた歌集には感動したよ)。さ くっと捨てる、もしくは他の人に譲ってくれて構わないのだけれど。つまり愛なんて込めなくていいのだ。本に詰まっている著者の愛情だけで充分ではないか。

そんなことを考えていて、ちっとも執筆の進まない一日でした。あらら。ArX七色空港から飛べます)の芳谷 さんに穏やかに喝を入れていただいたので、ちょっとこれからがんばります。

[30] 馬鹿にも足らぬ獣、咆哮す Date:2004-07-27 (Tue)
今日は何もせずにぼーっとパソコンに向かっているの。写真集をめくる手間も惜しむ怠惰。つまり、あの子のスクリーンセーバを入れ たってことよ。
てらわずに『1999年の夏休み』が似合うタイプよね。つい考えてしまうわ、“水少年”ではない、別の 仕事を選んだ意味を。やはり父!? 始まりが特撮ドラマだったならばとか、ユニットとしてデビューしていたらとか、そんなことは言ってないの。縛りたくな いから。さぁ、たくさん恋をしてちょうだい。
でもね、祭りカタログをなめていたら、あったわ、別ジャンルメインであの子をも扱っているサークルが! 素敵。そう来なくちゃ(偉そうに聞こえたらごめん なさいね、消費者の立場を満喫するつもりよ)。皆さんがカタログカットをお描きになった頃よりも今、あの子にノックアウトされた方々は確実に増えているは ず。他ならぬ私がそうですもの。あぁん、期待しちゃう。

――スマさんたちの凱旋はどうなっているのかしらね。夏から秋にかけて、私の予定はどんどん埋まっていってしまうというのに。そしてお財布は軽くなってゆ くのよ!(あぁ怖い!) クリスマスソングを発表して年越ツアーという計画ならばそれもいいけれど(テレビ各局が泣くかしら?)、早いうちに告知してほし いものだわ。

[29] こ の気持ち、わかる? Date:2004-07-26 (Mon)
『あいたい。』(久美沙織)は激しい恋わずらいの記録。「The Longest Letter」と副題がついていますが、六百枚だって……! 仕事をこなしながら、二十日間で六百枚の恋文。不眠になったり、体重四十キロを割ったり、す さまじいです。久美さまは存じ上げていますし、波多野さん(旦那さま、この本では熱烈ラブのお相手)にもお目にかかったことがありますが、いやー、驚かさ れることしきりで、めまいがしました(笑)。
初めの方に言い得て妙な箇所があります。ご紹介。
「プライベートなことを人にバラさずにいられないのは人間性に欠陥があるからだ、と早川の細井さんの妹(サイモンフミ)が書いとったので、わた しはすっかり欠陥にちがいないと思うのであった。でもサー、小説かきなんて欠陥人間に決まってるよ。ねぇ?」(久美沙織)

次はこびとさんの話でも読もう。
『秒速10センチの越冬』(岡崎祥久)、タイトルと表紙とぱらぱらめくって出てきた「小 人」という単語に惹かれて手に取った本。冒頭から、うまいな、と感じる。

今日の彼氏はキメキメラップでかっこよかったわ。あの人は隆々とした肩に豊満な乳房というアンバランス なイメージ(あくまでもイメージ)があるが、あの子は上も下もぺたん、だな(笑)。つまりあの子の場合は両性具有ではなく無性と言うべきなのか? でもプ レステつなげてDVDを見て、浮かんだ感想は「エロい……」なんだよ。
“美”とは「美的快の感情をひきおこす対象」である。けれど私の中には快さと同時に邪心と呼ぶべき感情 も発生し、美を横ストライプに塗りたくってどうするのだと己を止める冷静さもまだ残っており、しかし久美様は当時29才で波多野さんは21 才かぁ…いやそれは今関係ないぞ、とにかく私は人類最強のヒトにやられてしまったらしい。omni- directional、全方向式とまでは言わないが、世界の終末を思わせる中性的な雰囲気はすごい武器だ。優美さと卑しさを兼ね備え、過去があっても無 垢で、迷いながらもさらっと闘争心を口にし、お茶目で芸術家肌でタフで、魂の充足と楽しい未来を希求する……。理想かも。悪魔じゃないよね。天使だと信じ るからね。うぉー、崇めているだけで済めばいいが、このヒトを書きたいという欲にさいなまれている。
夢から覚めろ私(怒)。続き物シリーズをちゃっちゃと仕上げるべし。年上の従兄に憧れ続けている女子高生。書いたことがありそうでなさそうな話(笑)。た まには王道少女漫画風にね。下克上やビアンしか書けないわけじゃないのよっ、とカルチャーセンターで胸を張るつもり(笑)。
“作品が望む最高のでき”にしてあげたいだけなの。最近はキャラ一人一人ではなく、むしろ作品自体に人格があるような気がしている。

[28] 文 学史の中で生き残れ! Date:2004-07-25 (Sun)
短歌のシンポジウムに行ってきました。前半は「秀歌とは何か」という鼎談、後半は新進歌人による公開歌会。「逆選」という刃を初 めて知りました……どきどき。でもそれが「愛の鞭」だったりもするらしい(笑)。十代の頃から詩の愛好者の集いをのぞいたり、最近では小説の講座でお互い 感想を言い合ったりなどしていますが、短歌の世界はちゃんと形式に則った批評なのですねぇ。
ジャンル違いの私にも非常におもしろい内容でした。穂村弘氏の「モードの変換と秀歌の発生はリンクしている」という論旨で目が覚め、斉藤斎藤さんの「この 歌はかっこいい、綺麗に決まっている、けれどもうやばくない?(だって似たような歌が既にあるじゃないか)」という批評に笑いながらも膝を打ちました。 「いかにも選びがちな言葉を使って」短歌っぽいものを作ったことのある私としては、自分には才能はないな、と実感(苦笑)。でも新しいものを作ろうとする 鋭敏な感覚に触れ、刺激をもらって帰ってきました。

『図書館の神様』(瀬尾まいこ)は読みやすく、読後感のいい小説。垣内君とか拓実とか、 いい男すぎるきらいもあるけれど。
しかしどこの都道府県なんだ、こんなに簡単に中学校講師になれるのは……。

[27] お 行儀悪くてごめんなさい Date:2004-07-24 (Sat)
思えば六年前、祖父の初七日の法要で、私は救急車に乗ってしまったのです。看病疲れでもなく、精神的ショックによる昏倒でもな く、靱帯捻挫。ゆっくりと流れる数瞬、ままならぬ身体、そして部屋に音が響いたのを憶えています。しびれた足で立ち上がろうとしてぴしっ、と足を傷めてし まったというわけです。
過ちを繰り返すまい、と今回は最初から足を崩し、よそ見しながら過ごしました。体重のせいではないと信じたいのですが、正座できないのは事実なので……。 もう親戚に迷惑かけたくないので……。っていうか、二時間弱、長いよぉ(涙)。
帰りの新幹線はのぞみ700系で、素敵な制服のお姉さんたちが物販にやってきました。

読書、『恋する短歌』(佐藤真由美)……うーん……短歌よりもショートストーリーの方がうま い、気がします。狗飼恭子さんの文章から、余計な(うう、すまん)リフレインを抜いた感じ。煮詰めた味。背景でたくさん恋愛しているように見えるところが いいっすね。わ、私もがんばるぞー。人と関わる度に小さな恋をしてしまうあの子のようにー! 収められた22のストーリーの英語タイトルと、ほんのり違う 和訳が素敵。肝心の歌は、毒を含んだ素材なのに何だか平板な印象を受けます。帯(腰巻)の言葉、作中からの 引用かと思ったら違うでやんの。むらむらさせんなっつーの(笑)。

最寄り駅まで帰ってきて、相方とマッサージ屋さんへ。足を三十分、頭を三十分というメニューにしました。恥ずかしながら私、激しく寝息立ててました。個室 でよかった……!
「お疲れですね」とねぎらってくれたお店のお姉さん、ごめんね。
とにかく元気回復。勢いづいて書店で夏祭りのカタログを購入。家に着いて早速めくってみたのですが、自問してしまう「私は行くのか!? 二サークル のために!」
(正確に言うと、好きなカップリングを扱っているのが一サークルで、好きなタレントを中心に据えているのが一サークルです……。相変わらず買い物少なそ う。笑)
それでも「行くともさ!」と元気に答える私はマイナー好み。茨道。自覚あり。
一年後、いや二年後を見ておれー! あの子の天下がやってくるなりー! と叫ぶ希望が空しく響く2004年夏であります。暑中お見舞い申し上げます。
おいらが天下を取ってやるぜ、とか言ってみたいけれど言えないわ。

[26] 脱稿 Date:2004-07-23 (Fri)
AM4:02 頭痛い〜。何だかイメージしていたものと違うんですけれど、ENDマーク。寝ます。

9:43 プリントアウト終了。自分には扱いきれない素材だったのかなぁという感あり。日々精進!ですな。これから法事に出かけるのですが、予定していた 高速バスには間に合いそうにないので、新幹線に変更……。

のぞみ500系に乗りました。おお、足下広い。でも売り子さんは昔ながらの、って感じ。
車中で『妄想炸裂』(三浦しをん)を読みながら、くくく…と笑ってしまいました。何度ページ を閉じたことか。こういう妄想を披露できるとは、いい世の中になったもんだ…という気もしますが。(『森の小熊』とかね。) でもすさまじく文章のうまい 人だということは、書評『私だけが知らずにいた』『飛んでる教室』の二編からよくわかります。

会食後、一族で(?)温泉へ。アルカリ泉でお肌ぬめぬめです〜(笑)。さらに深夜のラーメン餃子ツアーへ繰り出す一行。でも私だけは、「食べないわよね。 食べちゃ駄目。帰りなさい」と母に厳命されてしまいました。お店には入らず、車の中で待ってるつもりだった けれどさ……そんなに念を押すことないじゃん……。浴場で年齢不相応(っていうか…)の体型がばれちまったからな。残念なことに幼児体型で はありません。

[25] 魂売ります(息もたえだえ) Date:2004-07-22 (Thu)
……こ、国民、的……美少女、コンテ…スト……ッ。(ダイイングメッセージか。 笑)
今日から投票でーす♪(生き返ってみた。)
でも私はモデル系美少女よりも、U-15のくせに発育のいいグラビアタレントよりも、U-22のお嬢ちゃんに妄想中! 左利きで細身の悪魔に魂売りたい。(両利き? やはり地獄行き決定。)

おなかすいたよー。朝コンビニで仕入れた「発芽玄米弁当」をお昼に食べて、夜はダイエットシェイク(プラスかき氷、笑)だけだよー。
ドラマ『人間の証明』も見られないよぅ。エンジンかかるの遅いんだよぉ。

[21] あの子が悪魔だとしても、私もずるい大人だから Date:2004-07-21 (Wed)
AM2:50 『卵の緒』(瀬尾まいこ)を読み終える。「坊ちゃん 文学賞」だっけ、正直なところ、あまり受賞者が注目を浴びない賞だと思っていたけれど、この作者は違うみたい。中学校講師だということも関係しているのか な? 軽妙な作風で、生き生きとした子供の視点もうまい。書きたいテーマ「心地いい絆」がはっきり見えているようでうらやましい。書き下ろしの『7's blood』は未読。

三時間眠り、相方を送り出した後、開館時刻を待って図書館へ。今日はwith loveのTシャツに白とハッカの綿ローンスカート二枚。日射しが当たらない分、足は涼しい。日焼け止めを塗る面積が狭くて済むのが、ふりひらの利点だ ね。日傘を差し、タオルでくるんだ保冷剤を手に、どうにか往復の三十分を歩いた。

あまりに陳腐な言い方だけど、今ね、心が震えちゃってるの。恋がしたいわけじゃなかったし、会ったことのない子が誰を好きでも関係ないんだけど。六年前?  もう少し前? 同じ街にいたらしいと知った途端、その過去ごと好きになれると思った(笑)。
今度は傷つかないという確信を得て、あの人への苦しい気持ちが薄れるかもしれないという期待を持って、親近感はしぼって捨てるくらいあふれてるから、よっ しゃ、はまってみますか。でも、ゆっくりね。突っ走ると、ろくなことがないからね(笑)。
しかしまた周りの人には怪訝な顔をされるだろう私の好み……二次元では満足できない身体になってしまっ た自分がやっかいだ。それに冷静に考えてみれば、好きになるのは傷つく未来を引き受けるっつーことだよな。参ったな。
なお、今までほぼ無傷で好きな気持ちを保てた相手は高橋由美子ちゃんでございます(笑)。彼女は素晴ら しい。アイドル冬の時代をですね……(続)。

さて後半戦。っていうか、追い込みやん……。

[20] ぬるま湯生活 Date:2004-07-20 (Tue) <URL>
お風呂みたいな気温を記録したんですね……。でも私、午前中はずっと涼しく暗い部屋で寝てました……。
『赤目四十八瀧心中未遂』(車谷長吉)を読み終えました。結末に向かって加速していくと ころがいい。そして小説にとって文体がいかに大切かということをあらためて感じます。舞台は昭和五十二、三年頃だと思われますが、この古めかしさ、暗さ、 凄みはただごとじゃないです。東京から訪ねてくる山根の口調がちょっとおもしろい(酔っ払ったところもリアリティあり)。けれど、言っていることはこの小 説の肝になっている気がします。
「あなたにはも早、小説を書く以外に生きる道はないんです。」

最近のお気に入りケア製品は、ドクターシーラボの「PHOTO WHITE-C BODY WHITE & PEEL」ゲルクリーム。
私は肌が強くないので、匂いのきつい輸入コスメは使いません。就職したばかりの頃はエスティーローダーの口紅やランコムのメイクパレットを愛用していたこ ともありますが……。最大手通販メーカーのクレンジングオイルや、国内ブランド各社の日焼け止め、ファンデーションが合わなかったという流浪の果て、今や 基礎化粧品のほとんどはオルビスで落ち着いています。安くてたっぷり使えるし、何よりも低刺激なところがいいのです。
前述のドクターシーラボのボディ用ゲルクリームは天然精油が配合されており、ほんのりいい香りが漂うのですが、どうやら肌に合ったようです。肘の内側にこ まめに塗っていたら、色素沈着が速く消える(気がします)。定番商品のアクアコラーゲンゲルもトラブルはないし、顔用の「PHOTO WHITE-C」も試してみようかしら。

松たかさん、佐橋さんとつき合ってるのかぁ。私の中では佐橋さんといえば美里さん、という図式なんですよ。交際うんぬんじゃなくて、美里さんが「佐橋さん のギターは聞き分けられる」と発言していたことがあり……。私が初めて手にしたCDは美里さんの『Lovin' You』でした。以来、十代の頃に一番聴いていたアーティストです。この夏、Sonyが投票をやっていて何となく見ていたところ(全アーティストで 検索すると染谷も出てくる♪)久しぶりに『すき』を試聴して幸せな気持ちになりました。『BELIEVE』も胸に迫るー。
そうそう、美里さんのニューアルバム『Blue Butterfly』には染谷が提供した二曲『ミッドナイト・パフェ』と『Heart of Gold』が入っているので、こちらもチェックです!!

[19] 取り残されてます Date:2004-07-19 (Mon)
超読書人間と化した相方の本日の成果、『マークスの山』(高 村薫)、上下巻読破。そして『深川恋物語』(宇江佐真理)に突入。以上、二作品は私が薦めた もの。さらに『ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね 』(岡崎京子)はちらっと見て「作り すぎ」の一言で切り捨て、三浦しをんさんのエッセイは(私より先に)読み終えていたー。怖い。怖いよ。その集中力と辛口評価が怖ろしい。審判の日が近づい てくるわ。
対してすっかり駄目な私
書かなきゃ、という気持ちが焦って読書に集中できない。『赤目四十八瀧心中未遂』(車谷長 吉)、まだ読み終わってないのよ。漫画には手を伸ばしたけれどね! 『kissing』(原作 佐々木禎子、作画 高久尚子)、かわいいー。好きなシーンは 「lesson:4」の携帯電話で和史とはるが喋る数ページ。はるが歩く夜の街の空気がいい。駅のそばなのに、他の音とか光とかは気にならなくて、ただ まっすぐ前に道が開ける感じ。懐かしい佐々木さんらしさを感じるのです。和史の全能感、これぞ恋の力よね(笑)。続く自転車二人乗りも楽しいね。描き下ろ しの『Find a way』もサイコー。箕田、好きだ〜。おいしいキャラ。
あーん、作品はあと三日で仕上げないと読んでもらえないのに、四分の一あたりで詰まっています。これで行こう、と着地点が見えたと思ったら、すぐにまた迷 いの渦にはまる。ラブストーリーじゃない物語は、書いていてたぎらないのよね(笑)。もっと変態を、もっと異端を、というチャレンジ心はあ るんだけれど。えせSFにするのはルール違反だし。どうにかねじ曲げてラブにするか……(苦笑)。あきらめない強い気持ちだけはあります。 気合いで行くぞ!

今日の一言「瀬名&南は理想です。」
DVD見直したいぞー。あれを超える作品、ないよねぇ。美しすぎる初恋みたいな。色白彼氏がセナを呼ぶ のには笑ってしまいましたが。
パリ映像がまた見られてよだれもんだったし、1/100秒差ゴールも素敵でした。あぁ、会いたい〜。

蛇足「『あいのり』美男美女カップル、えてしてこういうことは起こりがち。」

[18] お菓子いっぱい Date:2004-07-18 (Sun)
相方の職場の人たちとの集まりに参加。私が女性最年長。午後三時から八時まで、お喋りしながら飲み食いしました。こんなにお菓子 を食べたのは久しぶり。「暴君ハバネロ」も口にしましたよー!

あ、近隣のセブンイレブンを発見しました。

[17] 夢に逃げる Date:2004-07-17 (Sat)
「三十枚くらい一日で書けよ。それで二日で推敲。……なーんてね」
辛辣な酔っ払いの言葉にびびる私。

お昼前に起きて、「雪山でまひるさんと閉じ込められて、仲良くお話しした夢」を振り返り、しばし浸りました……。かまくらみたいな壕に避難して、私ったら メールアドレスや電話番号をメモに書いて渡してるの!(笑) すごい積極的〜。っていうか、危機的状況じゃないわけ!?(笑) 二人きりじゃなかったんで すけれど二人の世界でした(爆)。
しかもこういう都合のいい夢を見るのは初めてじゃないんだよ。過去にも西之園萌絵ちゃんに、Yぴに……(笑)。強がりに聞こえるかもしれませんが、あの人とはデートしたいとは思いませんので、夢で会えなくてもいいですっ。別の宇 宙で彼氏とよろしくやってくれ。
十八禁シーンはないんです、本当。堂々と公開できるようなお子様らしいデートです。皆様にもお見せしたい、幸せを垂れ流したい!
好きな人と一緒にいられるだけで、こちら側に返ってこられなくてもいい、って思っちゃいますね。永遠に目覚めなくてもいいです。だって、悪夢なんてほとん ど見ないもーん。……根が楽天的なんでしょうか。

今日は相方の両親と焼き肉を食べに行きました。なお、この三連休は、ふりひらはお休み。相方対応。良妻仕様。ゾウリチャームを活躍させています(マウイ島 発で人気が出たらしい)。別ブランドのピンクのチャームを母にもらったので、イエローゴールドとピンクゴールドのコンビ の40cmチェーンを買い、合わせています。ちなみに私の草履は一足のそろいではなく、片方だけ(笑)。
カネコショップでは秋冬の絵型が発表されたらしく、担当さんからお手紙が来ました……が、次にショップに行けるのはいつになるやら。

[16] 消印有効と必着 Date:2004-07-16 (Fri)
今日も駄目な日(苦笑)。一晩中起きていたわけでもないのに、相方を送り出した後、朝八時にはまた眠くなって午後一時まで寝てま した……。目覚めたらいきなり空腹でびっくり。何もしていない、夢も見ていないよ(笑)。

おなかの調子も変だし(でも燃費が悪い私はさらに食べる)、出かけるのはよそうと決めました。
ただ、本日消印有効の払い込みの用事があり、「ラッキー! 雨だー、紫外線グッバーイ」と雨傘を手に最寄りの郵便局に行ったら、専用払込用紙を受けつけな い機械しか置いてないの。窓口で依頼すると手数料が高かったはず…と思い(10円程だと思うのだけれど)、一度家に帰ることにしました。夕立雲が去った空 の下、柄の太い雨傘を差して(笑)。
日傘に持ち替えて、また別の郵便局に行きました。オフィスビル内の局で払込手続き後、エクスパックを購入。綺 麗な郵便局って居心地がよくて、つい余計な買い物をしてしまう。使わない切手シートとか。
「締切一週間前のエクスパック準備」
この意図は……ぎりぎりまで書いて、人外の姿になってもポストに投函さえすれば届くぞ、と(笑)。頑丈な ゴールネットの安心感。締切日は24日(必着)なのですが、法事で前日から遠出しなきゃいけないの。実質的な締切は22日深夜ということに なるかな。
まだ二枚しか書けてないよー!! 世間の皆様(語弊あり)は夏祭りに向けて着々と作業を進めていらっしゃるはずなのに、私ったら出だしでエンスト。しょぼ い。洗濯物がになると相方の顔つきが変わってくるし(もちろんになる前に切り崩すんですよ)、おそろしいことに三連休に も予定がー! こ、これは障害物競走ですね!

クロネコメール便って試してみたい(受け取ったことはある)んだけれど、封筒は自由なんでしょうかね。まだ近所にセブンイレブンも見つからない。

[15] hot summer Date:2004-07-15 (Thu)
短編なのに、ほとばしるものがないんだよねぇ……。これで行こうと決めたタイトルも毎日のように迷って変えてしまう……。〆切ま であと一週間。

今は『赤目四十八瀧心中未遂』(車谷長吉)を読んでいる。古くさいタイトルだわと思ったの に、第119回直木賞受賞作で、たった六年前の作品なのね。
あ、今日は第131回の芥川、直木両賞が発表されたね。候補作もノーチェックでした(汗)。私の読書は周回遅れだ。2001年頃の話題作を読んでいること が多い昨今。

外出しない、と決めたら気が楽になって、掃除とアイロンがけを片づけることができた。掃除機の先端吸い込み口に髪の毛やほこりが絡まって、楊枝でかき出そ うにも取れない。“髪の毛溶かします!”みたいな強力な薬液に漬けておきたい気分。
夕食もたまにはちゃんと作るか…と思って、火鍋に決定(笑)。土鍋を出すのは四ヶ月ぶりくらいかな。引っ越してからは初めてだ。先日、「スープの素」とし て中国土産にもらったペーストを三センチほど入れてみた…ら、辛い〜。全体の十分の一も使っていないのに充分辛いっ。噂の「暴君ハバネロ」には負けるだろ うけれど。

[14] でもまだがんばる……夜は続く Date:2004-07-14 (Wed) <URL>
昨晩涼しくなったおかげで、午前中は外出できるかも…と思わせる陽気。でも甘かったか。図書館に寄り、電脳街へ繰り出しマイナス イオンドライヤーを底値で買うという独行ツアーを開催したところ、帰宅後は読書も執筆もできないほどの体調不良に。優しいメイドさんにサーブされながらラ ンチを食べて涼んでいるときにはあんなに元気だったのに(笑)。
日射しに当たると駄目なのでしょうか。もちろん日傘は差していたのだけれど、皮膚の表面温度が上がると調子が狂うー。
夕食前に一眠り。
今夜はテレビを我慢して、何か降りてこないか、ディプレイに向かってみます……! いい作品を書きたいー。

暑いときには綿ローン。されど風が強い日はブロードが安全? 薔薇とアネモネスカートの夏スタイル。「光の展示室」に載せていないコーディネイトを思いつ いたので、慣れないセルフ撮影です。(斜めがけはWWのもの。ロゴと花刺繍ストールの上に見える飾りは、今年流行のパンツのベルト通しにつけるウェスト チェーン。カニカンではなくクリップ式金具なのでどこにでも留められます。)

[13] あと十日 Date:2004-07-13 (Tue)
『東京タワー』(江國香織)、ここで終わらせるか〜(笑)。もっと 読んでいたかった……。彼らはまだ東京タワーのふもとにいるんでしょう? でもこのテンポで大学卒業するまで書いたら、本の厚さが五センチとかになっちゃ うかも。
主人公二人の出身高校はA校に違いない、と思ったのだけれど……実際は男子校のところを作中では共学に変えてますね。

ごめんなさいの読書、『竜の卵』(ロバート・L・フォワード、山高昭 訳)。ずるい読み方を しました。重力の専門的記述は難しい。ここまで別の世界、歴史を記述するって、すごい。

あと十日で完成させる予定の「三十枚」、そろそろ本気で設計に取りかからなくては……。

[12] 静かな一日 Date:2004-07-12 (Mon)
夕立が来るまでは窓を開けて過ごせるほど涼しかった。ネットショッピングを楽しみ、『東 京タワー』(江國香織)を読む。淡々とした物語だけれど、この恋の行く末を見届けたいとも思う。スタートから六割くらいの場所まで来た。

言葉でいかに嘘をこしらえるか…を始終考えている。他人も嘘をつかないはずがない。でも優しい言葉、その場限りの温かい言葉はとても有効だ、と思う。自分 と他人との間に存在するものはいくつかあって、その中で長く残るものとして“言葉”がある。
メールの場合、送ると決めたからには、常にいじくっているこの日記のように“書いては消し、消しては書き直し”をしたくないので……つまり、まぁこれは メール無精の言い訳なのですけれど。

[11] ご近所探検 Date:2004-07-11 (Sun)
激しく人を憎み、物を放り投げる夢で目覚める。両腕しびれてる……。
短編集『虚空の逆マトリクス』(森博嗣)を読み終える。萌絵ちゃんシリーズの『いつ入れ替 わった?』だけは『メフィスト』誌で読んでいたけれど、やはり顔がにやけてしまう。『話し好きのタクシードライバ』は「やられた」自分を笑う。心地いい脱 力感。すべてがミステリになるのですね、はい。『ゲームの国(リリおばさんの事件簿1)』は通常の執筆以上の労力が必要だっただろうと思うと、頭が下がり ます。すごすぎるー。

まだ行ったことのなかった地下食品店街を探検。輸入物のチーズやクラッカー、パスタソースなどを喜んで買い込む(でもヨーグルトは普段行く買い物ゾーンの 1.5倍のお値段を確認)。そんなわけで、いつもより贅沢な夕食。
いただきものの“にごりワイン”を開けたら、すごく甘かった。アイスワインもびっくりよ。相方がグラス二杯を飲み、私は味見だけ。

雑誌『短歌ヴァーサス No.003』の対談を読み、文学の連続性について考える。考える、ということについて考える。次号ももうすぐ出るんだって!

オンラインマガジン『Web現代』の『萌え萌えジャパン』第1部第10回に当たる特別編の中では、現代の嫌な事件が「近代化と密室」をキーに語ら れていて興味深い。インタビュアーによる、戦後日本の教育指向に関する見解もうなずける。このあたりを、〆切まで二週間を切った「三十枚」で私なりに書い てみたいと思うのだが……(プロットも立ててないよ!)。

[10] 目指せ営業 Date:2004-07-10 (Sat)
とある集まりに誘われ、KIのザ・レースのパンツスタイルで参加。立食ではなかったので、どっかと座り込み(笑)、喉が痛くなる まで喋りました。
異業種交流、楽しかったですよー。一番驚いたのは、「私、こんなに『ウォーターボーイズ』が好きだったんだ!」ということですね(笑)。惚れ込んでいる俳 優が出ているわけではないのに、作品世界にはまり、各シリーズの主役以外のキャラもしっかり記憶に残っているの。
やはり小説でも、希望、活力の湧いてくる作品を作りたいと思いました。
「何かネタになりそうなことを思いついたらメールします」などというありがたいお申し出も受け、文筆修行者を名乗って踏み出した地が腐った藁の山と か槍の上ではなさそうだったのでほっとしました。早いところ「こんな本出してます」って営業トークできる身分になりたいね(笑)。
手作り名刺は用意したけれど名刺入れを持っていなかった私に、「二つあるから」と貸してくれた親友、感謝! もちろんこの日のすべては親友のおかげです。

[9] 十 年一日のごとし Date:2004-07-09 (Fri)
エステで気持ちよく眠ってから、夜は同級生達と飲み会。日本酒に焼酎、透明なお酒を次々空ける仲間を横目に、私も赤いカクテルば かり何杯か飲みました。血管が膨張したのか突然、涙が出てきたのでびっくり。悲しくなんてないのにー。笑ってばかりだったのにー。
WWの昨夏の蔦小薔薇スカートをかわいいと言ってもらえたので嬉しかったです。斜めがけネックレスは不思議がられました(笑)。次は狭いけれど我が家でふ りひらパーティーってことで。本気です。

『GOTH リストカット事件』(乙一)を読み終わりました。壮絶な内容を淡々と書くの がうまいです。後書きにあるとおり、謎で話を引っ張り、どんでん返しを仕掛けると、ミステリ以外のジャンルでも確かにおもしろく読んでもらえるんだよね。

[8] 夏のタイトル Date:2004-07-08 (Thu)
先日、相方が買った新書『江戸三○○藩 最後の藩主 うちの殿さまは何をした?』(八 幡和郎)、近所の書店でわりと売れてる……ランキングに入ってる……。歴史小説好きではない、硬派の歴史好きって私の想像以上に多いのか。(愛しの妹もそ うだ!) この著者、公務員とのこと。
なお、そろそろ相方に作品を見てもらおうと覚悟を決めつつある私(笑)、まず最近のお薦め本を何冊かと請われ、相方未読のものを貸してみた。石田衣良に本 多孝好……あれれ、なぜか男性作家ばかりだ。相方が新居に持参した本は笙野頼子に松浦理英子といった女性作家に、歴史関係。うーむ。
で、肝心の私の覚悟は25%くらい(笑)。「冷静には批評できない」と予告されているが、確かに冷静に読まれたら夫婦の危機です。人生見直さにゃならんこ とになる、きっと。
夜にもらった一言「今まで書いた中で、評価は別にして、最も自信があるのはどれなの?」

二週間後に〆切の迫った三十枚短編よりも、来月初までに書くべき続き物の一話の方が先に動き出しそう。タイトルが決定すると全体のイメージが広がるのだ。 「三十枚」はまだ迷っている。『ソウルミュージック ラバーズ・オンリー』(山田詠美)収録 作みたいなカッコイイ短編を書きたいー。
両方とも舞台の季節は夏なので“入りやすい”はず、と自分を奮い立たせる。書き始めた今日はまだ楽しいばかりで(行き詰まっておらず、焦りもないため、 笑)、続けることを選んでよかったと思った。
……珍しく染谷が悶々としているみたいだ(惑)。

ドラマ『人間の証明』、竹野内氏演じる刑事の走りっぷりがいい。いくつものストーリーが並行して、まだつながらないけれどおもしろそう。これで今期も木曜 の早帰り決定〜。

[7] 筋肉痛残ってます Date:2004-07-07 (Wed)
昨日、日が沈む前に図書館に行ったけれど(やはり服装はカネコ系に戻した……ベージュの綿ローンブラウスにオリジナルチェックの スカート)、雑誌取り寄せの依頼はせずに帰ってきました。すぐに読みたいし、買ってみるかなー。ほむほむにお支払いすると思えば三千円くらい高くなーい!  その何倍洋服買ってるんだ、と自問。でも最近、雑誌運悪いんだよね……。資料用に買った週刊誌二冊がまるっきり値段以下の内容しかなく てー。そもそも運の問題ではないな。
『春を抱いていた』(新田祐克)のイラスト集『KISS OF FIRE』もええ、手元にあります……(照)。P.38-39はいかにもグラビアっ て感じで好きですねぇ。P.73は同人女子に人気ありそうだと思ったら、やはり商業誌発表ではなかったのね(悪い意味ではなく遊びが感じられる)。描き下 ろしの中ではP.8-9の岩城さんの表情がいい。あらためて思ったけれど、香藤ってゴージャスブランド好きアイドル(?)ファッションが似合う(笑)。

お仕事の往復の道で日に当たったため、体力を消耗しました……。頭を使ったからかもね(笑)。満足よ、時給一万円だから(笑)。

染谷俊 6作目のピアノインストゥルメンタルアルバム『Love Vacation』7月25日リリース決定!
通信販売は、MUMIX STOREで 受付開始。試聴できます。染谷のオリジナル曲、自身の選曲によるクラシック曲にピアノカバー曲、全13曲収録。沖縄レコーディング。

『雨にぬれても』が入ってる……! あれれ。『雨に歌えば』じゃなかったっけ。最近、アメリカで「あなたが一番好きな映画音楽」で三位になったのは確か 『雨に歌えば』だよね。曲はどちらも好きですが混同してます(笑)。試聴した限りでは『ハバネラ』のキレがいい。オリジナル曲の『きらきら海のエテュー ド』は練習曲としてはかなり難易度が高そうだ……。

今日の読書は『金色の明日』(甲斐透)。イラストばばーん、な本は久しぶりです。幼い主人公 を視点に据えながらも落ち着いた文章。同時収録の『鈍色の記憶』はミステリ仕立てでどんどん読ませてくれました。

[6] 名刺を作ってみました Date:2004-07-06 (Tue)
『あのころの宝もの』を読み終える。十二人の作家による競作でしょ うか……「あのころの宝もの」というテーマで書かれた短編のアンソロジー。
『町が雪白に覆われたなら』(狗飼恭子)は傷の描写や結末にいつもの“狗飼節”を見た。どぎつい匂いを投入したのはかなりの冒険? 『モ ノレールねこ』(加納朋子)は衝撃場面もしっかり書かれた大人向けの童話という印象。『賢者のオークション』(久美沙織)は以前に も読んだ記憶があるが、見事に忘れていたので新鮮に楽しめた。リアリティあり。『窓の下には』(近藤史恵)も途中で既読であることに気づ く。ラストの一文が凛として綺麗。『ルージュ』(島村洋子)にはやられた! 短編の妙。『シンメトリーライフ』(中上紀)は 後味が悪い。キャラを好きになれなかったからか。『光の毛布』(中山可穂)はタイトルが生きている。珍しい男女ものだが、違和感はなし。『ア メリカを連れて』(藤野千夜)、軽妙な文体。主人公に仕事があるところがいい(笑)。今後も、学生より“遊ぶ大人”を書いてほしい。『わた したち』(前川麻子)……うーん、今回最も困ってしまったのはこれ。短編で扱う素材ではないような……。この暗い調子の長編を読み切れる自信もな いが。『届いた絵本』(光原百合)はお喋り口調がうまい。読んでみたかった作家の一人だったので嬉しい。『骨片』(三浦しをん)は 異色作? 落ち着いた文体でうまい。祖母も先生も、そして「私」にも魅力がある。『プリビアス・ライフ』(横森理香)はもっと怖ろしい作品 にも、号泣必至のお話にもなりえたところをあっさりまとめている。previous lifeは前世と訳せばいいのかな。
テーマのわりに、懐古趣味一辺倒という印象を受けなかったのは、「今」に足が着いているからか。つかの間、まなざしだけを「あのころ」に向ける作品が多 い。

数年ぶりにペンネームでの名刺を作ってみました。載せてあるのはこのサイトのURLとメールアドレスです。味気ないので、星座の小さなカットを入れたの。 退職後は本名でのつき合いの範囲も狭いし、同人誌活動もやっていないし、どんどん減るとは思えないのだけれど……「あー、名刺持っていれば」と思う機会が ごくまれに訪れるんだよね(笑)。

こりゃないぜ、ってくらいに足が筋肉痛。しかも腿が中心。原因不明。まさかまさか土曜日のマッサージのせい? いや、受けた部位は首と肩だし。
原因判明。昨日、写真撮影で椅子に上ったり降りたりしたからだわ。

『ウォーターボーイズ2』もつい見てしまう。サントラも前シリーズと一緒。とりたててすごい展開がある とも思えないのに、キャラのおもしろさで今回も引っ張られそう。こういう性差がウケる現代なんだなー。昔懐かしスクールライフの雰囲気は好き。

[5] 仲間ちゃんが美緒役じゃなくてよかったけれど Date:2004-07-05 (Mon)
昨夜、眠る前になって「最近やってないから」と静かに食器を洗い始めた相方。しかも「怒ってごめんね」と言われ、私はあわててス ポンジを奪い返しました。
ほとぼりが冷めるまで…という言葉は適当ではないな、ぎこちなさが解けるまでは相方好みのかっちり服を着て過ごそうと殊勝なことを考えました(笑)。今日 はニューヨーカーの黒い襟つきカットソーに、いただきものでブランドがわからない(問屋さんで買ったらしい)膝丈の白黒ストライプスカートでお迎えしまし た。しかし膝丈のくせにポリエステルは暑いなぁ。反動で金子服の写真撮影。

『東京湾景』(吉田修一)を読み終えたのが午後三時、少し前。帯に書いてある台詞、記憶 にないんですけれど……。
作中作家が出てくるのは珍しくはないかも。でも主人公が取材される側っていうのは今まであったっけ? 既に新聞やテレビで月9ドラマの宣伝を目に耳にして いたため、「いつになったらお母さんの話が出てくるのー」「もう一つの秘密は在日ってこと?」とじ りじりして、素直に読めなかった気もします。しかしそれにしても吉田さんが全力投球している感じは受けないなぁ。ここから小声で――雑誌掲載が中途半端になったのは、ひょっとして青山ほたる同様、執筆に行き詰まっちゃったの? 丁寧ではあるし、台詞 も相変わらず自然だけれど、これっぽっちのイベントでは全10回のドラマにはならんだろうと思ったら、月9の方はほとんどオリジナル設定、別物のストー リー。まるで吉田さん、設定を売っただけ、みたいな……。
ヒーロー造形に着目。無趣味な肉体労働者ではなく、いっぱしの書家になっているのはやはり月9、女性視聴者の好意を得るため……。っていうか、原作(とい う言葉を使うのもびっくりだが)の亮介と美緒をお茶の間で見せられちゃぁ参りますからね(苦笑)。でも私が原作で最も印象に残っているのは、エッチさせてくれないなんて何事じゃーと亮介がいらつくモノレールでの場面だなぁ。ドラマではいかにも いい人に描かれていて、かっこいい台詞吐いてモノレールを降りる背中に、拍子抜け。
私としては吉田さんが純文学で在日に取り組んだとばかり思っていたから、肩すかし気分。『GO』(金城一紀)の男女逆バージョンに期待していたのだ。
話が行ったり来たりしてますが、ドラマはまぁいいんじゃないですか。ウェットで。三十年前のストーリーを織り込むことでふくらみが出るし、その小道具や衣 装もなかなかそれらしい映像だと思いました。

アンソロジー『あのころの宝もの』を読み始める。
ある短歌の雑誌が欲しいのだけれど、図書館に入ってないんだよねー。ニューウェーブだからか。一冊千円、三号まで出ていて……合計三千円+消費税 (笑)……実物を見ないで注文するのは怖い。司書さんにお取り寄せをお願いしてみるべきか。買うのは一目見てからでも遅くないかしら。

[4] 小爆発 Date:2004-07-04 (Sun)
朝から頭が痛い。

『螢川』(宮村輝)は冬、春、夏の三章構成。幽玄さにため息。『泥の河』と共通する、少 年の“自然への畏敬”のまなざし。

相方との関係が数時間に及び険悪になる。初めて……。
六月末の投稿〆切までは、腹に据えてくれていたらしい。でも七月になっても私の家事はおろそかだし、不機嫌で体調不良……といったもろもろへの反感がここ に来て爆発、とのこと。
「洗濯&アイロン>掃除>炊事」の優先順位を認識した方がいいみたい。食べるの大好きな私、いつも次に口に入れるものを探している、という 傾向を変えなくては……。
でもここ五日ほど毎日、外食。少なくとも一週間、炊飯器を使っていないと思う。「食事なんて外でどうにでもなる」って、けちけちが嫌いなんだな、相方は (笑)。
(こっそり誓いを立てる。しばらく洋服は買わない! 目標:次のコレクションまで。それくらいしか相方 への真心を見せられないような気がする。)
夜はデパートで南欧料理。
月9も目前、ようやく『東京湾景』(吉田修一)を読み始める。

[3] 戸惑う夏 Date:2004-07-03 (Sat)
午前中から体調がすぐれず……。お昼に相方の両親が訪ねてくることになっていたのを思い出し、あわてて掃除機をかけてもらい、洗 濯物の山を切り崩しました。
「いつも鼻炎じゃない?」と義父に言われてしまった……。
お中元の季節で、お菓子がたんまり。当分、甘いものは買わずに済みそうです。

日が沈む前に相方の服を買いに出かけ、お蕎麦を食べ、マッサージを受けてきました。引越後、初のマッサージサロンです。 foot/body/head&eyes/handsの四箇所から選んで好みのコースを組めるので、今日はfoot30分、body15分の計 45分を受けました。カードで支払えるし、もみほぐしてもらっている間にネタが浮かんだし(笑)好印象。よし、行きつけにしよう。

夜、直近三ヶ月の日記をまとめました。文芸作品として最後まで読み切ったものが38タイトル……意識して読書量を増やそうと決めてから半年、ようやく数字 に現れてきたかなぁ。
「読む」ことによって、書く意欲や自信を失う結果にならないよう、戸惑いながらも気をしっかり持っていたいと思うのです。

[2] こんな日もある Date:2004-07-02 (Fri)
KI/WWのセールをのぞいてみる。あるといいなぁと期待していたスカートは見当たらず。欲しいと思ったものは発売時に買ってい るし、セール品の中に私が欲しいプリントはなかった(私が既に買っていたものでセールにかかったのはWWの無地ブラウスとKIの無地スカートくらいか な)。とはいっても、担当さんが横についてくれたため(?)、「手ぶらどころか……××」という結果になり、翌日、家庭内に波紋を呼ぶことになるのであ る……。

『螢川』(宮村輝)を手に取る。同時収録の太宰 治賞受賞作『泥の河』をまず読み終えたところ。1977年発表とのこと。この後に鷺沢萌さんが出てくる流れを作った原点という感じでしょうか。

日本語の未来について講義を受けた後、頭痛がしたので飲み会を断って帰る。相方は飲み会で日付が変わってから帰宅。

[1] 甘えていいの Date:2004-07-01 (Thu)
『妻をみなおす』(小嵐九 八郎)を読み終える。冒頭から方目をつぶって読んだが、主張転換のあたりからはうなずけた。「妻」のキャラクター、よいです。

ふりひらを着る気分にはなれず。UNTITLEDの膝丈デニムワンピースでカルチャースクールに出席したところ、「どうしたの」と皆様からの質問責めに 遭った。
「いつもカネコイサオみたいなスカートだなぁと思ってた」とヴィトンのバッグがかっこいい男性(推定35歳、営業職)が話しかけてきたので、そのとおりで すと肯定する私。
「俺も高校時代、カールヘルム着てたから。中学時代の同級生の女の子も二人就職したし」
へぇボタン。

前夜からの落ち込みを解消するべく、美容院に行ったのだけれど、高いわりにクレジットカード不可。手持ち現金の少ない私はあわてて「今、下ろしてきます」 と銀行に急いだのだった。次回はないな……。やっぱり遠くてもなじみの美容師さんがいい。
飲み会では年上の方々に甘えてみました。20%くらい浮上。

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