止めるべきだと 声がする 引き返すべきだと 声がする けれど その声は 切なく 甘い 押し留めようとする手は どこまでも 温かい 離れようと 彷徨えども 気付けば ここに 戻ってしまう
そして 私は かまって欲しくて 悪戯をする 子供のように あの人の 心の隅を 握り締めている