わたしのバイクライフ

CB400T HAWKU



1980年9月13日、店長は中型限定自動二輪免許の交付を受けましたので、かねて行きつけのバイク屋さんに予約しておいた78年型HAWKUを受け取ったのでした。
オドメーター9046q車検残り1年付きで18万円でした。
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空冷OHC3バルブ並列2気筒:395t
40PS/9500rpm、3.2s/8000rpm
キャブレター:VB36、CDI点火、始動方式:セル・キック併用
燃料タンク容量:13L、乾燥重量:181s
(F)3.60S19-4PR、(R)4.10S18-4PR

81年2月、GS750Gに乗り換えるまで通勤からツーリングまで大活躍。

リアのサイドBOXは買ったときから付いていたもので、慣れないうちは重いので外していたのですが通勤に便利なので使用するようになりました。当時の新宿の職場は土曜日半ドンでしたので、昼12時過ぎに仕事を引き上げて、菓子パンと牛乳で腹ごしらえをして東名高速に乗ってしまうのでした。
大井松田I.C.で降りて246号線で御殿場へ。長尾峠へ向かい長尾トンネルを出たところのお茶屋で休憩。仙石原から芦ノ湖畔を走り元箱根からはいろんなルートで小田原へ抜けるのが、お定まりのツーリング・ルートでした。
上の写真は、その帰路西湘バイパスにて。当然サイドBOXの中には仕事の書類やカバンが入っているのでした。

どうってことはないのですが、タテ目のグロリアが懐かしいので。

79年はDaxで行った村山・八王子の仕事を80年はHAWKUで。
でも雨に降られて雨宿り。

正面に見えるは筑波山
HAWKUの操縦感はきわめてスムーズ。エンジンは低回転からでもスムーズに吹けあがり中速以上はパワフル。360度クランクのエンジンは等間隔の爆発で、サウンドも小太鼓をたたくようなBMWのボクサーツインに似た静かな音が出ていました。全体に優等生すぎてつまらないという意見もありましたが、みんな負け惜しみに聞こえます。

実際、当時のライバルはスズキのGS400Eで、このバイクもけっこう好きなバイクでよく乗せてもらいましたが、エンジンは180度クランクのためか低回転では心地よい振動がリズムに感じられます。この振動のおかげでパワー感はなくとも回転に軽快感があって操縦感は重めなのですがエンジンにリズム感があり、ツーリング時の使用感は甲乙つけがたいものでした。

400tとほとんど同じデザインで250t版のHAWK CB250Tというのもありまして、これの中古を買った知人に族っぽいパーツをオリジナルのものと換える作業を依頼されまして数日間乗っていたことがありました。400tはフロント・タイヤが19インチリア18インチに対し250tは前後とも18インチになっていまして操縦性は250tが非常に軽く素直。対して400t版は立ちが強いと感じる程でした。

HAWKUは素直すぎると書いた本もありましたが、当時のことで今ならそんな言い方はされないでしょう。

考えられるこのバイクの欠点は雨で極端に効きが悪くなるフロント・ブレーキです。

2002年現在、今の技術でブレーキを作り、このまま250t版を発売すれば、以前バイクに乗ってた人がたまに近郊へのサンディ・ツーリング用には最適の1台だと思います。ゆったり乗れて疲れず、二人乗りもOKのボデイ・サイズ。セル付きだけど軽いキックスターターも着いている。車検いらずで税金も安い250t。

筑波山駐車場にて。このときのツーリングがHAWKUでは最後。

81年の年賀状に使った写真です。西新井大師にて



「件名」は具体的に

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