いつしかに失せゆく針の供養かな  松本たかし
淡島堂は和歌山の淡島神社が本社で、各地の淡島堂では、2月8日
(又は12月8日)に、折れた針を納めて<針供養>をする。
又、7月7日には<乞功>といって、上弦の月下で、針穴へ五色の糸
を通して、手芸の上達を願ったが、願いは他にもあった筈だ。
恋さまざま願いの糸も白きより  与謝蕪村

句集二十六は『 針の糸 』 です。
ご笑覧下さい。

平成19年、早べ。   柳家小満ん



天人の飛行自在にしたまふと             
ひとしきほどのものたのむなり  与謝野晶子
この願いは何であろうか。落語には、飛行自在の『羽団扇』や
『天狗裁き』、その他、それに等しい夢噺が沢山ありますぞ。
天人の一瞬きの間なるべし
わすれはててん年ごろのこと  与謝野晶子

句集二十五は『 仙 女 』 にてご笑覧ください。

平成18年、早春。   柳家小満ん





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 句集No.27「 狐 火 」 ライン  1,000 ライン   ライン  
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 句集No.26「針の糸」 ライン  1,000 ライン   ライン  
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 句集No.25「仙 女」 ライン 1,000 ライン   ライン  
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