一九絵手紙ギャラリー
2006年3月 「 御陣乗太鼓 」


2月末に 金沢・能登へ2泊3日の旅
能登では御陣乗太鼓の実演を観ました。

これは天正四年(1576)上杉謙信が
能登へ攻め寄せた際 能登の人たちが
鬼の面をつけ太鼓を叩いて上杉勢を
追い返したという言い伝えにもとづいた
能登半島の伝統芸能です。

話には聞いていましたが
実際目の当たりにすると その迫力たるや
ありません。
一つの太鼓を数人が入れ替わり立ち代わり
打ち鳴らす様はお見事。

なるほど上杉勢を追い返したという
その命がけの迫力がドンドン(太鼓だけに)と
伝わってきました。 そう命がけです。

「 命がけ 」今月の標語にしたいくらいの演奏でした。

付け加えて......当時は鬼の面でなく 木の皮を顔につけ
わかめ等の海草を頭にのせ
化け物がいると見せかけたそうです。

                     一九拝



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