ピアニスト平田フミトのホームページ

ツアーリポート

 平田フミト Solo Piano Tour Vol 2
AT 岡山 MOZZ Part-2
2000. 9.16(Sat)

ソロ・ピアノ・ツアー第2弾は岡山での単発ツアーになった。
前日15日に大阪でピアノ・レッスンをして昼過ぎに新大阪駅を出発する。2時に岡山駅到着。
MOZZ Part-2のオーナーの上村俊一さんと奥様に出迎えていただいた。MOZZ Part-2は2年ぐらい前に渡辺真知子さんのツアーで岡山に行った時に発見したお店で夜中にピアノを弾きまくらせてくれたのがご縁で今回の演奏が実現した。

到着後例によって1時間ほど弾きこんで体を馴染ませる。
すごく素朴な響きがした。問題はピアノが客席に対し後ろ向きに配置してあるので演奏中にお客さんの反応が見えない点でこの感じも初体験だ。期待と不安で胸が躍る。

19:30より1セットを始める。マイ・ワン・アンド・オンリー・ラブ、マリア・セルバンデス、イスラ・デルフィン、ブエノス・ディアス、バン・バン・エキスプレス、ルナ・デ・アモール、と演奏する。
すごく嬉しかったのは僕がお客さんに対しずっと背中を向けて演奏しているのにもかかわらず心地よい静寂の中で熱心に聴いていただいて大きな拍手で受け入れてくれたことだった。

2セット目はオーナーからの要望もあってスタンダード中心の選曲とした。キャラバン、ボディ・アンド・ソウル、チュニジアの夜、と演奏する。

4曲目からは恒例の地元ミュージシャンとのセッションとなる。
テナー・サックスの渋谷武志さんとデュオで酒とバラの日々、アイ・ソート・アバウト・ユーと2曲演奏する。
続いてドラムの川口勝彦さん、ベースの伊藤修さん、アルト・サックスの藤原誠さん、ピアノの寺田羊吾さん、ギターの上村俊一さん(オーナー)を交えて枯葉、ニカズ・ドリーム、テイク・ジ・A・トレイン、と続き最後は再び渋谷さんとデュオでアイ・リメンバー・クリフォード。
優しい感じの締めくくりとなった。

皆さんは普段MOZZのハウスバンドとして活躍している人達だ。誰もがジャズに熱い情熱を持っている。
当然の如く演奏は盛り上がり大盛況の内に岡山での演奏が終わった。CDの売り上げも好調で感激する。
しかも今日の演奏と写真を収録したCD-ROM!と岡山名産のマスカットまでおみやげにいただいてしまった。
感謝、感激の連発である。

皆さんと再会を約束してホテルに戻るとヤワラちゃんが金メダルをとった話題でテレビが騒然としていた。
ということで今回も無事にツアーが終了しました。
来ていただいた皆様、そして関係者の皆様に心より感謝致します。

どうもありがとうございました。

    

                2000. 9. 19 平田文一