「ナブラチロワ」

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マルチナ・ナブラチロワ。

言うまでもなく「どんな男より男らしい女コンテスト」を10年連続で制した強者であり、

また「世界一テニスの上手いレズビアン」でもあります。

かつてシュティフィ・グラフと演じた死闘の数々はいつまでも記憶に残ることでしょう。

現在「女王」として君臨するマルチナ・ヒンギスのファーストネームは

彼女にちなんでつけられたことはあまりにも有名です。

現役を退いたとはいえ、彼女がテニスとレズビアンの世界に残した数々の業績の大きさに

私たちは心からの拍手をおくらざるを得ません。

しかし我が教としては、彼女が残したたったひとことに対してのみ、

真に敬意を払うべきでしょう。

 

かつて彼女が試合をしていた最中に、客席であの悪魔の機械を鳴らした痴れ者がいました。

試合の最中です。サーブを打とうとする、緊迫したまさにその瞬間にです。

それがどれほど人類の文化を侮辱するものであるかはおわかりでしょう。

その場で銃殺されなかったのが不思議なくらいです。

試合後のインタビューで、我らがナブラチロワは言いました。

「そんなに忙しいなら、テニスなんか見に来なきゃいいのに」

 

至言、というのはこういう言葉を指すのでしょうね。祈りましょう。

「映画館で、図書館で、コンサート会場で。

人々の楽しみ(それと料金)よりも自分の都合を優先する、低能な獣どもに死の制裁を。

そしてナブラチロワはほんとうにイイ女だと思う。惚れ直したぜ。エィメン。」


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