タイタニック2〜9

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タイタニック2

時は1930年代。前作でディカプリオを失った傷心のヒロインは、しがらみの少ない上海で一人、心を癒していた。一方海底に沈み、死んだと思われていたディカプリオ。実は悪の秘密結社によって引き上げられ、バイオクリーチャーとして蘇っていたのだ!

記憶を消され、列強の陰謀渦巻く上海で、関東軍や中国軍閥の要人を暗殺しまくっていたディカプリオ。しかしひょんなことからヒロインと再会、これをきっかけに人の心、やさしい気持ちを取り戻していく。消されたはずの記憶が断片的にフラッシュバックし、苦悩するディカプリオ。そんな中、彼の体に微妙な変化が…。

(15分休憩)

ディカプリオの体の変化は、心境の変化と葛藤に伴う細胞分裂だった。はじめはアゴの先だけだった分割線が、眉間や鼻の先にも見られるようになり、やがてそれらがつながっていく。とうとう全身に分割線が走り、左右に分裂してしまうディカプリオ。彼はヒロインに再会したことで記憶を取り戻し、善のディカプリオと悪のディカプリオに分かれてしまったのだ!

ヒロインの命を賭けて、壮絶な死闘を繰り広げる善のディカプリオと悪のディカプリオ(デンゼル・ワシントン)。全身から8本の攻撃触手を繰り出す善のディカプリオを、二挺拳銃で追いつめていく悪のディカプリオ。まさに危機一髪! というところでヒロインの愛の力を借り、善のディカプリオは見事、悪のディカプリオを倒す。

しかし洗脳されていたとは言え、暗殺という罪を犯してしまった善のディカプリオ。もはや過去には戻れない。バイオクリーチャーと人間という「身分違いの恋」が実ることはなく、善のディカプリオは静かにヒロインの前から姿を消すのであった。

(3時間08分)


タイタニック3

辛い想い出が残る上海を離れ、テキサスの大平原で一人牧場を営むヒロイン。美しく豊かな大自然に囲まれ、彼女の傷ついた心も少しずつ癒されていった。しかしそんな彼女の前に突然現れ、牧場を手放すよう脅迫するならず者たち。彼らはなんと地上げ屋で、村を産業廃棄場にするつもりだという。

美しい自然を守るため、地上げ屋と戦う決意をするヒロイン。しかし村人達は暴力をおそれ、地上げ屋の言いなりになっていく。孤独な戦いを続けるヒロイン。そんな彼女にも地上げ屋の魔の手が!

そのとき謎のバイオクリーチャーが現れ、瞬く間に地上げ屋を血祭りにあげていく。そう彼こそは、かつて上海で別れた善のディカプリオであった! 再会を喜び、組体操のサボテンで遊ぶ二人。善のディカプリオも、最近体の調子はいいという。しかしそんな二人を引き裂くように、ベトナム帰りの傭兵軍団が村を襲う! 成果のあがらない地上げ屋に業を煮やした大企業が、彼らを送り込んできたのだ。

(15分休憩)

バイオクリーチャー、善のディカプリオという心強い味方を得たヒロイン。勇気を出して、ともに戦うことを誓う村人たち。彼らは力を合わせ、決戦に向けて準備を進めていく。そして遂に、傭兵軍団の本格的な攻撃が始まった! 応戦するヒロイン達。しかし相手は戦闘のプロ、村人は一人またひとりと倒れていく。しかし善のディカプリオはダイオキシンでパワーアップし、16本の攻撃触手から猛毒の粘液を吐き出して奮戦する。やがてじりじりと追いつめられていく傭兵軍団。

しかし最後に残ったボスに、あろうことかヒロインが人質にとられてしまった! 葛藤のあまり、攻撃触手をゆらゆらさせてしまう善のディカプリオ。しかし一瞬のスキをつき、愛の力でボスを倒す。こうして村に平和が戻り、美しい大自然は守られた。

今度こそ一緒に暮らそうと誓うヒロインと善のディカプリオ。しかし牛たちがあまりにも攻撃触手を恐れるため、仕事にならないことがハッキリする。悲しみにくれるヒロイン。ダイオキシン生物と人間という「身分違いの恋」が実ることはなく、善のディカプリオはあてどもない旅へ出るのであった。

(3時間12分)


タイタニック4

今度の弟子は女子高生!

(3時間33分)


タイタニック5

パート2で善のディカプリオに敗れ、海底に沈んだ悪のディカプリオ(デンゼル・ワシントン)。そこで彼が見たものは、かつて沈没したタイタニック号の残骸だった! わずかに残った予備エネルギーを再起動させ、再び浮上するタイタニック号。パワーアップのため、そのタイタニック号と物理的融合を果たす悪のディカプリオ。彼は深海のプランクトンを食い散らかしながら、海底火山のエネルギーを利用し、完全復活のための準備を始めていた…。

大西洋深海で蠢く巨大な謎の物体に、合衆国も警戒を強めていた。米国防総省は調査のため、カリフォルニア級攻撃原潜「バーホーベン」を派遣する。「バーホーベン」には傷ついた心を癒すため、海軍に入隊したヒロインも乗り組んでいた。エネルギー充填の邪魔をさせないため、「バーホーベン」を攻撃する悪のディカプリオ。次々と惨殺されていく乗組員たち。そして遂にヒロインにも魔の手が…

その時突然現れ、ヒロインを救出する謎のバイオクリーチャー。そう彼こそは、かつてテキサスで別れた善のディカプリオ(マット・デイモン)であった! しかしタイタニックと融合し、海底火山の力を得た悪のディカプリオは強い。なすすべもなく敗れる善のディカプリオ。ヒロインの機転によって間一髪生還した一人と一匹だが、悪のディカプリオが完全復活する前に倒さねば、世界は大変なことになると思う。

米国防総省の協力を得て、パワーアップする善のディカプリオ。生卵を食べ、フィラデルフィア市内をかけずり回ってトレーニングを重ねる。困惑するフィラデルフィア市民。苦笑いするヒロインと国防総省。喜びのあまり全身から悪臭を放つ善のディカプリオ。決戦の日は近づいた。

(15分休憩)

98%までエネルギーを充填しつつある悪のディカプリオ。そこに一斉攻撃をかける米第7艦隊と善のディカプリオ。しかしタイタニックと融合した悪のディカプリオにトラウマを感じ、思うように触手を操れない。そんな弱点を見抜いた悪のディカプリオは勝利を確信し、80%の威力ながら海底マグマ砲を発射する。全滅する第7艦隊。大気圏外へ放逐される善のディカプリオ。

完全復活した悪のディカプリオは、融合したタイタニックの「古の記憶」に従い、ただなんとなくニューヨークを目指す。防戦する米軍とヒロイン。蹂躪されていくニューヨーク。逃げ惑う市民。自分でもどうしていいかわかんなくなってきた悪のディカプリオと俺。

その時、天空から一条のビームが! 宇宙に放逐された善のディカプリオは、米軍のビーム衛星と融合していたのだ。じりじりと焼かれていく悪のディカプリオ。やみくもにビームを乱射する善のディカプリオ。テレビを見ながら困惑するフィラデルフィア市民。

こうして悪のディカプリオは倒され、世界は救われた。しかし喜びもつかの間、暴走した善のディカプリオは攻撃触手を展開し、周囲の衛星を侵食し始める。このままではカーナビもイリジウムも使えなくなってしまう。やはり機械融合生命体と人間という「身分違いの恋」が実ることはないのか。ヒロインは躊躇することなく、高々度迎撃ミサイルの発射ボタンを押すのであった。

(3時間24分)


タイタニック6

苦い想い出から逃れ、シカゴの法律事務所で働くヒロイン。彼女は上司との不倫に疲れていた。「あいつなんか、いなくなっちゃえばいいのに…」そんな彼女がバスルームで漏らしたなにげない独り言が、これから起こる悲劇の発端になっていくとは…

翌日、惨殺死体で発見される上司。死体から検出されるダイオキシン毒液。その後も彼女の悪口を言ったり、いじわるをした人が次々と殺されていく。彼女にクラクションを鳴らしただけで殺されるタクシーの運転手。ヒロインはそれがヤツの仕業だと直感し、街を出る。逃げるヒロイン。執拗に追いつめる善のディカプリオ(クリストファー・ウォーケン)。

一方、連続殺人の直後に姿を消したヒロインに、不審を抱くニューヨーク市警の老刑事(モーガン・フリーマン)。彼は相棒とともに彼女を追うが、その相棒まで殺されてしまう。警官殺しの疑いまでかけられ、孤立無援となったヒロイン。下水道を高速で移動する善のディカプリオ。

遂に逮捕され、法廷に引き出されるヒロイン。マスコミはこぞって彼女を取り上げ、裁判は圧倒的な不利となる。しかもこうしているさなかにも、ヒロインに不利な証人が次々と殺されていくのだ。善のディカプリオの存在を主張するヒロインだが、そんな話を誰も信じてはくれない。かえって精神異常者と判断されてしまう。ただ一人、あの老刑事を除いては…。

(15分休憩)

改めて過去のファイルを調べる老刑事。全ての殺人には、奇妙な共通点があった。死体に残ったダイオキシンは全て、死後に注入されていたのだ。直接の死因はダイオキシン毒液ではなく、銃やナイフだったのである。バイオクリーチャーである善のディカプリオに、そんな器用な真似ができるはずはない。それでは一体誰が!?

今までの殺人は全て、復活した悪のディカプリオ(デンゼル・ワシントン)によるものだった。彼はヒロインを社会的に追いつめ、復讐するつもりだったのである。善のディカプリオはそれを見抜き、人知れず彼女を守っていたのであった。善のディカプリオに追いつめられ、姿をあらわす悪のディカプリオ。最後の対決が始まる。

愛の力で悪のディカプリオを倒した善のディカプリオ。一歩遅れて到着する警官隊。全ての真相は明らかとなり、彼女は晴れて無罪放免となる。手のひらを返すマスコミ。厚かましいレポーターをブン殴るヒロイン。祝福する老刑事。研究所へ連れて行かれる善のディカプリオ。ストーカーと人間という「身分違いの恋」が実ることはなく、シカゴの街に平和が戻ったのであった。

(3時間10分)


タイタニック7

ひょんなことから一つ屋根の下に暮らすことになったヒロインと善のディカプリオ(ひかる一平)。はじめは互いに無視していた二人だが、しだいに意識しあうようになっていく。そんな二人を認めない教頭先生(デンゼル・ワシントン)、陰ながら応援する空手部主将、ヒロインに一目惚れするナンパな生徒会長、横恋慕してくる後輩の元気娘などを交え、学園は上を下への大パニック!!!

(3時間23分)


タイタニック8

いくらピンチの時は助けてくれるとはいえ、バイオクリーチャーもどきに毎日々々ストーキングされてるかと思うとちょっとなんかイヤになってきたヒロイン。パワーアップした32本の攻撃触手に加え、溶解粘液を吐き出すようになった善のディカプリオ(デニス・ホッパー)。ますます嫌気がさすヒロイン。

このままでは勝てないと判断したヒロインは、封印された悪のディカプリオの復活を決意する。あっさり復活する悪のディカプリオ(デンゼル・ワシントン)。自由の女神と融合し、善のディカプリオを一蹴する。

悪のディカプリオを利用しようとする謎のカルト教団。

善のディカプリオを利用しようとする軍需産業。

ヒロインを利用しようとする悪徳弁護士。ダイオキシン溶解液で死ぬ。

その時、巨大隕石が接近中との報告が! このままでは地球は滅びてしまう!!

(中略)

地球を救うため、ミサイルと共に太陽へ突っ込む善のディカプリオ。こうして「身分違いの恋」は実らず、人類に平和が戻ったのであった。

(3時間18分)


タイタニック9

ディカプリオの母(春川ますみ)が突然、新潟から上京してきた。ディカプリオ(岡本信人)が手紙で「社長になったから安心してくれ」と書いてしまったばかりに、その仕事っぷりを見に来たのである。そこでヒロイン(ケイト・ウィンスレット)をはじめ、悪のディカプリオ(デンゼル・ワシントン)までも協力して、ディカプリオが社長であるかのような一芝居を打つことに。

ディカプリオの母にアゴでコキ使われ、顔を引きつらせる悪のディカプリオ。「アンタ、ウチの息子の嫁にどうだね」とヒロインに馴れ馴れしく話しかけるディカプリオの母。「なにいってんだよ母ちゃん!」とたしなめるディカプリオ。まんざらでもないヒロインは、あとで二人っきりになったとき「ごめんな、ウチの母ちゃんが失礼なこと言って」とディカプリオが謝った時も、「いいお母さんじゃないの」で済ませてしまう。

けっきょく芝居はうまく行き、ディカプリオの母は満足した様子で帰っていった。後日コシヒカリとともに届いた手紙には、「あんなお芝居に付き合ってくれる仲間に囲まれて、アンタは幸せだね。友達を大事にするんだよ」とあった。母はすべて気づいていたのである。

(42分)


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