宇宙世紀略年表


参考までに一年戦争までの宇宙世紀略年表をあげておく。より詳しく、より正確な年表を必要とする者にはnuts氏による「宇宙世紀史学」を是非、紹介しておきたい。web内外を問わず、現時点で筆者がもっとも信頼している宇宙世紀年表である。


(A.D.1957.10.04.〜U.C.0080.01.01.)

西 暦(A.D.)
1957.10.04. 人類初の人工衛星ヴォストーク1号、打ち上げに成功。
1961.04.17. 有人人工衛星、成功。
1969.07.20. アポロ11号、月面着陸に成功。
1969. G.K.オニール博士らがスペースコロニー構想を発表。
1975.07. 米ソの宇宙船ドッキングに成功。
1976.07. ヴァイキング1号、火星陸面の写真撮影に成功。
1980.11. ヴォイジャー1号が土星探査に成功。
1986.01. スペースシャトルチャレンジャー号爆発事故。
1992. バイオ・スフィア実験開始。
宇宙世紀(U.C.)
0001. 宇宙移民開始を以って宇宙世紀に移行。地球総人口、90億突破。
0027. 初の月面恒久都市、フォン・ブラウン市完成。
0040. 総人口の40%(約50億人)、宇宙への移民を完了。
0041. 小惑星開発開始。小惑星ユノー、移動工事開始。
0044. 総人口の半数が宇宙に移住。エレズム(地球聖地主義)発生。
0045. 小惑星ユノー、月軌道へ定着。

サイド3にミノフスキー学会設立。

0046. ジオン・ズム・ダイクン、コントリズム(サイド国家主義)を提唱。

宇宙移民の中でエレズムとコントリズムが融合。

0050. 地球圏総人口110億を突破。うち90億が宇宙に移民。
0052. ジオン・ズム・ダイクン、コントリズム実践のため

サイド3に移住。

この頃からコントリズムはジオニズムと呼ばれるようになる。

0055. シャルンホスト・ブッホ、ブッホ・ジャンク・インク設立。
0058. ジオン・ズム・ダイクン、ジオン共和国宣言。ジオン共和国樹立。

ジオン国防隊、発足。

0059. 地球連邦政府、サイド3に対し経済圧力をかける。
0060. 地球連邦軍、60年代軍備増強計画発動(特に宇宙艦艇の増強)。

ユノー軍事基地化。

0062. ジオン国防隊、国軍に昇格。
0065. ジオン・ズム・ダイクンとザビ家との権力闘争が表沙汰になる。
0068. ジオン・スム・ダイクン病死(暗殺説あり)。

次期首相にデギン・ソド・ザビ就任。

ダイクン派とザビ派の闘争激化。爆弾テロによりザビ家次男ドズル・ザビ

重傷、三男サスロ・ザビ死亡。これを機にダイクン派の粛正が進む。

ジンバ・ラル及びダイクンの子キャスバルとアルテイシア、消息不明。

シャルンホスト・ブッホ、旧欧州の名家ロナ家の名を購入。

0069. ジオン軍、ミノフスキー粒子存在の確証実験に成功。
0069.08.15. ジオン公国宣言。デギン・ソド・ザビ、公王に。ダイクン派は追放。
0070. ジオンの第1次木星船団出発。

ジオン、ミノフスキー物理学応用核融合炉の試作第1号機完成。

0070.03. 公国軍、ミノフスキー粒子散布による電波障害などの特殊効果

(ミノフスキー効果)の確証実験に成功。

0070.05. 公国軍、メガ粒子砲を完成。
0070.09. 連邦軍、70年代軍備増強計画によるサラミス、マゼラン級の

新型宇宙艦艇就役。

0070.12. サイド7建設のため、小惑星ユノーを月軌道の反対側に移動、

同時にルナツーと改名する。

0071. ジオン公国軍兵器開発局、ミノフスキー粒子散布下における

新型兵器の開発に着手。

ジオン、ミノフスキー物理学応用小型核融合炉の量産1号機が完成。

0072. ジオン、アステロイドベルトに小惑星基地アクシズを建設。
0073. 公国軍、新型兵器の第1号機完成。モビルスーツ(MS)という呼称と

MS-01の形式番号を与えられる。

0074. ジオン第1次木星船団帰還。
0074.02 公国軍、ミノフスキー型核融合炉搭載のMS-05ザクTの

試作機を完成させる。

0075.05. 公国軍、MS-05ザクTの実戦型ロールアウト。
0075.07. 公国軍、ムサイ級巡洋艦の1番艦就役。
0076. 公国軍、地球侵攻作戦を前提とした局地戦用MSの開発に着手。

連邦軍、作業中に事故で破損したザクを偶然入手。データを

解析した結果、接近戦以外に使途がないことから戦略的価値は

ないものと判断。しかしMSについての基礎的な研究が開始される。

0076.05. 公国軍、MSの運用試験を目的とした教導機動大隊を設立。
0077. 連邦軍、RX-75ガンタンクの試作機1号機完成。

ミノフスキー博士、軍事国家化するジオンに危惧を抱き、連邦に亡命。

0078.01. 公国軍、ザクの強化型MS-06AザクUの量産開始。
0078.05. サイド7第1バンチ、未完成ながら移民開始。
0078.10. ジオン公国、国家総動員令発令。

公国軍内部で新兵器MSの位置づけを巡ってドズルとキシリアが対立。

ギレンは妥協案として軍を2つに分けることを提案。

宇宙艦艇を中心とするドズルの宇宙攻撃軍、MSを中心とする

キシリアの突撃機動軍、成立。ドズルとキシリアはそれぞれ

中将と少将に昇進。

0079.01.03.07:20 ジオン公国、地球連邦政府に宣戦布告。

通達の3秒後、サイド1、2、4

0079.01.03. 一年戦争勃発。ジオン公国、地球連邦政府に対し改めて独立を宣言。

7:20の宣戦布告から3秒後にサイド1、2、4、5へと奇襲を敢行。

連邦軍本部のジャブローが布告を受け取るのは7:45分。

各サイドを防衛していた連邦軍のほとんどが敗走。レビル艦隊のみが

かろうじてサイド5を死守。

公国軍、各サイドにNBC兵器の無差別投入。加えてサイド2の

コロニー1基をラグランジェポイントから切り離し、南米ジャブローの

連邦軍総司令部へ向けて落下させる「ブリティッシュ作戦」を敢行。

コロニーは大気圏突入の衝撃により分解・軌道を外れ、

オーストラリアのシドニーへ落着。大規模な気象変動をもたらす。

1月3日から10日までの戦闘を一週間戦争と呼ぶ。この期間の戦闘で

総人口の25%に相当する30億人が死亡。

0079.01.11. サイド6中立宣言。
0079.01.15. サイド5(ルウム)宙域においてレビル艦隊を中心とした

ルウム戦役。連邦軍残存艦隊とジオン艦隊による史上初にして最大の

宇宙艦隊戦が行われる。数で優る連邦軍は、新兵器MSの前に敗北。

ジオン宇宙攻撃軍のシャア・アズナブル中尉、単独で5隻の戦艦を撃沈。

突撃機動軍の「黒い三連星」ことガイア小隊、連邦軍艦隊司令の

レビル将軍を捕虜とする。

0079.01.23. 連邦軍、極秘裏に特殊部隊によるレビル将軍救出作戦を発動。
0079.01.30. レビル将軍、公国軍捕虜から奇跡的に脱出。有名な

「ジオンに兵なし」の演説を行う。

0079.01.31. 南極条約締結。NBC兵器の使用制限、木星船団・月面恒久都市・

中立地帯での軍事行動の制限、捕虜の取り扱いなどに関する

軍事条約が結ばれる。

0079.02.27. 公国軍、地球侵攻作戦開始。北アフリカ、中米、東アジア、

ヨーロッパの各都市に衛星軌道上から直接降下部隊を送り込む。

2〜3ヶ月の間に全大陸の2/3を勢力下に置くが、長大な補給路を

確保できずに両軍ともに戦力衰退。戦局は膠着状態に陥る。

0079.03. 公国軍、占領地域の占領した地域の施設を使用し戦力を増強。

公国軍、ガルマ・ザビ大佐を総司令官とする地球攻撃軍を

突撃機動軍の下部組織として編成。

0079.04. 連邦軍、新型MSと専用強襲母艦の開発・建造を目的とした「V作戦」

及び開戦初期に喪失した宇宙艦艇の量産を目的とした

「ビンソン計画」を同時に発動させる。

0079.05. 公国軍、旧サイド5宙域に宇宙要塞ソロモン完成。
0079.06. 公国軍、宇宙要塞ア・バオア・クー完成。月面基地グラナダと

ソロモンを結ぶ本土防衛ライン完成。

キシリア・ザビ少将の管理下、サイド6にニュータイプ研究を目的とした

フラナガン機関が設立される。

0079.07. 連邦軍、エネルギーCAP技術応用によるMS携行型ビーム兵器の

小型化に成功。

連邦軍の新造強襲揚陸艦ホワイトベース(WB)、進宙。

連邦軍、RX-78ガンダムの試作1号機、ロールアウト。

0079.08. 連邦軍の試作MS群、サイド7にて最終テスト開始。

北米オーガスタ基地にてRX-78NT-1の開発開始。

公国軍、戦力を開戦前の水準まで復旧。

0079.09.18. 宇宙攻撃軍シャア・アズナブル少佐指揮下のジオン特務部隊、

新型MSのテスト中だったサイド7第1バンチを強襲。

サイド7の民間人の手により試作機RX-78-2が起動、特務部隊のザクUと

交戦する。これが史上初のMS同士の戦闘となる。

WB、破壊を免れたMSを収容し、ルナツーに向けて出航。

0079.10. 連邦軍の各工場でMSの量産開始。

公国軍、対抗のため新型MSを次々と実戦配備。

公国軍、MS用ビームライフルの実用化に成功。

0079.10.04. ニューヨーク市において地球攻撃軍総司令、ガルマ・ザビ大佐戦死。
0079.10.06. ギレン・ザビ総帥、全地球圏規模の大演説を展開。
0079.11. 連邦軍、今月後半より量産型MS、RGM-79ジムの実戦配備開始。
0079.11.07. 連邦軍、オデッサ作戦開始。連邦軍エルラン中将のスパイ行為発覚。

公国軍マ・クベ司令、南極条約を無視し核兵器を投入するも失敗。

戦局は3日間の戦闘の末、連邦軍の勝利に終わる。これにより

地球でのミリタリーバランスは一変する。

0079.11.30. 公国軍、連邦軍総司令部ジャブローを総攻撃するも失敗。

これ以降、公国軍地上戦力の瓦解が始まる。

0079.12.14. 連邦軍、星一号作戦開始。ジャブローより大量の新造宇宙艦艇が

打ち上げられる。

0079.12.15. 連邦軍、アフリカ及び北米で公国軍掃討作戦を展開。
0079.12.21. 公国軍特務部隊、連邦軍北極基地を襲撃。
0079.12.24. ソロモン攻略戦開始。連邦軍、新兵器のソーラーシステムを投入。

公国軍敗退、ソロモン陥落。宇宙攻撃軍総司令官ドズル・ザビ中将、

戦死。

連邦軍、占領したソロモンを「コンペイ島」と改名、自軍の基地として

設営、使用を開始。

0079.12.30. デギン公王、和平交渉のためレビル艦隊と接触。

公国軍、ソーラーシステムをゲルドルバ照準にて発射。

この友軍の誤射により、デギン公王死亡。

レビル艦隊消失。レビル将軍戦死。

0079.12.31. ア・バオア・クー攻防戦。要塞内にてギレン・ザビ総帥、

キシリア・ザビ少将ともに戦死。この間の指揮系統の乱れを突いて、

連邦軍MS部隊が要塞内に侵入。戦局は連邦軍有利に傾く。

宇宙攻撃軍エギーユ・デラーズ大佐、配下の艦艇を率いて

戦域から離脱。

連邦軍第13独立部隊の強襲揚陸艦、ホワイトベース撃沈。

ア・バオア・クー陥落。攻防戦は連邦軍の勝利に終わる。

0080.01.01. 一年戦争終結。サイド6ランク政権の仲介により、月面

グラナダ基地において地球連邦政府とジオン共和国ダルシア政権

との間に終戦協定が締結される。


ジオン公国軍

宇宙

地上

水陸

MA

NT

地球連邦軍

試作

量産

支援

 目 次 

序文

列伝

用語

年表