時間経過で二つのキーボードを考える

時間経過で二つのキーボードを考える

 最近,JIS配列のキーボードで文章作成をする機会が増えた.Windows 95の下で 作業することが多い所為である.時間の流れが経過して感じることは,意外に進行が 遅いと感じることだ.                              文字を打っている時には,感じられないが,まとまった時間が経過した後になって 感じるのは,キーを打った感覚の割に文書作成が進んでいない現実である.やはり, JIS配列では,多少,作業に遅れが出る?                    作成している時には,そういう感覚が余りないのだが,特に,多少の疲れを感じて 作業している中では,次第にそういう感覚が出て来る.特に親指シフトでは,濁音, 半濁音がワンタッチで入力できてしまう便利さがある.               JIS配列では,これが2タッチとなる.それも,少々苦しい右小指を延ばしての タッチである.デスクトップの大型キーボードでは特にこれが苦しい.そこで動きが 少なくて済む小型キーボートが欲しくなる….                   ここでも敢えて,親指シフトキーボードを買おうと言う気にはならないのである. 4〜5千円で買えてしまうキーボードと,3万円+専用日本語入力ソフト必須では, とても手出しは出来ぬ.                             実を申せば,パソコンデスクが狭いこともあって,キーボードの大きさが今までの 半分にでもなれば,空いたスペースにOASYS POCKET 3が置ける.実際,キー入力には この大きさで十分なのである.必要最小限の大きさと言える.            その場で終わらず,出先で継続する必要のある文章は,最初からOASYS POCKET 3で 書き始めればいい.ただ,この動作が不安定で,何度も内部のプログラムが消失する 現象を体験しているだけに,いつも不安が残るのだが….              キーが小さければ,それだけ指の動きが少なくて済む.力の配分も少なくて済む. 無意識にキーを打つ指ではあるが,快適な動きの範囲は,漠然とした感覚の中にも, 好みとか抵抗という形で反映される.                       俺様は,卓上ワープロとして,OASYS 30LS-35Sを所持しているが,余り使う気には ならない….OASYS POCKET 3と比較したら,そのキーボードが同じ親指シフトでも, 決して快適とは言い難いからでもある.                      俺様が,OASYS POCKET 3で文章を書く場合,通常のワープロ機能を使うのではなく AutoCom 機能の中の『文書作成機能』を使用する.エディタ感覚で使える上,動作も ワープロ機能より速い特色がある.                        パソコンでは,エディタを使っている関係で,ワープロの重さには,先天的抵抗を 感じてしまう.俺様が初代OASYS POCKETから,OASYS POCKET 3に乗り換えた理由は, DOSに降りられてAutoCom機能が使える点だった.                  その意味で,文書作成には,単純にキーボードばかりではなく,動作の速さとか, 変換効率の良さ,辞書登録の便利さなど,条件が複雑に絡み合う.OASYS POCKET 3の 親指シフトもパソコンの快適さの前には見劣りがする.               俺様が,それでも便利な親指シフトだけに囚われない他の理由には,体が不自由に なった場合,これが打てなくなる可能性を想定している部分もある.指一本で打てる JIS配列に頼らざるを得ない事態も想定しておく必要もある.** 悪魔 **   冒頭に戻る