親指シフトに拘わる雑念

親指シフトに拘わる雑念

 例えば、今、Windows 95で親指シフトキーボードを使う場合、富士通のパソコンを 選んでも、素直に使えるものは存在しない。定価3万円のFMV−KB211と言う 親指シフトキーボードを買い求める必要がある。                  更にOASYS/Win V2.3A以降のバージョンに添付の日本語入力システム「OAK/Win」の 使用が義務づけられる。これに加えて、CONFIG.SYSにOYAYUBI.SYS を登録して、更に OAKの設定を行うなどの面倒な作業が待つ。                   基本的にWindows 95の世界は、プラグ&プレイの、設定にわずわしさがない仕様が 売り物である筈が、このような面倒な仕様に適応出来なければ使うことができない。 自由に日本語入力システムの選択もままならぬ。                  OAK以外のIMEが使用出来る道としては、DOS/V POWER REPORT 96年4月号に、 添付されている、CD−ROMの中にNicola Assist for Win 95 V2.0.β4 と言う、 フリーソフトウエアがある。俺様が実際に使った訳ではない。            それにしても、このお粗末でバカでかいキーボードの高いこと。俺様は、それでも 日常、出先ではOASYS-POCKET 3と言う携帯ワープロを使用している。キーボードなど この程度の小さなもので十分である。                       ノートパソコンを長く使ってきた俺様にとって、キーボードは、小さい方がいい。 小型のJIS配列のキーボードの購入を考えている。俺様にとって、快適である筈の 親指シフトを買おうとは思わぬ。                         親指シフトの中でも打ちやすかったのは、大昔のOASYS-liteシリーズに付いていた 玩具のようなキーボードだったような気がする。自分では使ったこともない評論家に 外見だけで貶されて、これを切り捨てた富士通でもある?              親指シフトキーボードをワープロの世界で存続させても、パソコンではDOS/V 時代のお古を、手間と値段と不自由な環境を据え置いて、『どうしても欲しけりゃ、 これでも使ってろっ!』と投げ捨てる。                      それにしても富士通と言う会社は、余程、殿様商売が好きなようで、製品の欠陥を 全然改めようとしない体質は、まるで改まらない。俺様、ご愛用のOASYS-POCKET 3は システムの一部がどうかするとぶっ飛ぶ。                     これは、初代のOASYS-POCKETからの欠陥であるが、三代目になっても、この欠陥が 改まらない…。ワープロの時代から、様々な欠陥を、仕様だとごり押しして、延々と ユーザーに不自由を掛けて来た伝統もある。                    OASYS-POCKETシリーズの欠陥は、パワーユーザーの中には、RAMカードを使って システムを保存して、システムが飛んだ場合は、それで修復する。本来、そのような システムカードは、標準添付であるべきなのだ。                  実際、卓上型ワープロは、システムがROM化されているとは言っても、一部は、 RAMにあって、これが時に、ぶっ飛んでしまう。その場合には、付属のシステム・ フロッピーで呼び込む仕様である。                        当然、OASYS-POCKET 3にも、システム・フロッピーが標準添付されてしかるべきで ある。が、ドライブが別売である。ならばRAMカードである。然し、そこまでは、 お殿様のすることではない。                           お前ら、復帰して欲しかったら、サポートセンターまで出向け! などと開き直る 根性と度胸に凄みがある。それにしても、このOASYS-POCKET 3も、全然、後継機種が 出て来ない…。                                 マスコミが、携帯端末を比較検討する記事を書く際にも、既にOASYS-POCKET 3は、 除外されている始末である。決して、最新のモバイル・ギアと比較しても、見劣りは しない筈だが…。致命的欠陥を除けば…。^_^;                   俺様は、日本語入力には、親指シフトが使えれば便利だとは思う。出先で使うのは OASYS-POCKET 3の親指シフトである。然し、Windows 95で標準仕様にならない中で、 敢えてこれに固執する気はない。                         俺様の文章は、句読点が『、。』であったり、『,.』であったりで一定しない。 これは、JIS配列のかな入力の場合は『、。』、親指シフトの場合は『,.』と、 それぞれ分けている所為である。                         つまり、今、これを書いているのは、JIS配列キーボードである。可能性として この句読点の違いでJIS配列と親指シフトを使い分けられる可能性を探っている。 最初からこれは無理だとは思うのだが…。                     両方が快適に打ち分けられる俺様にとって、敢えて親指シフトでなければならない 拘りはない。それは、Windows 95のIMEの変換効率の良さも一因である。FEPの 性能が良くなかった昔とは違う?                         自ら『デジタル・ブロック書法』と名付けた、行末に配慮した書き方を定着させた 最近では、書きなぐりの速さは、それほど必要でもない。本当は、この書き方には、 迅速な書き換えが必要なのではあるが…。                     俺様にとって基本的に、文書作成は、金を得る目的の仕事ではない。であるから、 必要以上の金は掛けられぬ? 投げやりで、ユーザーをナメたメーカーが切り捨てた キーボードなんぞに大金を払えるかっ! バカヤロー! ** 悪魔 **      冒頭に戻る