新たな勢力誕生

     新たな勢力誕生



 十年位前まで,俺様は,言わばNHKの受信契約者であった.だから集金にも来て
金も払っていた.然し,払わなくなって十余年目,執拗に集金人が来るようになり,
NHKに手紙を出したら,パッタリ来なくなった.

 放送法とやらの規定に,受信契約者からは,免除せずに取り立てろと血も涙もない
項目がある.然し,いつの頃からか,俺様は契約者ではなくなってしまったようだ.
金が取れなくなると契約者から離れて免除になる?

 うさんくさい集金人に対する訴えが時折舞い込む.中には支払いを拒絶しただけで
『裁判になったら何千万円も取られるよ』などと脅しを掛けたバカもいたとの憤慨も
あった.ヤクザ紛いの集金人を使うNHKである.

 果たして,今までにNHKに訴えられ,滞納していた受信料を差し押さえを食って
支払いを強制されたような人間がいるのだろうか? 穏やかな応対を離れて,庶民に
脅しを掛ける教育的指導をしているNHKなのか?

『皆様のNHK』が庶民を訴えて,差し押さえまで行って取り立てれば,これ自体が
大きな民放のニュースネタになるだろう.世間では,徐々にNHKの受信料に対する
問題意識が浸透しつつある傾向を強く感じている.

 最近,インターネットでは,インターネットの本屋さん『まぐまぐ』という世界で
『NHK受信料拒否の論理 』が発行されている.集金人に対する義憤・憤慨がかなり
投稿されて来る様子だ.配信希望を薦める次第….

 上のサイトに飛んで,検索の欄に半角でNHKと入力して,表示されて来る項目に
『NHK受信料拒否の論理』が見つかるので,右横にあるメールアドレス欄に自分の
メールアドレスを入力して登録をクリックで終了.

 不定期ながら,メールで届けられるので,NHKに反感や疑問を感じる人々には,
朗報が届く仕組みである.今は,このようにホームページを持たなくとも広く世間に
主張が訴えられるシステムが存在する時代である.

 NHKに疑問を抱く庶民の訴えが,このような形で浸透して行くことを心強く思う
最近である.雑用に追われ,書きたいことも書けないまま空しく時間が経過する中で
心強い勢力が現れたものと感心しているところだ.

 かの創刊号には,NHKへの疑惑を訴える書籍が紹介されている.こんなに多くの
著作が出ていたとは俺様も知らなかった.これは,受信料には,多くの疑問と不審が
世間に浸透していることの大きな証となるものだ.

 俺様も,最近はホームページでの情報発信から受信する部分が多くなって,発信が
十分に果たせなくなっていた.取り上げるべき話題があっても,なかなか手が付かず
書くべき情報が,色褪せてしまう愚を繰り返した.

 一部マスコミでも,NHK受信料が時代遅れだと指摘していた.少し古いのだが,
SAPIO 6月10日号には『こんな「バカな法律」がある』という特集記事の中に
『放送法でNHKを甘やかす愚』の記事があった.

 NHK出身のジャーナリスト角間隆氏の記事である.放送法の施行された時代は,
言わばNHKしかなかった時代の法律である問題点の指摘に始まり,野放しにすれば
日本は植民地になる結論に達している迫力である.

 然し,末端の庶民が直接出会うのは,絶対的にうさんくさい集金人である.彼らの
暴挙に,どれだけの人々が払いたくもない料金を強引に徴収されているのか? 特に
サラ金紛いの大声を出す集金は完璧な暴力である.

 夜間,主婦一人が在宅の時を狙った大声での集金に,思わず払ってしまったという
失敗談はよく寄せられる.こんな暴力金融紛いの取り立てを行っているNHKとは,
一体,どんな組織なのか? これが最大の問題だ.

 まぐまぐを通じて配信される先の『NHK受信料拒否の論理』にも,そんな事例が
幾つも報告されている.問題は,単純な契約上のトラブルという甘いものではなく,
暴力を使った悪質違法取り立てへと発展している.

 こやつ等には,一度手厳しく裁いてやらねば,益々増長するばかりだろう.俺様に
そんな手を使ったら無傷では帰れないことを覚悟することだ.幸か不幸か,その後,
完璧に姿を見せなくなってしまった.残念である?  ** 悪魔 **

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