何を隠し,何を恐れるっ! バカ者ドモめがっ!

何を隠し,何を恐れるっ! バカ者ドモめがっ!

 例えば,神戸小学生首斬り事件では,中学生が逮捕される前には,タンク山周辺に 報道陣が詰めかけて,新聞社とテレビ局が,現場でかち合う程の混雑ぶりがあった. だが,A少年逮捕の後,この現場取材が全くない.                 少なくとも,見聞される報道の中に,犯人とされた少年が辿ったに違いない軌跡を 辿り,具体的に現場を取材した機関はなく,唯一『神戸事件の真相を究明する会』の 功績が光る.マスコミには叩かれたのであるが….                 ここで週刊文春,週刊新潮は何故,これを叩いたのか謎である.更に多大な影響を 与えるテレビ局が,この存在に完璧に沈黙している理由も….かの冊子の記述では, 後に謝罪したが,毎日新聞の地方版でも叩かれた.                 例えば,冤罪冊子に依れば,A少年が被害者の首を斬った当日,タンク山周辺には 警察,PTAなどの関係者が大がかりな捜索を行っており,現実にタンク山に登った 住人が鑑識の腕章をつけた警察職員に会っている.                 こうした状況の中で,A少年が首斬りを実行して運び出すことが可能だったのか? 週刊2誌は,冤罪冊子を叩く前に,当日の現場の状況を明らかにすべく真摯な取材を 行うべきだった筈.然し,彼らは現場を封印した.                 ここまで来れば,マスコミが単純に警察発表を鵜呑みにした間違いを犯していると 善意に解釈することは難しい.彼らは,明らかに意図的に辻褄の合わない,A少年の 犯行を積極的に覆い隠すことに躍起になっている.                 一体,警察とマスコミは何を隠そうとしているのか? 俺様は,そうした状況から 警察もマスコミも,或いは国家ですら手出しが出来ぬ存在による犯行を疑った経緯も 書いた.だが,犯行声明の内容が酷く幼稚である.                 例えば,義務教育が自分をこんな人間にしたかのような記述である.自分の不遇を 高が義務教育という,取るに足らぬ外界の制度の所為にして,凶行に及ぶ程度では, とても大物や大きな組織の犯行とは思えなくなる.                『幽霊の正体見たり枯れ尾花』ではないが,その正体を知れば,取るに足らぬ,実に 下らぬ存在にいたずらに怯えて,一人の少年と,その家族を生贄にしてしまった…. 大体,付いていた弁護士のバカ共は何をしたのだ.                 結局,弁護士までが何に怯えたのか,医療少年院送りに同意してしまったのだ…. 本当に役立たずのボンクラである.これは裁きの庭に立ち入る権利を有する,全ての 存在,それを取り巻くマスコミの凶行とも言える.                 現代を生きる人間の大半が,生まれた瞬間から,テレビ教団の赤子(せきし)で, その報道に疑念を抱くことが罪とされる時代になっている.大日本帝国時代,国民は 生まれながらに天皇の赤子とされた時代と同じだ.                 唯一絶対の現人神(あらひとがみ)であらせられた天皇は,終戦と同時に,自らを 神に非ず,人間であると宣言する英断を自ら下した.戦争責任の一切は自分にあると 数多の戦犯たる自らの赤子をかばってさえくれた.                 部下の責任を自らの責任とはせず,自らの罪でさえ,部下に押しつけて逃げまどう 今日の企業トップの見苦しさには,腹立たしさばかりが滲み出る.右翼的視点に立つ 俺様の怒りは,そのまま総会屋サンの怒りである.                 部下を犠牲にして身の保身を図る企業の体質が健在である限り,いくら体質改善を 口にしようとも,総会屋はせせら笑うだけである.部下を犠牲にした事実そのものが 株主総会での追及の材料として新たな火種になる.                 本来あるべき報道の使命を忘れたマスコミ,明らかにすべき真犯人を隠蔽するかの 動向が見える警察,コヤツらの大罪は,いかなる償いを以てしても尚,それに見合う 代価を見いだすことは出来ぬ.天の裁きは必定だ.                 マスコミは,明らかに意図的にA少年を犯人と断じて,それ以外の多くの疑問点を 積極的に封印して,警察と一体となって最終的に家裁の審判にまで強い影響を与えて 弁護士の本来の使命すら封印する暴挙に出たのだ.                 大体,義務教育ごときを巨悪にして,勝手な犯行声明を並べ立てる幼稚な真犯人に 何故,手が出せないのか? 義務教育の最中にいる中学生に義務教育によって歪んだ 人格が作られたとは自覚出来るものではないのだ.                 事件を時代劇風に眺めると,何処かのバカ殿が愛刀の試し斬りに子供の首を撥ね, それを知った家来が,事を公にしては…と,町人の子供を犯人に仕立てあげた構図が 見える.ロクでもねぇバカ殿など,厳しく裁けっ!                 インチキ瓦版屋と悪代官がグルになって,町人の子のありもせぬ悪行三昧を仕立て 面白おかしく書き立て囃し立てた.この程度の瓦版を称して,自ら『天下の公器』と 公言する.奴らには芸人の下半身しか見えぬ癖に.                 このいかがわしい虚構の窓枠に自分の顔を映し出すことが,出世の道だなどと変に 勘違いしてはならぬ.あの幻の窓枠の中で,著名人気取りで得意になる間抜けヅラに 猿回しの猿以上に出世できる者はいないのである.                 実際,窓枠にぶら下がるアホ面の寿命は,猿よりも遙かに短い現実を知れ.窓枠に ぶら下がれるツラの数には限界がある.一年もすれば,見たこともない顔がズラリと 並ぶ.どのツラが消えたのか,誰も覚えていない.                 こんな変わり身の速いインチキ瓦版屋に,自らの心を委ねてはならぬ.自らの心は 生涯一つで,常に自らが映し出した世界に責任が伴うのだ.俺様は,生まれた時から ずっと一つの心で今を生きている.誰もがそうだ.                 様々な思い出は,全て自分自身のものであり,他人の心に映った思い出ではない. ハイテク時代の現代にあって,インチキ電子瓦版が映し出す映像が,どうかすると, 自分の心の内から出たような錯覚を与えてしまう.                 多くの人間が『神戸小学生首斬り事件の犯人はA少年である』事実を,自分の心が それを判断して受け入れたものだと確信している.彼は犯人だと誰もが断言するが, それはテレビの判断で,自分は判断をしていない.                『アイツがやったに決まっている』自分がA少年の犯行を目撃したようにいう様子は 冷静な目で観察すると,本当に滑稽なのである.少年とは一面識もなければ,今でも 顔さえ知らない.それでもアイツがやったという.                 マスコミ教団に洗脳されている実態にも,まるで気がついていない.多くの人間が テレビ報道を見て,オウム真理教の信者を馬鹿だと笑う.然し,そういう自分自身が テレビ教団の信者にさせられているとは気づかぬ.                 事件が鎮静化して,騒ぎが収まっている最中にあって,俺様は,インチキ瓦版屋の 信用失墜を狙って,彼らの悪行三昧を徹してして叩く所存である.彼らが,無抵抗の 一人の少年を裁き,徹底して叩いたようにである.                                        ** 悪魔 **       ・目次に戻る