産経新聞読者が解いた謎から…

産経新聞読者が解いた謎から…

 神戸新聞社に郵送された第二の挑戦状に,最初の挑戦状の内容が添えられていたと 報じられた.『命の重さ取材して』に依れば,二度目に届けられた第一の挑戦状は, 口の中にあったものとは少し違っていたとされる.                 例えば2通目には『人の死が見たくて』の『見たくて』が,繰り返されて書かれ, SHOOLL KILLがSHOOLL KILLERと変化していたと記される. 産経新聞の一人の読者が,この謎解きを試みた….                 SHOOL KILL は,LOOK HILL LSと解けるという.LSは, 通称タンク山を『リュウノサン』と読んだ頭文字だとする.実際,地元でも,そんな 呼び方もされているという.胴体の場所を示した?                 この挑戦状の冒頭には『さあゲームの始まりです』とあった点を思うと,謎解きも ゲームの一つであったとも考えられる.実際,警察は,首が発見された当日に胴体を 発見した.あるいは兵庫県警もこの謎を解いたか?                 然し,少年の供述では,これは単なる思いつきだったとされ,結局,この謎解きも 沙汰止みになってしまったという.然し,単純な思いつきが,胴体の隠し場所を示す 偶然なんて,果してどれ程の確率で起こり得るか?                 兵庫県警は,都合の悪い内容が含まれた内容の犯行声明を,単なる思いつきにして 痛いところを突いている部分を闇に葬り去ってしまった? 第二の犯行声明からは, 警察は犯人を知っていると受け取れる部分もある.                『警察の動きをうかがうと,どうみても内心では面倒臭がっているのに…』の記述は 犯人を逮捕した後の発表が大変なことになるので,面倒臭がっていると受け取れる. 中学生逮捕が大変なことにはなったのだが….^_^;                 例えば,犯行声明を意味のあるものとして捉えて,中学生である自分が逮捕されて 学校関係者が困惑する大変な事件に発展すると考えたとするなら,俺様とて納得する 可能性もある.然し,無意味な内容にされては….                 気になるのは,警察がある状況を否定すると,マスコミは完全に疑うことを忘れて それを頭から信じてしまう習性がある現実だ.何故,この謎を,更に一歩深く独自に 調査しようとしないのか? 歯がゆい思いである.                 10月18日から25日まで,朝日新聞に『衝動』と題する連載が掲載された.A少年の 犯行を追った記事なのだが,俺様の独善的感覚は,ひじょうに出来の悪い三文小説で 到底,中学3年生の辿った心の軌跡とは思えない.                 それは,断片的に流されたこれまでの情報を『わざとらしく誤魔化しているのでは ないのかね』とせせら笑いたくなる.天下の朝日も,ここまで警察権力に擦り寄った 報道をするようになったとは…時代の流れである.                 マスコミと警察の深い闇を追及することは難しい.インターネットが普及したとて まだまだ一般に馴染みのある世界ではない.かの巨大組織が組めば,殺しを楽しみ, 更に,犯人をでっち上げる楽しみも味わえるのだ.                 よくよく考えてみるがいい.一人の中学生が,本当にここまで単独で行えたのか? 果たして,今後どんな猟奇殺人が起こり,どんな人間が犯人として逮捕され,どんな 残虐な心の闇が,わざとらしく報道されて行くか?                 或いは,警察とマスコミを牛耳る闇の世界が,猟奇殺人を楽しんで,冤罪の生贄を 捧げさせて,ニタニタと笑っているのではないか? 警察署をバックに少年の逮捕を 報じる後ろで,ニタニタしていた若者のように….                 繰り返し報道されたあの画面が,時折,俺様の脳裏をよぎる.猟奇殺人を犯して, その犯人のでっち上げに成功した魔物の勝利宣言.普段ならテレビも見ずに遊び歩く 彼らが何処でニュースを知ったのか? 謎である.                 まるで魔界の生き物に魂を奪われて,彼らの勝利宣言に加担するがごとく,見事に テレビカメラの後ろを占拠した彼らの行動は,全くの偶発的な成り行きだったのか? 全てが計画された見事な演出とも考えられて来る.                                        ** 悪魔 **       ・目次に戻る