ある訳がない大量の血痕正門前の謎

　今朝の朝日新聞社会面を広げると『事件直前少女つけ回す』のトップ記事である．
おりしも本日は，容疑者の少年が家裁へと送られる日である．ぎりぎりのところまで
徹底した容疑者叩きである．それ程の内容なのか？　　　　　　　　　　　　　　　

　マスコミがここまでやるなら，俺様も，墓穴を掘った兵庫県警の発表を，繰り返し
書いてやろうではないか．この容疑者は，切断した頭部を自宅に持ち帰り，風呂場で
洗い，様々な細工をするなど二日間手元に置いた．　　　　　　　　　　　　　　　

　少なくとも風呂場で洗った首に，どれ程の血液が残ると言うのか？　彼は，頭部を
学校指定の補助かばんに入れて自転車で正門前に運んだ．この段階で流れ出る血液が
頭部に残っていたとは…．証拠のかばんは何処に？　　　　　　　　　　　　　　　

　然し，事件当時の映像には，塀の上とその真下，更には少し離れた正門前に歴然と
血の痕跡が残されていた．あの血痕から判断するに，切断して間もない首が置かれた
状況としか思えない．この謎はどう説明するのか？　　　　　　　　　　　　　　　

　マスコミもいたずらに警察発表の鵜呑みから，容疑者叩きに専念するのではなく，
しっかり警察発表の矛盾を追及する勇気を持ったらどうなのか？　少年が，首を塀に
置けなかったのは少し背が足りなかった為とする．　　　　　　　　　　　　　　　

　本当に塀の上に置きたかったなら，乗ってきた自転車を活用すれば，いとも簡単に
果たせたと思うのだが…，状況から察するに，背伸びをしてやっと届くほどである．
ペダルにまたがっただけで十分届いた状況である？　　　　　　　　　　　　　　　

「塀の上に置けず，完ぺきな作品に仕上げることができなかった．仕方なく門の前に
移した．悔しかった」と語ったことが昨日わかったと，朝日は昨日の夕刊に書いた．
本当に置きたければ，それ位は猿でも思いつこう．　　　　　　　　　　　　　　　

　俺様の感覚からすれば，肝心の証拠に乏しい中で，それをカバーするかのように，
何の証拠も要らない供述話ばかりが報道される．通り魔事件の犯行メモと称せられる
内容は，本当に中学生が書いたものなのかどうか？　　　　　　　　　　　　　　　

　口の中に残されていたとされる文書には何が書かれていたのか？　散々，独創性に
欠ける内容で，全て何処からか持ってきて引用したフレーズを使って書かれていると
こき下ろされたが『バモイドオキ神』は何処から？　　　　　　　　　　　　　　　

　その神様の絵が，宮�ｱ勤の書いた絵とよく似ていると指摘されるが，案外，本当に
同じ人間が書いたのかも知れぬ？　本来，共存させねばならぬ，容疑者逮捕前までの
情報は，逮捕と同時に全てが抹殺されてしまった．　　　　　　　　　　　　　　　

　容疑者は，必ずしも真犯人とは限らない．あらゆる情報は，警察発表と平行して，
同じ価値を持って捉えられなければならない．黒の乗用車は無関係だったと，簡単に
片づけられては堪らない．説明が必要なのである．　　　　　　　　　　　　　　　

　正門前のあの大量の血痕の謎は，いずれ何らかの言訳がなされるかと待っていた．
然し，昨夕の朝日新聞の記事で，彼らは，もはや言い逃れは出来ない墓穴を掘ったと
判断できた．警察とマスコミはグルで冤罪作りか？　　　　　　　　　　　　　　　

　事件が起きた小学校では，未だ集団での登下校を実施していると報道されていた．
取材の記者が『もう犯人は逮捕されたんですよ？』と問い掛けたが，本当に白々しい
言葉だった．本物が隠れている不安は拭いされぬ．　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊　悪魔　＊＊　　　　　　

・目次に戻る