裁きの本質と真犯人について考える

裁きの本質と真犯人について考える


 本件真犯人は,少なくとも,何らかの別の事件で逮捕されて,取り調べを受けた. 少なくとも,自ら進んで上申書を提出して,それぞれの事件について暫時自供をして 自らが関わった事件の全貌を明らかにした.                    法廷で行われなければならないのは,積極的に自分から犯罪を告知した張本人を, 裁きの場に引き摺り出し,自らの罪を見据えさせて死刑判決を下すことである.夢の 中で犯した認識しか持てない別人のような者に下すべきではない.          もし宮ア勤が間違いなく真犯人であるとするなら,法廷は,彼の精神を目覚めさせ 自らの犯した罪が,その当然の報いとして,今裁かれている現実をはっきり認識させ 彼の心に裁きの刃を突き刺さねばならぬ.                     俺様は,基本的に裁判については,全くのド素人である.この事件を通して初めて 関心を持った次第である.7年の歳月を掛けた意味など,何処にも感じられず,単に ほとぼりを覚ましただけの印象である.                      俺様が考える裁きとは,まるでかけ離れた不審だらけの判決理由を以って,死刑が 宣告された.判決理由の中には,何一つ時間を掛けて慎重に調べられたと感じられる 記述はない.が,罪の自覚から完璧に遠のいた被告を浮彫りにした.         マスコミの報道に依れば,死刑判決の場合,主文は通常判決理由が述べられた後で 申し渡されるのが通例であるという.裁判所も犯罪を犯した自責の念すら容疑者から 引き出せぬ現実に戸惑っていたのか?                       俺様の独善的な感覚では,真犯人は,犯行当時,中年に近い現職の警察官である. 宮ア勤のように若い年代ではない.或いは,一連の報道の中に何食わぬ顔でその姿を 見せている人物かも知れぬ.                           少なくとも,裁判所は7年前,積極的に上申書を書いて自らの犯罪を明らかにした 当の人格には一度も遭遇していない.裁判所が絶対の信頼を寄せる捜査段階の供述を 成した人格は一体何処へ消えてしまったのか?                   俺様は,この7年前,積極的に自らの犯行を自供した人格を引き摺り出してこそ, 本当の裁きだと感じている.それが宮ア勤の中にいるのか,或いは全く違う,現実に 生きている別人なのか?                             裁判所は,拘禁反応などとする曖昧な認識で,犯罪を犯した自覚も持てない被告に 死刑を宣告して自らの心に後ろめたさはないのか? 法廷は積極的に自供した人格を 引き摺り出す努力をどの程度して来たのか?                    俺様の宮ア勤替え玉説に異論がある者がいたなら,是非,それを拝聴したい.彼が 本当の犯人であるなら,是非ともその納得の行く理由説明が聞きたい.残念ながら, 芸能体質の日本のマスコミには真相に迫れる能力も勇気もない.** 悪魔 **  冒頭に戻る