容疑者はまともな凶悪犯?

容疑者はまともな凶悪犯?


 今回の判決を報じるマスコミ報道では,判決の中で,散々伝えられた宮ア勤被告の 異常な言動に何の言及もなされていない点に不審を抱く声が聞こえて来る.かつての すさまじい裁きの勢いはスッカリ息を潜めている.                 俺様は,今回の報道で,死刑の場合,通常,主文が最初に来ることはないことを, 初めて知った.何故,そうした慣例を破って冒頭に主文を言い渡したのか? 反応に 乏しい被告の反応を見る意図があったと言う者もいた.               然し,いかに一審とは言え,上告がなされねば,そのまま判決が確定してしまう. 然し,伝えられる被告の表情は,全く変わらず,裁判官を見つめるばかりだった…. 死刑判決を受ける人間の表情としても異例だったとも….              宮ア勤裁判(上)を書いた作家佐木隆三は,ずっと公判を見続けて来たと言うが, 今まで見たこともない殺人犯の様子に,『宮ア勤よ.おまえは何者なんだ…』と言う 疑問をずっと持ち続けてきたと言う.                       俺様に言わせれば,すべては,高度な催眠術で自分が犯行を実行したとする暗示を 植え付けられた人間,特有の表情に過ぎぬと思うばかりである.ただ,そんな前例が ないから,誰もそこまで思い至らない.                      今回,改めて現場検証の映像が紹介されてもいたが,捜査員の方が,何かを企んで 被告を引き回している印象が強い.捜査員たちは,何処か胡散臭く,陰湿な雰囲気を 漂わせている….                                暗示による犯行の自覚…今後,このような特殊なケースが増えてくるだろうことを 俺様は予見するのである.国松警察庁長官を自ら狙撃したと自白したされる警察官の 存在について警察は徹底して隠し続けた.                     この犯行の自供にも,何処かで暗示による影響を垣間見る思いがするのだ.或いは 容疑者とされた警官は,犯人ではないのかも知れない.教団で組み込まれた暗示から そのように思い込まされたとも考えられる.                    狩猟に使われる殺傷力の高い弾丸を,3発食らって無事で居られるのも解せない. 本当にそんな強力な弾丸が使われたのかどうか? 犯行の状況には,隠されたものが 沢山あることが伺える.                             本人が自供した犯行を警察が認めなかった理由は何か? 長官狙撃犯が警官では, 体面が保てぬからか? それとも,暗示によって,やったと思い込まされたケースで あるとの認定があったのか?                           少なくとも,警察内部には,警察官に採用して巡査部長になった人間でも,暗示の 影響で,無実の罪を認めてしまうケースがあるとの見方が,疑いもなく存在するとの 判断基準がある.逮捕もせず勤務を許していたのだから….             宮ア勤被告のケースでは,目撃証言が車はラングレーではないとキッパリ否定した 目撃証言を記憶違いとして処理した.目撃証言が正しいとなれば,宮ア勤が犯人では なくなるからである.                              つまり先に犯人を決めて,それに合わせて証言を変えてしまう本末転倒のやり方が 平然と行われた.精神的な異常が疑われる容疑者自身の不利な証言を,素直に認めて 起訴に持ち込む点と考え合わせてもヤッパリ胡散臭い….              一審判決が出されて,騒ぎも間もなく鎮静化して,事件は,再び無関心の彼方へと 消えて行くことだろう.然し,マスコミが寄ってたかって,憎しみを込めて異常者に 仕立て上げた結果は,判決に全く反映していない.何故だ? ** 悪魔 **   冒頭に戻る