週刊朝日4月10日号が掘る墓穴

週刊朝日4月10日号が掘る墓穴

『「酒鬼薔薇」調書流出と革マル犯人説の接点』こんな週刊朝日の記事が掲載され, 「警察庁のある公安幹部は強い調子でこう言い切る」として,革マル派が,病院から 調書を盗み出した.実行者も特定出来ると加える.                 警察は,これを『革マル派の調書入手作戦』と題している.犯行には,十人前後が かかわり,保管場所を探り出し,手分けして内容を盗み取った.彼らは本名ではなく コードネームで呼び合うと,スパイもどきである.                 然し,どのような方法で盗み出したのか? 手分けしてとは? 現場でせっせと, ワープロなどのキーボードを叩いたとか?(ヲイ)そもそもフロッピーに入っていた 検事証書とは,どんな形態で保存されていたのか?                 例えば,病院から盗み出した証拠がフロッピーディスクだなんていうつもりじゃあ ないだろうな? 例えば,そのフロッピーがデジタルカメラのデータで,特徴のある 院長室の一部が歴然と映っていたとかの話はない.                 病院側は,院長室には鍵もかけていないと開放的なところをアピールする.だから 中には容易に入れたのだと….見知らぬ人間がゾロゾロ入り込んで写し取ったのか? それとも職員として,堂々と採用されていたとか?                 革マル派の主張として「警察は権力内部からではなく,病院内から盗まれたことに したいのだ.神戸の事件はCIA主導の謀略である.盗聴など行っていない.権力に 言いなりのマスコミこそ弾劾されるべき」とする.                 記事の最後に『取材に応じた革マルの人物は「広田」「村田」と名乗りながらも, これはコードネームのようなもの.本名ではない』と言ったとして「信用しろという ほうが,難しいと思うのだが」と締め括っている.                 週刊朝日は,現在「これでいいのか交通捜査」と題して,加害者に有利な判決に, 疑問を投げかける連載を行っている,被害者の「死人に口なし」を利用して加害者に 有利な判決が出されると告発している現実もある.                 然るに,何故か神戸小学生首斬り事件に関して,頑ななまでに警察発表ベッタリの 報道しかしない.これは,マスコミ全体がそうなのである.つまり,朝日だけでなく マスコミ全体が大きな力に支配されているようだ.                 こうなれば『CIA主導の謀略』という話の方に信憑性が感じられる俺様である. 公安幹部の話から,具体的検証は一切せず,盲目的に警察の話を真実だとする内容を 信用しろというほうが無理というものではないか?                                        ** 悪魔 **       ・目次に戻る