猿集団サッカーに見る日本の崩壊
良く言えば，ニッポンのサッカー選手なんてのは，チンピラを寄せ集めで，ロクに 訓練もせず，戦場に送り出された雑兵である．悪く言ったら，地方の山々から集めた 猿をそのまま使って競技をさせただけに過ぎない． 早い話が，心を一つにする手段も目的意識も持てない雑多な集団である．身勝手な 個人の寄せ集めなのである．勝手な個人の思惑と思い込みで国際試合の場に立った． 日本の代表としての行動力と心構えがまるでない． 国歌吹奏の瞬間，ジャマイカの選手は，全員が胸に手を当て全員が真剣に歌った． ジャマイカという国の代表として，ここで心を一つにしているのである．日本人は， 完璧にこの国家に対する忠誠心を失ってしまった． 悪しき歴史教育の結末がこれであろうか？ どんな競技でも，近頃の日本代表は， 誠におかしなことを言う．『自分のために戦います』と…．それなら自分の町内でも 走り回れば十分だ．国際舞台に立つ必要もないっ！ 自分のためとは，例えば，あぶく銭を抱え，周囲に大盤振る舞いをして，いい気に 浸るようなことを言う．たまたま偶発的な能力を発揮して，日本の代表となって尚， いい気分に浸りきるだけの無秩序な猿集団である． 勝ち負けはともかく，あのダラダラ，ニタニタしたクソガキ集団を見ると，日本は 猿を代表に選んだのか…と腹が立つ．もっとも猿は笑わない．逆に言えば，自然界で 真剣に生きている．人間と比較されたら猿も怒る？ 今時，高がサッカーごときで，国威発揚の時代ではあるまいが，集団が心を一つに 結べる団結意識に欠けた体質は，そのまま日本の崩壊に繋がる．由々しきこの現状の 源は，日本を侵略国にした欧米の戦略にあるのだ． 物資が入って来ない経済封鎖の中で，アメリカの要求を飲めば，そのまま戦力なき 国家へと転落し，欧米のするアジア支配の野望は一挙に加速する．戦うも退くも正に 地獄の岐路に立って，日本は苦渋の決戦を決めた． 当時の戦争を選択した経緯を，戦時中のニューギニアでの出来事が思い出されると 昭和二十九年刊行の『人間魚雷回天』に記されている．食糧に窮した部隊が，窮余の 策で，自給自足を果たすべく，作物を植え始めた． ところが他の部隊から盗みに来る．そこで『盗んだ者は銃殺に処す』と部隊長名で 立て看板を出した．ところが，尚，一人の兵隊が現場で捕まった．ここにある看板が 見えぬかと詰問すると．兵隊は，見たというのだ． つまり，盗まねば，そのまま餓死するしかない．然し，盗みに出て，うまくすれば 発見されずに生き残れるかも知れないと，痩せこけた体で，目だけは作物から離さず ギラギラさせながら，そんな弁解をしたと言う…． 日本が戦争に突入した状況は，正にこの痩せこけた体に，目だけをギラギラさせた この兵隊を思わせると語る．平和な時代に，石油が来なくなるとの噂が出ただけで， 日本からトイレットペーパーがなくなったのだ…． 昭和十六年という時代を背負った日本は，今とは比較にならぬ危機に瀕していた． 今，アジアから日本企業が即座に全面撤退出来るのか？ 朝鮮・中国を侵略したと， 声高に叫ばれるが，日本企業が平気で居座るとは？ 元々，戦後，国交がなかった国が，過去を水に流して交流を持ったのではないか？ 何度でも言う．アジアを侵略したのは欧米である．特に，イギリスは，植民地支配を 反省していない．だからこそ，未だに天皇を叩く． 欧米のするアジア支配の野望は，尚も継続中である．これを阻止する役割は，一体 何処の国が果たすのか？ 日本，アジアの捨石となった数多の戦没者には，無残にも 侵略者の汚名が注がれる…．罰当たり日本である． 国家が吹奏されている時間，日本人として，心を一つにする基本的な国際感覚すら 持ち合わせていない今の各界の日本代表である．自衛隊に強制（矯正）入隊させて， 国旗，国家に対する不動の姿勢を訓練すべきだっ！ 徐々に日本へと侵攻する欧米の影が見え隠れする昨今である．自衛隊と言えども， 軟弱体質に汚染された懸念もある．戦後，一度として独立国家であったためしがない 日本である．それが次第に形を現し始めている…． 国歌『君が代』が吹奏されている最中にあって，何が起きているのか分らぬ猿が， 呆けた顔を晒している姿は，正に，欧米が加えた戦後教育の精華を見る思いがする． ここまで日本人は骨抜きになってしまったのか…？ ** 悪魔 ** ・目次に戻る