イギリス支配の妄想は深まる

イギリス支配の妄想は深まる

 今更ながらに,イギリスが抱く日本への恨みつらみの深さを思い知らされたのが, 週刊新潮6月4日号の記事『殺人犯と並べられた天皇の写真』である.それも英国の 一流紙が Can you forgive them?と大きく報じた.                 三人の殺人犯と同じ大きさの写真で,直接戦争には関わりのない今上天皇の写真を 掲載している.彼等が日本に抱く憎しみの深さは相当深い….そこに戦勝国としての 鷹揚さ寛大さなど微塵もない.これは脅威である.                 当然の権利として多くの植民地を抱えた海賊の国? イギリスが,アジアの一小国 日本にぶちのめされて,二度と再び植民地支配に君臨する野望を粉砕された.とても 戦勝国気分にはなれぬ? だからイギリスは怖い.                 戦争に勝っても植民地は返って来ない….今更,武力で奪い返す訳にも行かない. かつての植民地に日本企業が入り込んで繁栄を維持している.戦争に勝った意味など 何処にもない皮肉な現状がある.誠にお気の毒….                 彼等の恨みつらみは,この日本を植民地にして尚,止む性質のものではなかろう. 軟弱国家日本においては,もはや彼等の言いなりに国を明渡すしかないかも知れぬ? アメリカとイギリスが覇権争いで共倒れになるか?                『英国東洋艦隊潰滅』という軍歌がある.マレー沖にて,我が日本軍は,かの艦隊を 爆撃して一気に沈め去った.昭和十六年十二月十日のことだ.四時間後の午後七時の ニュースに合わせて,この曲が作られ放送された.                 この生々しい軍歌には,当時の感動がそのまま凝縮されている.然し,この軍歌は 戦前はレコード化されず,昭和41年に発売されたという.その頃,戦争を振り返る 隠れたブームがあって,俺様は軍国青年になった?                 今とはまるで風潮が違い,日本がいかに強かったかを強調する内容が主流だった. 日本が侵略国だなどという風潮はまるでなかった.小さな島国日本が,世界を相手に いかに戦ったか? それを強調する内容であった.                 戦争で名誉の戦死を遂げ,戦犯として処刑された数多の英霊に,今日の常識は全く 無意味である.かつての戦争を語るには,1945年以前の常識が必要である.かつての 日本が侵略国ならば,欧米列強国は何だったのか?                 さる老人が,俺様との話の中で『孫の教科書を何気なく開いたら,我々が,まるで 犯罪者のように書かれていて驚いた』と語った.もう少し,歴史の学者がしっかりと 史実を伝える努力をする必要があると付け足した.                 然し,日本が独自の主張を展開出来る時代など,もはや二度と訪れるとは思えぬ. 気がつけば,骨抜きの日本にあらゆる外国勢力が入り込んで,犯罪から経済侵略まで やりたい放題である.護るべき対象すら見当らぬ.                 すこしばかり太った国民を,政府から企業までが寄ってたかって食い物にしている 現状である.末端の人間からみれば,詐欺盗賊の種類が増えてしまっただけ.崩壊が 予想される銀行だが外国銀行は避難場所になるか?                 以前,2001年まで預金は全額保護されるとか政府が言った.つまり,景気回復など 全く見通しが立たないとのお墨付きのようなものだ.むしろ,どんどん悪化すると, 公式発表したようなもの.政府崩壊は時間の問題.                 イギリス支配の未来を想定して,英国ポンド預金が得策か? などと妄想が湧く. 然し,貧乏人には護るべき預金も微々たるもの.金以外の価値観で生きるしかない. かといって,霞を食って生きられる仙人でもない.                 軍歌と呼ばれる数々の歌を聴く度に,かつての貧しき大日本帝国が,豊かな今日の 日本も到底果たし得ぬ欧米列強国のアジア支配の野望粉砕という偉業を成し遂げた. それを今日の日本自らが侵略だと自虐的に認める.                 日本国の象徴たる天皇に対するイギリスの無礼に,政府は気づきもせず,留学生が 現地で駐英大使館に抗議すべきだと訴えても門前払いにしたとか.日本の植民地化は 既に完了している….皇室の存続も長くはない…?                 イギリス王室から,日本を訪問する機会があったら『英国東洋艦隊潰滅』を流して せめてもの意趣返しをせねばなるまい.彼等が聞く歌詞から全てが判明する.『沈む レパルス沈むプリンスオブウエールズ』は強烈だ.** 悪魔 **         ・目次に戻る