
米国〜マレーシア貿易協定は、森林を破壊するかもしれない
ロイター通信、2006年6月16日
クアラルンプール:米国・マレーシア間の自由貿易協定は、違法伐採を促進し、東南アジアにおける熱帯雨林の破壊を加速させる可能性がある――と、国際的な環境保護団体が木曜日に訴えた。
Environment Investigation Agency(EIA)は、マレーシアから輸出される木材には、隣接するインドネシアの広大な、そして危機に瀕している熱帯雨林から不法に伐採された木材が含まれると訴えている。また、自由貿易協定の下で、このような木材に対する需要が米国で急増する可能性があると警告した。「違法木材製品が市場に入るのを防ぐ手段がない現状にあって、米国政府が、違法木材貿易で顕著な役目を果たす国(マレーシア)と自由貿易を推進し続けることは、無責任である」と、同団体の在米活動家による報告書は述べる。
「この政策は、国内の木材産業にも悪影響を及ぼし、海外で森林や人々の生活を破壊し続けるだけである。」
米国と取引額で第10位の貿易相手であるマレーシアは、年内までに自由貿易協定を結ぼうとして、米国と交渉している。政府統計によると、昨年マレーシアは、2004年よりも16%多い370万立米の製材を輸出した。
環境犯罪を調査・暴露することを使命とするEIAおよび他の環境保護団体は、マレーシアから輸出される木材の3分の1以上が違法な丸太によるものであり、その大半はインドネシアから来ていると主張している。