村人たちは木材会社に抗議して道路封鎖
2005年11月2日
マレーシア・キニ(インターネット新聞)トニー・ティエン記者
http://brimas.www1.50megs.com/malaysiakini_2Nov05.htm

サラワク州ビントゥル省ウル・スンガイ・パダン地区の三つのロングハウスのイバン人住民は、政府と繋がりのあるプランテーション会社が自分たちの先住慣習地に侵入するのを防ぐために道路封鎖を行っている。

大手伐採会社3社の共同事業体であるグランド・パーフェクト社が自分たちの先住慣習地に無断で侵入していることを警察に6回も通報しても当局が行動をとらなかったため、村人は10月15日に丸太のバリケードを設置する決断をした。

警察は会社からの苦情を受けてすぐ、10月19日に道路封鎖を撤去した。これに動じず村人たちは4日後に再度、バリケードを設置し、土地に無断侵入しないよう部外者に厳しく警告するバナーを張った。

グランド・パーフェクト社は、州政府から委託を受けて、東南アジア最大級の国営紙・パルプ事業に原料を供給するためアカシア・マンギウムを50万ヘクタール植える計画である。プロジェクト予定地には州有地、先住慣習地、焼畑農地、保全地が含まれる。ビントゥル省各地で樹木プランテーションが展開されている中で土地を所有する先住民族との衝突が増えている。

ビントゥル省警察長官スレイマン・アブドゥル・ラザック氏は、双方から通報を受けて捜査中であると語る。同氏によれば、土地調査局はグランド・パーフェクト社がアクセスしようとしている土地に対して村人は何ら権利を有していないと言っていると言う。警察はロングハウスを訪ねたが道路封鎖では誰も逮捕していない。<中略>

サラワク州には850万ヘクタールの森林があり、その内150万ヘクタールはゴムやアカシア・マンギウムなどの樹種のプランテーション予定地に指定されている。