
衛星画像に関するブルーノ・マンサー基金の説明
(forestmonitor.orgにてオンラインで)一般入手可能な伐採権区域の地図によれば、IKONOS衛星画像は認証された伐採権区域に完全に含まれるエリアに該当しました。当会が衛星画像を公開した後にはじめてMTCCは伐採権区域のより正確な地図をプナン人たちに提供しました(それまでの当会からの数回の問い合わせには回答しませんでした)。この時、衛星画像がサムリン社の二つの伐採権区域にまたがるものだと言うことが判明しました:画像の左半分(激しい伐採の跡が見えるところ)には認証されていない伐採権区域(TO411)が写っており、右半分は認証された伐採権区域(TO412)に含まれています。つまり、二つの伐採権区域の境界線はちょうど激しい伐採が行われた一帯に沿って走っています(二つの伐採権区域の境界線を示した画像と、伐採許可区域と画像の位置関係を示す地図をご参照下さい)。
ただ強調すべきことは、TO411とTO412のどちらの伐採権区域も「持続可能な」伐採に関するパイロット・プロジェクトとなるはずだったFOMISSプロジェクトに含まれていたと言うことです。サムリン社は開始当初からこのプロジェクトを「グリーンな」イメージを印象づけるために使いました。FOMISSプロジェクトはドイツ政府開発機関のGTZからの協調出資で実施されていましたが、先住民族の大規模な抗議の後でGTZはプロジェクトから撤退しました。
(下記をご参照下さい:
http://www.forestry.sarawak.gov.my/forweb/sfm/fres/ip/fomiss/fspa.htm)
IKONOS衛星画像は2001年4月現在のものであり、地上の様子はこの4年間でかなり変化している可能性があることにご留意下さい。ただ、サムリン社から木材を買った場合、MTCC認証された伐採権区域T0412もしくは「持続可能に」伐採された伐採権区域TO411のどちらから来たものかは区別できるのでしょうか?
ブルーノ・マンサー基金 事務局
出典: BMF / Geospace Austria / Space Imaging 2005
凡例:緑色はプナン人慣習地の一部 出典:BMF 2005