サラワクは今…


■ロング・サヤンのプナン人が林道封鎖を開始!
〜最後の手付かずの森まで奪うのか〜

 サラワクのバラム地区スンガイ・アポ、ロング・サヤンのプナン(120人24家族)は、1995年11月11日、自分たちが先祖代々利用してきた土地での伐採を中止させようと、林道封鎖をはじめた。
 ロング・サヤンのプナン族のリーダー、アジェン・キュー(Ajeng Kiew)によると、今回封鎖して守ろうとしている地域は、ロング・アポのプナンが生活圏としてきた地域で、唯一最近までまだ伐採されずにいたところである。このプナン人が守ろうとしている森林は、プナンが先祖代々受け継いできたものであり、プナンの掟(アダット)によれば、ロング・アポの人々が権利を有するものである。
 プナンは、伐採を取り止めるように繰り返し伐採業者に再三訴えてきたが、業者側は聞く耳すら持たなかった。また彼等は、伐採業者に保護種に指定されているベリアン(Belian)の木(ボルネオ鉄木)を伐採していることにも異議をとなえてきた。
 この地域での伐採の結果、サヤン川とアポ川は汚染され、動物や魚など森が減少しつつある。プナンの暮らしはどうしようもない程のダメージを受けた。

サハバット・アラーム・マレーシア(SAM)は、政府に対して以下の要請をしている。

1. プナンが異議申し立てをしているすべての地域での伐採を一時停止すること。
2. サラワクの先住民族(ダヤク)が先祖伝来の利用してきた慣習地に対する権利を認め、権利が守られるための措置をとること。
3. 上記の地域のボルネオ鉄木をはじめとし保護種に指定されている樹木を守るための適切な措置をとること。


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