スイス・バーゼル、2007年4月6日
緊急プレス・リリース
ブルーノ・マンサー財団、スイス・バーゼル

サラワク州警察はプナン人道路封鎖を再び取り壊す

銃声で住民を威嚇-プナン人に対する人権侵害を止めさせるためにサムリン社とサラワク州政府に圧力をかけるようブルーノ・マンサー財団は国際社会に訴える。

マレーシア・サラワク州のバラム川上流地域のプナン人は、自分たちの慣習地で警察が再び行動に出たと報告している。2007年4月4日に、ロング・ブナリ村の近くでプナン人が設置した道路封鎖をサラワク森林公社(SFC)の職員が特別警察隊の援護を受けながら取り壊した。ここは、サラワク州に残された数少ないまとまった原生熱帯雨林への入り口に当る戦略的に重要な場所である。


住民によると警察はチェーンソーで道路封鎖を取り壊し、丸太に火をつけたという。問題の多いマレーシア木材会社サムリン社の従業員も現場にいた。「警察と従業員は大変失礼な態度を取り、話し合いにも応じませんでした」とプナン人スポークスパーソンが話した。「警察の銃声が聞こえ、とても恐ろしい状況になったので、どうすることもできませんでした。」

バリケードが取り壊されたとき、封鎖現場にはプナン人が数名しかいなかった。門とトタン屋根の小屋を含むバリケードは、2007年2月7日に警察が前にあったバリケードを取り壊した後、3月半ばにプナン人が設置したものだった。取り壊しの後、測量士が入ってきて、サムリン社の伐採区への道路建設計画の準備作業を行った。道路建設労働者を守るために治安部隊が封鎖現場近くにキャンプを設置したとも報告されている。

今回の警察行動は、マレーシア木材認証協議会(MTCC)による認証を受けた場所で行われた。警察の暴力に助けられてサムリン社がはじめてバラム川上流地域に進出した1990年代初めのころを彷彿とさせる状況である。

ブルーノ・マンサー財団は、プナン人に対する人権侵害を止めさせるためにサムリン社とサラワク州政府に圧力をかけるよう国際社会に訴える。


より詳しい近況に関しては、当会ウェブサイト:www.bmf.ch をご参照ください。あるいは、info@bmf.ch までEメールでご連絡ください。

Bruno Manser Fonds, Heuberg 25, 4051 Basel / Switzerland

www.bmf.ch, Tel. +41 61 261 94 74


http://www.bmf.ch/en/news/?show=43
リンクの写真:1993年9月29日、マレーシア警察は、ロング・アジェン村近くのプナン人による道路封鎖を取り壊し、バラム川上流へのアクセスを確保した。警察の過剰な暴力で3人が死亡し、203人が負傷した。今日に至るまで、ロング・アジェンの住民の多くは、伐採に抵抗し続けてきた理由で身分証明書の発行を拒否されている。(写真著作権:BMF)