プナン人はマレーシア人権委員会に訴えるが、
サムリン社にバリケードを撤去される

ブルーノ・マンサー財団
2006年3月28日

マレーシア・サラワク州のリンバン地域の森林で移動しながら生活するプナン人は、マレーシア人権委員会(SUHAKAM)に宛てた手紙で危機的な状況を訴え、自分たちの抱える問題を調査するために同地域を訪問するよう求めた。

リンバン川上流の二つの移動プナン人コミュニティーを代表して、首長のアロン・セガ氏とアウィン・トゥバイ氏が、2006年2月24日付の手紙で次のように書いた:

「伐採のために、我々の地域に侵入する会社がいくつもあります。その侵入が始まってから、森で取れる食料が減り続けています。どの川も汚染され、獲物も、林産物も、サゴ椰子も枯渇してきています。我々の森で伐採を行わないよう、会社に要求しましたが、訴えを聞こうとせず、森を伐採するよう政府から言われていると答えるだけです。非常に破壊的な伐採が行われているため、森で食料が枯渇し、生活し続けることが困難になっています。」
サラワク州ではクチン市に事務所を持つSUHAKAMが、一日も早く問題を取り上げてくれることを、プナン人は願っている。

最近、リンバン地区の移動プナン人のグループが、同地域で最も大規模な操業を行うサムリン社のブルドーザーが侵入するのを止めるために、道路封鎖を設置していたことが分かった。しかし、道路封鎖は2006年3月26日に、伐採業者の従業員によりチェーンソーで取り壊された。サムリン社はプナン人が住む地域で「持続可能な林業」を実践していると主張しているが、実態は程遠い。2005年1月には、バラム川上流地域のプナン人数百名がマレーシア木材認証協議会(MTCC)に手紙を送り、バラム川上流部(ミリ省)におけるサムリン社の森林管理単位を[持続可能な経営が行われているものとして]認証したことに、抗議している。

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