
ブルーノ・マンサー財団(スイス・バーゼル市)
2006年7月7日プレスリリース
プナン人村長が訴える:「私たちに暴力を振るわないよう、警察に求めてください!」
サラワクの熱帯林でプナン人が立てたバリケードを、伐採会社が解除した。第二のバリケードを撤去するために、きたる日曜日、警察と連邦予備部隊がバラム地区に展開される。
「どうか私たちを支援し、力強く私たちの後ろ盾をしてください!私たちの土地で私たちに暴力を振るわないよう、警察に要求してください。私たちプナン人は、自分たちの森を守るため、いつまでも闘い続けます」。この力強い言葉で、マレーシア・サラワク州の第4・5省のプナン人共同体の首長たちは、土地に対する先住慣習権と、残された最後の保存林を守る闘いを支援するよう、政治家、弁護士、NGO、役人、マスコミ、一般市民に訴えかけた。
2006年7月5日、サラワク州ミリ市に本社を置くマレーシアの木材会社、インターヒル・ロギング社の伐採労働者は、サラワク州バラム川中流域バ・アバン村の近くでプナン人たちが林道に建てたバリケードを取り壊した。プナン人情報筋によると、人数は不明だが警察も、同地域に来ている。暴動を鎮圧したり「不法集会」を解散したりする訓練を受けた特別な警察部隊である連邦予備部隊も同行していたという。6月16日に道路封鎖を設置し、現在は森に隠れているプナン人住民を逮捕しようとして、警察は同地域を捜索している。
また、ロング・ブナリ村のプナン人たちは、彼らがバラム川のさらに上流に設置した別の道路封鎖を、2006年7月9日(日)に撤去するとミリ行政官(同地域を担当する地元役人)が警告していると伝えた。この道路封鎖は、プナン人が2004年2月に設置したものだ。村の境界線を明確にし、ミリ市に本社を置く巨大伐採会社、サムリン社が自分たちの土地にさらに侵入するのを防ぐためだった。プナン人によると、サムリン社はサラワク州に残された最後の原生林の一つを伐採するために、クラビット人が住むロング・レラン村に道路を建設しようとしているという。
このミリ行政官事務所の発表は、同地域で「持続可能な」伐採を行っているとしてサムリン・プライウッド社(BARAMAS)を認証したマレーシア木材認証協議会(MTCC)の信用を、さらに失わせるものである。土地に対する権利をめぐってプナン人がサムリン社を訴えていることをMTCCが無視し続けてきたため、サムリン社に対する木材認証は、国際的な非難を浴びてきた。
プナン人を支援するために、どうか丁寧な手紙、メール、ファックスもしくは電話を下記まで届けてくださるよう、お願いいたします。
1) マレーシア人権委員会(SUHAKAM)
2) ミリ行政官、オセ・ムラン氏
3) マルディ地区役場(サラワク州マルディ町)
4) 王立マレーシア警察
5) インターヒル・ロギング社
6) サムリン・グループ(プナン人の土地で伐採を行っている木材会社)
7) Jewson社(プナン人地域の木材を販売する英国建材業者)