付録 代替資源に関する原則
1-1 原生林から伐採された木材でないこと。
2 採取に関して、慣習的な所有権を主張する住民の完全な承諾が事前に得られ、人権侵害などを引き起こさない資源であること。
3 育成から採取、流通、製造、使用、再使用及び再育成に至るまでの過程で、生物圏や生態系を破壊しない資源であること。また、人体や環境に対して有害物質を出さないこと。
4 地域の資源管理を地元住民に委ね、その資源を使って住民が生産し流通させるものを使用すること。
5 再生産可能な資源については、使用期間が育成期間より長いこと。
6 できるだけ近距離の資源であること。
7 使用後に再使用が可能であること。
8 生産過程でのエネルギー消費量がより少ないこと。
9 再生できない資源については、可能な隈り使用しないこと。
2 以上を判断するための情報が公開されること。
熱帯材の代替材料を選ぶとき、ある面では環境に優しくても他の面ではそうでないというのでは、好ましいとはいえない。そこで、代替材料を選ぶ際のチェックのポイントとなるように、代替資源に関する原則作成を試みた。これは市民グループの原案に、建築家、林業家等専門家によるアドバイスを加えて作成されたものである。代替材料を選ぶ際の参考として使って頂ければと考えている。
| 編集後記 誰にも身近なものである家具を取り上げることで、熱帯林と私たちの生活とのかかわりを改めて考え直すこと。それが家具の調査を始めた目的でした。この調査を始めて困ったのは、家具の利用樹種の数がとても多いことと、家具メーカーの数がとても多いことです。家具は種類が多く、個性が求められる製品であるところにその理由があるのでしょうか。これだけ種類が多いと、すべての樹種について、その生産地の現状を調査することはできません。残念ながら、編集グループからの提言もなかなか具体的なものにはなりませんでした。 また、メーカーの方々の実際の声を聞く機会が少なかったことを反省しています。この点、本文中の記載に誤解や不適切な部分があったかもしれません。また、実際の現場にいる方々の方が、解決方法を知っていらっしゃると思います。意欲的に取り組んでいる方もたくさんいらっしゃるでしょう。今後は、そんな声を集めて実際に何ができるかを具体的に考えていけたらとも思っています。 |