42:トラクター
 労働者が収穫した果房はトラクターが集荷し搾油向上へと運ぶ。収穫後24時間以内に搾油しないとパーム油は品質が落ちるのだ。
 パーム油の世界生産量は2000万トンだが、そのうちの半分をマレーシア一カ国が生産する。今もそのプランテーション造成ブームは終わりそうもない。
 マレーシア産のパーム油は、日本への40万トンを含め世界中に輸出されている。その用途は、7〜8割が、マーガリンなどのスプレッド、即席めんやスナック菓子への揚げ油、ショートニング、レトルトや冷凍などの加工食品、外食店でのフライ用油など食用に、2〜3割が、洗剤、石鹸、シャンプー、医薬品など工業用に利用されている。シャンプーや洗剤には、「地球に優しい」とのコピーで売られているものも少なくない。 <前へ 次へ>

写真:峠隆一 (無断でコピー・転用することを固くお断りします)