建設白書(平成8年度版)によると、日本の住宅の寿命は約26年となっています(過去5年間に除却されたものの平均)。これは、アメリカの約44年、イギリスの約75年と比べても非常に短いものです。住宅の寿命は、その住宅が建築された時期によっても異なり、古いものに比べて最近に建てられたものの方が寿命が長いことが知られていますが、資源を大量に使っているのですから、長く住み続けたいものです。
| 建築後年数(平均) | 減少率 | 半減年 | |||||||
| 建築時期 | 8年 | 13年 | 18年 | 23年 | 28年 | 33年 | 38年 | (%) | |
| 1951-60 | 5647 | - | 4426 | 4123 | 3472 | 2821 | 2373 | -2.8 | 24.0 |
| 1961-70 | 12179 | 10232 | 8870 | 7672 | 6489 | -3.1 | 22.0 | ||
| 1971-80 | 14473 | 13543 | 12531 | -1.4 | 48.1 | ||||
| 1981-85 | 5823 | 5392 | -1.5 | 45.1 | |||||
「日本の住宅 平成5年 住宅統計調査の解説」(総務庁)より作成
注:減少率は年平均。半減年は同時期に建築された住宅が半減するまでの年数(年平均減少率から理論的に求めたもの)
長期間住み続けることができる住宅を建てるには、耐久性だけでなく、家族構成の変化にも対応できることや、修繕をしやすくするなどの考慮すべき点があります。 建設省が策定した「優良な住宅認定制度」のひとつであるセンチュリーハウジング認定事業には、長期間居住できる住宅の考え方が示されており、参考になります。 長期間にわたって住み続けられる住宅は、物理的にも機能的にも耐久性が高いことが必要であるとの考え方から、物理的耐久性と機能的耐久性を具体化した以下の6つのルールがあります。 ・ライフサイクルの変化に応じて部屋の広さや間取りが変えられる ・部材や部品のサイズを統一する ・住宅を構成する様々な部品の耐久年数に合わせて計画的に交換や修繕ができる ・配管・配線スペースを独立させる ・基礎になる構造は丈夫で耐久性に優れたものである ・計画的な維持管理のサポート体制を整える