パーム洗剤は「地球に優しい」?
アブラヤシ・プランテーション
開発の影
〜インドネシアとマレーシアで何が起こっているか〜
| 「地球に優しい」植物性洗剤。その原料のパーム油は、森に暮らす先住民を締め出し、広大な熱帯雨林を丸裸にした農薬だらけの「緑の砂漠」で、児童労働を含む搾取的な労働条件で作られていることをご存知でしたか?パーム油は、そのほかに、インスタント・ラーメンや揚げ菓子、マーガリン、コーヒー用クリーム、化粧品、シャンプー、工業製品など、私たちの生活のあらゆるところで使われています。無計画な伐採で森林資源が枯渇しているマレーシアとインドネシアでは、木材輸出に続く外貨獲得手段として、需要増が見込まれるパーム油を生産するアブラヤシ・プランテーション開発に本格的に乗り出しています。森林伐採も深刻な環境破壊と人権侵害を生みましたが、時間が経てば森が少しずつ回復する余地を残していました。しかし、アブラヤシなどのプランテーションで、単一作物を植えるために森を皆伐してしまうと、森の生態系は回復できなくなり、森に住んでいた住民も半永久的に土地に対する権利を失ってしまいます。
1997〜98年に、煙害で周辺諸国にまで健康被害を及ぼしたインドネシアの大規模な森林火災もアブラヤシ・プランテーション会社による山焼きが原因だったことをインドネシア政府も認めています。世界最大の熱帯木材輸入国として、長年、森林破壊に加担してきた日本に住む私たちは、やはり生活と直結したパーム油の問題にも目を向けるべきではないでしょうか?
マレーシアとインドネシアに足を運び、問題を調査してきたJANNIとSCCメンバーによる2年がかりの労作です。日本でまだほとんど知られていないこの問題をもっと多くの方に知っていただければ幸いです。 |
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ブックレット概要:
2001年7月発行: A5×114ページ+(写真25枚,地図4枚,表3枚) 日本インドネシアNGOネットワーク発行。 目次: はじめに 価格:1000円(+送料240円)、10冊以上注文で10%割引 |
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