お気楽・極楽・お遊びの会

C2020Zoomで惑星の連写撮影を行う!

現在、撮影にオリンパスのC2020Zoomというデジタルカメラを使用しています。 とても良く出来たカメラで気に入っているのですが、天体撮影には向かない点もいくつか見られます。まぁ当然ですね(笑)。
  1. 露出時間がもう少し欲しい。
  2. レンズが回転しないので天頂付近は見にくい。
  3. リモコン撮影にすると連写機能が使えない。
「1」は感度がISO100,200,400と変更できるので何とかなりますが、ISO100,64秒とISO400,16秒は同じかと思っていたらCCDに電圧をかけて感度をあげるため、同じにはならないそうです。 バルブがあるのが理想ですが、30秒ほどあるといいですね。
「2」は天頂ミラーの後部に接続することで対策をとっていますが、できれば間に接続するものは精度、光量確保から言っても少なくしたいです。
問題は「3」です。標準でリモコンが付いてくるのですが、リモコンを使用する機能が連写機能と排他になっているのでリモコンを使用しての 連写ができません。デジカメにレリーズを接続可能にする道具も販売されていますが、汎用品のためC2020の形状では使用は難しいです。

そこで汎用レリーズ取り付け用品のレリーズ接続部品のみを利用してレリーズが取り付けられるようにしてみました。シャッター部分に接着すると いう方法もありますが、常にレリーズ必須になってしまうため、この部品を固定する方法をとりました。

三脚ねじ穴を利用して"コ"の字型に挟み込む方法です。部品は東急ハンズで揃えました。700円程度で揃えられるはずです。で、完成品がこれです。

全景レリーズを付けると・・・。 レリーズを接続する部品


キズ、滑り止めにゴムを接着し、"コ"の字型にネジで固定するだけです(^^;)。試しに撮影してみると最初の1,2枚はぶれが発生するものの、 連写が出来ます。この分、重量も増えるので電池からACアダプターを利用するようにしました。大体満足する結果にはなりましたが、いくつか 改良点が残ってます。
  1. 固定するのにスパナ等の工具が必要。
  2. 連写機能を使用すると最大1/3秒のシャッタースピードに制限される。
「1」は金属加工のできる環境さえあれば、重量、使い勝手共に改善できるのでしょうが、まぁお手軽にということで(笑)。ネジ止めだけは改善したいですね。 「2」は取扱説明書を読み直すまで気が付きませんでした(^^;)。明るい木星、土星くらいにしか使用しない予定なので問題はないでしょう。

これで好天に恵まれれば3桁コンポジットが可能になりそうです(^^)。

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