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項目名:Spad S.VII / スパッドS7


解説:(機種名)複葉機。第一次世界大戦機。単座戦闘機。

 フランスの主力戦闘機はなんといってもニューポールだった。軽快で小回りが利く格闘型である。これはなにもフランスだけでなく、各国とも格闘型を求めていたようだ。

 そこへ登場したのがこのスパッドS VIIだ。設計者のベシュローはもともとレーサーを設計していた。すでにモノコックの機体を設計した実績がある腕っこきである。戦闘機にももっとスピードを、となったのは当然のなりゆきだったのだろう。

 それを実現できたのはイスパノスイザ水冷V型8気筒エンジンだといわれている。小型で強馬力のこのエンジンを得て、スパッドは一撃離脱型の先駆となった。頑丈でスピードと上昇力に優れ、射撃時の安定がよかった。

 フランスの撃墜王ルネ・フォンク(名人フォンク/75機)とジョルジュ・ギンヌメル(天才ギンヌメル/53機)もこれを使っていた。ギンヌメルが所属していた第12飛行大隊(コウノトリ大隊)第26中隊には日本の滋野清武男爵(バロン・シゲノ)も所属していた。彼は機体のコウノトリマークを丹頂鶴に書き換えて使っていた。

 エンジンには150/180/200馬力のバリエーションがあった模様。イスパノスイザエンジンはSpadシリーズだけでなく、イギリスのS.E.5にも搭載されたほど性能がよかった。ただし、機体の生産に追いつかず、イギリスでは首なしのS.E.5が並んだそうである。

データ:スパッドS7(1916/9フランス)
全幅:7.82m、全高:?m、全長:6.15m、総重量:740kg
イスパノスイザ水冷 150hp×1 最高速度192km/h 7.7mmビッカース機銃×1

参考:「飛行機の100年史」鈴木五郎/PHP文庫


参照項目:


解説図:

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