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HARRIER STRIKE MISSION ll
発売元:Miles Computing
値段:8,000円
評価バージョンは1.2。
●このフライトシミュレーターについて
MacintoshPlus時代のフライトシミュレーターで、現在では売っていない。当然モノクロ画面である。
きちんとノズル方向を切り替えることができ、ヘリのようにホバリングもできる。空母へ着艦することもできる、はずなのだが、このゲーム(ゲームと言った時点でデキはわかりますね)には大きな欠点があった。操作性が極端に悪かったのである。フレームレートは低く、ホバリングと前進・旋回くらいしかできず、僕の腕ではほとんど操縦不能だった。ドッグファイトなどとうていできない。
画面はモノクロながらポリゴンで陰影処理がなされ、計器は必要なものがコンパクトにまとめられ(Plusは9インチ画面である)、ヘッドアップディスプレイまで備えているという本格的なものだっただけに惜しい。
装備はサイドワインダー、TVガイドミサイル、ロケット弾など豊富にあり、装備だけ見ているとその気にさせてくれる。
難易度を設定でき、無敵モードも備えており、このモードでは墜落してもミサイルでやられてもHarrierは破壊されない。
ミッションは6つあって、ミッションにも難易度がある。
フォークランド(easy、ターゲットを一つ破壊するだけでよい)、レイド・オン・リビア(moderate、航空基地と航空機の破壊)、サラウンデッド・アト・シー(hard、すべての海と空の的の破壊)、ダーティ・ダース(very
hard、すべての航空機とのドッグファイト)、スペース・ウォー(impossible、死ぬまで飛ぶ)、フリーフライト(easy、目標無し)。
スペース・ウォーは完全にスターウォーズのりで、トレンチの中をタイファイター相手に死ぬまで戦う。
●動作環境
MAC512K、512Ke、Plus、SE、MAC ll、Lisa、MAC XL対応。この対応機種を見て、PlusとSE、それにMAC
ll以外の機種のことはあまりご存じの方はいないのではなかろうか。
漢字トーク2.0で動作は確認している。漢字トーク7.1、7.5では動作しない。この時代の常で、基本的にはPlusにフロッピーを突っ込み、ゲームフロッピーに入っているシステムで立ちあげるスタイルである。
このスタイルのおかげでスクリーンショットは撮れなかった。ゴメン<(_ _)>
●実機の性能
Harrierはロールスロイス社が開発したペガサスエンジンを積んでおり、これはベクタードスラスト(可変推力方向)という大きな特徴を持つ。エンジンから出た4つのスラストのズルの方向を変えることで、ヘリのようにホバリングしたり、通常のジェット機のように飛行することもできる。もちろんV/STOL(垂直離着陸)機である。
英空軍が1968年に採用し、続いて英海軍も採用した。前者がBAe Harrier、後者がシーハリアーの名で呼ばれている。さらに発展型が米海兵隊に採用されAV8Bの名前で呼ばれている。ベクタードスラストを空戦中に使用すると、通常の航空機ではできないような柔軟な機動を行うことができ、模擬空戦でしばしばF-4、F-14を撃墜したという。
特に有名なのが英海軍で、スキージャンプ方式のカタパルトを持つ空母とハリアーの組み合わせはフォークランド紛争で注目を浴びた。
●歴史背景
フォークランドミッションを除いて特になし。
評価
●グラフィック 2点
機体は自機も敵機もポリゴン処理ではなく、アニメーション処理のようだ。左斜め前方から見た機体とか、角度によって見えるシルエットをあらかじめ用意しており、それを表示させる方式である。地形や建物はポリゴンなので、おまけで2点にします。同時期にすでにMSFSがポリゴンでスムーズに動いていたことを考えるとちょっと甘いかな?
●描画スピード 1点
前述のように最大のガンは描画スピードの遅さにある。チェックマシンがノーマルのPlusであることが原因かもしれないが、描画スピードはこの3倍はないと操縦が非常に難しい。書き換えスピードは1秒に3枚程度ではないだろうか。
●シミュレーション 1点
失速もしないし、これは完全にゲームである。唯一、スラストノズルの角度を切り替えて通常の飛行からホバリングまでできる点を評価して1点。
●総合評価 1点
非常に辛い評価となった。このゲームで気に入っているのはミサイルの発射音と爆発音だけである。
MACのゲームは昔からサンプリングを使って音だけは非常に臨場感があったのである。
●リプレイ機能
なし。
●対戦機能
なし。
この項、penguin-19。