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Fokker Triplane

●発売元
発売は、アメリカの現Bullsey Softだったが、発売中止である。国内版は、マーボーブ(現パスカル)から発売されていたがこれも発売中止である。(最新バージョンは、知っている限り 2.89 (1990年))
●価格
不明。
●このフライトシミュレーターについて
Dogfight City、P51 Mustangの作者Donald A Hill,Jrの1985年の作品であるが、このFokkerのオリジナルは、1984年の128kマック用であるとのことで、古さはいわずもがなである(^_^;
それを、P51 Mustangと同じルーチンを使って書き直したのがこのFokkerである。Mac
Plus,System 6.0.5以上 RAM 2MBのスペックであるから、ほとんどのマックで作動するはずである。
リアルなグラフィックが第一と言われる方には、このシムは向かない。時代的に御判りかと思うが、16色か白黒のみサポートであり、13inchフルスクリーンですらなく、乗機のコクピットは、一昔前のアーケードゲームの様にセンス無くアレンジされている。シーナリーも、機体も実に簡単な表現である。
だが、これらは、全く複葉機シムとしての魅力をスポイルしていないと思う。Yo-Yoや、バレルロール、など多様な機動を使ってSopwith
Camelと格闘できる。敵機は残念ながら水平面でしか機動しないが、ちょこまかと動いてくれるし、当たりずらい機銃のため(当時の機銃戦てこんなものでしょう)撃墜は難しい。衝突判定もあるので(あたりまえか?)熱くなりすぎは要注意である。筆者は必殺を狙って近づきすぎて追突というのが得意である。(筆者の技量が未熟なのです・・・)
楽しい格闘戦にはジョイスティックをお薦めする。ラダーが対応していれば、言うことなし。マウスでは熟練を要すると思う。(ただ飛ぶだけなら簡単だが)
敵機のレベル、頻度などは細かく調整でき、雲、風も調整できる。細かなキーアサイン、マウスの感度調整など、さすがマック専用シムである。いつでもセーブできる。
このシムもP51のように、フィールドを自由に飛んで、トレンチラインの向こう側の敵基地を攻撃にいけるし、敵の観測気球を落として遊んでもよい。一応のミッションの設定はあるのでそれをこなすのもよし。航法機器としてVOR,ADFがあるので迷うことはない。3つある自軍飛行場で補給を受けながら、墜落するまで飛びつづけることができる。添付のファイルを使えば、すぐに敵機の後ろに行けたりするので、時間の無い方でも大丈夫。 橋、凱旋門、エッフェル塔くぐりに人生かけるのも楽しい。
●実機の性能
Fokker Triprane= Fokker Dr.1

1917年製の三葉機で、広い翼面積を活かした旋回性、上昇性で第一次世界対戦で活躍した。鋼管溶接フレームを持つ機体で、軽量かつ強固な機体であった。合計320機生産され、D.VIIと共にドイツ・オーストリア帝国の主力機であった。リヒトフォーヘン卿の愛機で、彼の赤く塗られたDR.1は最も有名な戦闘機の一つである。1918年にSopwith
Camelに撃墜された。
Sopwith Camel

対するSopwith Camelは、1917年製の双葉機で、強力なエンジンを積んだことによるトルク作用などで、少々問題のある機体であり、多くのパイロットを殺した!。
だが、乗りこなした時の性能は素晴しく。Fokker Dr.1より優れた所もあった。ピッカース機銃部のカウルの盛り上がりにより、"Camel"と呼ばれる。
| Fokker Dr.1 | Sopwith Camel | |
| Length | 18ft 11in | 18ft 9in |
| Wingspan | 23ft 7in | 28ft |
| Engin | 110hp Rotary | 130hp Rotary |
| Gun | 2 | 2 |
| Climb rate | 3,280ft/3min | 15,000ft/16min |
| Celling | 20,000ft | 19,000ft |
| Max.Speed | 103mph | 115mph |
Notice:This DATA quoted from Red Baron Manual Book
●シュミレーター世界の歴史背景
第1次世界大戦のフランス/ドイツ 1917.8-
Red Baron(リヒトフォーヘン卿)の僚機として戦う。(Baronは基地の廻りを飛んでいるだけだが(^_^; 手伝ってくれればいいのに)
評価
●グラフィック 2点 (機体に関しては3点)
これは(^_^;。寂しい限りのグラフィック。せめてコクピットがきちんと書かれていれば良かったのに。16色では僚機(Red
Baron)や、敵機にはきちんとマーキングされているのは、嬉しいが。 まあ、のどかな雰囲気である。
なお、モニタを16色モードに設定できないと、ワイヤーフレームの世界になってしまうので要注意。空はドットになり、敵機が発見しずらいし、あまりに寂しい世界になる。
●描画スピード 5点
もう、文句のいいようのないスピード。PCIマックでも作動確認。68030CPU/25Mhzのマックでも最高!であった。(あたりまえですね)
●シミュレーター度 3点(2点かなー(^_^; )
コクピットの実機の再現性がゼロに等しい。フライトモデルは失速以外は恐らく考慮されていないが、速度、高度エネルギーを十分考慮して機動する必要があり、一通りの機動の訓練ができる。ただのゲームでは無い。ラダーを使いこなす必要があると思うが、ラダーの効きがクイックなので、キーボードではきつい。(実機のDr.1もラダーの効きは良かったらしい。)
●総合評価 3点
惜しい。自由に飛べて、そこそこ格闘戦も楽しい。機動の基本を学ぶことができると思う(マニュアルの解説、VPBなどをきちんと学習すれば、だが)。
レッド・バロンというシムと比べれば、なにか寂しい。(Red Baron参照のこと)筆者は怠ったが、このシムできちんと機動の練習をすれば、かなりうまくなれると思う。エネルギーの意味が解るようになり、機体のコントロールの練習にもいい。チャックイエーガーズ エアーコンバットと合わせて初心者にお薦めしたい一本である。グラフィック、シーナリー、フライトモデルの充実した第一次対戦物を期待したい。
●対戦機能
ない。(あったらいいぞ、誰かパッチ作って!!)
●フィルム、リプレイ機能
なし。残念。
●ジョイスティック対応
ThrustMasterとMouseStick IIに標準セットあり。マウスエミュレーションできるものならなんでも可(たぶん)ラダーが使えるとなお可。TM3点推奨します。(あなたもバロン)
●その他
P51ではシミュレートされている、ブラックアウトがない、同、計器板等、リプレイ機能、対戦機能など、P51に比べ手抜きのような感もあるが、まあ、製品版は1985年でP51は1988年なので仕方がない。MSFSが86年登場なので、まあ許そう。
現在、版権はBullseye Softwareであるが、発売中止。幾つかのMACのFlight Sim
HomepageにはFokkerとP51のリンクがまだ残っているのだが。
私がFTPを探した限りでは、Internet上からDEMO版も消えてしまった。悲しい限りである。アップデータ、ユーティリティ等も見つかっていない。
コンパクトマックを持っている人! このFokkerとP51とMSFS4は欠かせませんぜ。
この項、GLITTER。