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マルチコーティング
 レンズの表面に特殊な加工を施すことをコーティングといい、マルチコーティングは複数のコーティングが施されている。コーティングの目的はいろいろある。レンズ表面の反射をおさえて透過率を高める、色調を整えるなどである。
 最近のズームコンパクトはたいていマルチコーティングが施されているが、これは内面反射を少なくしてフレアやゴーストを減らすことが目的。

マルチAF
マルチAFの例 最近のコンパクトカメラでは、中抜け写真を防ぐためにマルチAFを採用しているものがある。画面中央のAFサークルを中心に、その左右にもAFの合焦ポイントのあるものをいう。
 図は3点マルチオートフォーカスの例。画面の真ん中に[○]というマークがある。この範囲にAFが合う。真ん中のフォーカスサークル(○)から人物が外れているが、右の測距エリアに入っているため中抜けにならない。
 3点マルチ測距、5点マルチ測距が主流。中には7点測距なんていうのもある。これら複数のAFスポットの内、最も近距離の物体にピントが合うようになっている。この場合、中抜けは防げるが、逆に自分の合わせたいポイントにピントが合わないことがある。その場合はスポットAFに切り替えればよい(スポットAFをサポートしていない機種もある)。
中抜けスポットAFAFロックAFマルチAF

マクロ機能
 近接撮影機能、クローズアップ機能、クローズアップモードともいう。今のコンパクトカメラでは、おおむね標準搭載となっている。遠距離よりも、近距離でピントが合うようにする方が技術的に難しい。昔のレンズでは最短撮影距離が1mくらいが普通だった。これに対して、今のコンパクトカメラではマクロ機能が付いて最短撮影距離は30〜70cmくらいまでになっている。コンパクトカメラは広角レンズのことが多いので、できれば50cm以内の撮影ができる方が使い勝手がいい。
 なお、クローズアップ(接写)とマクロ(超接写)とミクロ(顕微鏡写真)を撮影倍率で区別する向きもあるが、撮影手法としてはそれぞれ重なるため、明確に区別することはできないのが現状のようだ。

目測式
 ピント合わせの時、被写体までの距離を目で測って距離を合わせる方式を目測測距、目測式などという。被写界深度の深い広角レンズで、ある程度絞ってあればこれで十分ピントは合う。今のコンパクトカメラはAFが標準だが、少し古いカメラだと目測式は当たり前だった。
 ただ、ピント合わせは近距離になればなるほどシビアになるので、あまり近距離の場合は物差しを使って計った方がいい。オリンパスXA4のようにストラップを使って被写体までの距離を測るという手もある。
二重像合致式AFゾーンフォーカス

マウント
 レンズ着脱式のカメラの場合、レンズ取り付け部のことをマウントという。各社とも独自のマウントの規格を持っているため、レンズに互換性がない。この傾向はAFが普及してから特に強くなった。それ以前はライカマウント、コンタックスマウントなど、ある程度互換性のあるマウントがあった。
 一眼レフタイプのAPSやレンジファインダータイプのカメラでは、そのカメラにあったマウントかどうか確認してからレンズを買おう。→「掲示板:マウントについて」「掲示板:ニコンFマウントについて

モルト
 正確にはモルトプレーンという。カメラの裏ブタを開けると、スポンジ状の柔らかいものがあると思う。これがモルト。裏ブタの隙間から光が入るのを防ぐ役目を持っている。
 モルトは劣化が早い、というよりモルトを接着している接着剤がモルトを早く劣化させるらしい。中古カメラを買った場合、古いものだとこのモルトがすっかりべたべたのタール状になっていることもある。
 修理方法はひたすらかき取る、シール剥がし剤などではがすetc。ここできれいにはがしておくこと。モルトはズバリ本物が写真用品店に売っているが、代用品として書道用の下敷きに両面テープを貼ったものを推薦しているサイトがあった。手に入れやすくて良さそうである。貼るときにはピンセットなどがあった方が良い。


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