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42695番目の人です。
[改定日:
03/10/10 23:21]
ここではLOMOの使い勝手について、僕の印象を書きます。
●LOMOのインプレ
1999年8月3日、渋谷の中古屋さんで購入。1万円。写真集はなし。プラスチックのケースに入っていた。例のLOMO君マークがついていなかったので、ペンギンLOMOマークを自作して張り付けた。
さてさて、写真好きの人には興味があるだろうレンズについて、まずは寸評。「トンネル効果」と自慢(?)するだけあって、周辺光量は盛大に低下します。特に明るいところに向けたときに顕著です。トンネル効果が欲しいときには、逆光にしましょう。解像度は低く、シャープさを求めてはいけません(※後にちゃんとピントが合うとかなりシャープだということを発見しました)。歪曲はタル型に歪みますが、一応補正がしてあって、結構見られます。まだコンピュータで設計していなかった頃の安いカメラな感じです。レンズ付きフィルムよりましだけど、最近のコンパクトカメラには及びません。コントラストは高く、これが救いになっています。LOMOgraphを見ていると、ときどき妙にしらっとした画面の奴がありますが、どうもプリントの問題のようです。ポジで1本撮っただけですが、どれもコントラストは高いです。これは僕が好きな感じ。
「どっかで見たことあるなー」と思ってながめていたら、ハタと気がつきました。この画面ってインスタントカメラに非常に近い。ボヤボヤとしてなんとなくしまらないシャープネスと高いコントラスト、これはまちがいなくインスタントカメラのテイストだ! というのが僕の結論です。
ファインダーはブライトフレームなんですが、フレーム上部はほとんど見えません。非常に見にくいファインダーです。視野の周辺にブライトフレームがある感じなので、見えているところがほとんど写るだろうというアバウトな画面構成で撮りました。
困るのは暗い場面で、画面上部にある二つのライト(左はバッテリーチェック、右は1/30以下の手ブレ警告)が明るいため、被写体が上半分見えなくなります。日中は問題になりませんけど。日本のコンパクトカメラは、ファインダーのすぐ脇にこの手のLCDがあります。なぜファインダー内ではなく脇にあるのか、その理由がこれでわかりました。
ピント合わせは目測式ですが、0.8m、1.5m、3m、無限とクリックがあり、不用意にずれません。このあたりは賢いです。なお、クリックのところだけでなく、当然中間の位置でも使えます。3mの次が無限という距離設定からすると、レンズの被写界深度は深いというヨミができますが、このあたりは正直言ってよくわかんないです。通常は3mに合わせて置いて、露出もピントも気にせずに気軽に撮るという使い方がいいでしょう。
フィルムの感度設定は正面右にある小さいダイヤルを回して行います。機構は簡単で、円盤の周囲に設定値に合わせた大きさの穴が空いており、1EVごとに25〜400まで設定できます。なにしろ円盤を回して該当する大きさの穴にするというやり方なので、露出補正は1EV毎ということになります。中間の設定は不可です。
絞りはF2.8〜16まで設定できますが、この場合はシャッタースピードは1/60に固定されるので、フラッシュ専用です。ガイドナンバーを変更できるフラッシュなら活用できるでしょう。ホットシュー付きです(ホットシューには黒いプラスチックのフタがあります)。露出の設定は普段は一番したの「A」に合わせてオートにしておきましょう。
LOMOにぴったりなフラッシュを見つけました。ヒカル小町10iといいます。詳細についてはこちらを見てください。
巻き上げはダイヤル式で作動はスムーズ。巻き戻しも手動で、意外としっかり作ってあって、スムーズに巻き戻せます。
シャッターは重く、感心できません。ローテクがもろにでている感じです。重い上にストロークが長いので手ブレしやすいでしょう。実はシャッターの一番の問題は重いことではないです。恐ろしいことに、スローシャッターになった場合、そのままじっとシャッターを押し続けていないと、指を放した瞬間に適正露出に達していないにも関わらずシャッターが閉じてしまう。まるでバルブであります。1秒なり2秒なりという暗い場面では、これを知っておかないといけないと思うです。右の赤ランプが光ったらじっと押し続けましょう。
能書き通り、おもしろい画面が撮れます。LOMOの最大の特徴と欠点は共にここにあるなと思います。LOMOは考えて撮ってはいけないことになっています。LOMOには写真の方法論がありません(とゆーか、方法論はなくていいという方法論です)。それなりのおもしろい画面が撮れますが、偶然まかせな感じがやはり強いです。
きちんとした方法論の元に画面をコントロールしたいという向きにはとてもすすめられません。しかし、思いもかけない発見があることは否めず、個人的にはかなり気に入りました。もともと僕は「写真は偶然があるからおもしろい」という人ですし。
別の意味で「写真はレンズが決める」というカメラです(^^;